第4166話 インストール

2024年08月21日 08時00分00秒 | 読む(小説・物語)

人が変わる時って

大きく「劇変」じゃなくて

ほんの少しずつ、だよな。

綿矢りさ著「インストール」

 

人が変わる時って 一見

あまり変わっていないように

見えるけれど、内面では

昨日までとは異なる明らかな変化

が訪れてる、よな。

 

人が変わる時って

出会い があるんだよな・・・

出会うべくして、交差する。

その時、そのタイミングで

必要な出会い。

 

インストールとは、

コンピューターに ソフトフェアを

追加し、使用可能にすること。

(なるほど)

 

何が衝撃って 

ランドセルを背負った十二歳 男子が

風俗チャットできること?

(私は このことが、その後、彼らに

どう影響を与えるのか考えてしまう ww)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第4165話 石神さん

2024年08月20日 08時00分00秒 | Weblog

知らなかった・・・

女性の願いを一つ叶えてくれるという

神明(しんめい)神社「石神さん」。

 

朝の参拝へ。

ほんと、歩いてすぐ。

びっくりするほど旅館(前話)の隣り。

 

紙に 願い事を書く。

一つだけ なのに、浮かぶ あれこれ。

雑念だらけで 書き損じてしまう。

が、消しゴム設置の、ありがたさ。

 

参拝を終えた私に 息子が問う。

「赤ちゃん?」

「いや、それは さすがに・・・」

私の返答をわかっていたかのように

息子が 本題へといざなう。

 

「俺のこと?」

それは、いついかなる時も心願してる ww

願っても・・・息子自身が机に向かって

勉強してくれないことには

お礼参りには来れないから・・・

「そうしようかと思ったけれど、

今回は ママ自身の」

「よかった」安堵する息子。

(いや、実際問題、よくないんだけど?)

 

さて、いつ お礼参りに来れるかな?

先の楽しみもできて、チェックアウト。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第4164話 花の小宿 重兵衛

2024年08月19日 08時00分00秒 | 泊まる(ホテル・旅館)

三重県 鳥羽市にある

「花の小宿 重兵衛」

今回は 和モダンデラックス利用。

お部屋の名前が むらさきしきぶ。

(で、時節柄 ちょっと嬉しい)

 

お部屋に入って・・・

初めから 布団が敷いてある!

冷水と熱湯の

ウォーターサーバーがある!!

斬新。(合理的)

すぐ横になれるのが、ありがたい ww

 

お食事処は 半個室。(プライベート空間)

刺身の盛り合わせも 豪華、

ご飯のおかわりも 可能だと言う。

その心づくしも、ありがたい ww

 

重兵衛は 女性の願いを

一つ叶えてくれるという神明神社「石神さん」

の隣り。(私の願いを叶えてくれるの?

主人と息子、我が家の男子には申し訳ないが、

女性である特権、ぜひ行かなければ!)

明朝の参拝へ つづく。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第4163話 天上の葦

2024年08月18日 10時00分00秒 | 読む(小説・物語)

入院中は 動けない。

2泊3日で読み終わらないもので、

記憶に残るものになるだろうから

と選んだ 太田 愛著「天上の葦」

 

東京・渋谷のスクランブル交差点で

老人が 何もない空を指して絶命する。

老人は 何を伝えようとしていたのか。

 

国は新聞、雑誌、官報、すべてを

動員して国民を騙している・・・

国(政治)と報道。

戦争と平和。

今、私が感じている自由に

心から感謝して

二度と繰り返してはならない過去を

心に刻む。

 

覚えておいてください。

闘えるのは、火が小さなうちだけ!

 

修司さん、相馬さん、なんといっても、

鑓水(やりみず)さん!!

8月、入院中に読んだ本は

忘れられない作品となった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第4162話 退院、する

2024年08月17日 10時00分00秒 | Weblog

作らなくても

時間になると出てくる

ご飯の魅力(院内食)に

後ろ髪ひかれながら

退院、する。

 

2泊3日の入院だ

と軽く考えていたが、

意外と辛い 予後。

 

デスクワークだからと

退院翌日から出勤したのだが・・・

メールの返信 って

こんな体力のいる作業だった?

頭痛で 座っていられない。

自分の声も 相手の声も

遠くに聞こえて半日勤務を申し出、

ならし出勤に変更。

 

暑い。

出勤するだけで奪われる体力。

麻酔を二度打ったからか

不調は 退院後1週間続き、

お盆休みに倒れ込むスケジュールで

よかった。(仕事と治療の両立は

職場と周りの支援なくしては!)

 

誤算だったのは、術後、

湯舟につかる、温泉NG期間。

シャワーのみが辛い。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第4161話 手術、する

2024年08月16日 10時00分00秒 | Weblog

ピ・・・ピ・・・ピ・・・

規則正しい電子音に緊張が増す

手術室。

 

予想外だったのは、

麻酔の効きが悪かったこと。

(もう一回?)

二回目の麻酔。

麻酔が効かないと痛い(恐怖)

に焦り始める。

 

手術室内に人、多くない? とか、

ドラマで観るのと一緒だぁ とか。

かと思えば、社訓掲示のように

術前の心得 が張られているのも ww

色々 気になって仕方がない。

 

あ、麻酔が効いてきた・・・

麻酔、万歳。

 

術後、ベット輸送で病室に戻るのだが、

ちょっとスピード、早くない? とか。

絶賛 絶食、寝たきり中。

点滴のみならず、排尿用の

カテーテルが挿入されるのだが、

自分では 尿意もないのに

どうして(いつの間に)?! とか。

声に出せない邪念との闘い。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第4160話 つれあい

2024年08月15日 10時00分00秒 | Weblog

手術は 同居の家族 のみならず、

生計を別にする保証人 も必要。

(確実な手術費回収のため?)

保証人がいない場合に備え、

代行業者のチラシが同封されており、

この欄を埋めるために 費用が発生。

自分ひとりの署名で 手術できない。

 

手術は ひとりで受けるもの。

当日、主人には携帯を気にしてもらって

おこう と軽く考えていたが、

予想に反し、休暇を取るという。

「手術を 甘く見てる?」

そうだね・・・退院した足で

職場に行こう と思ってた ww

術後の状況が確かではない。

退院する日まで 休むよう賜る。

 

起き上がることのできない術後。

手術(時間中、不在)のため

片づけておいたモノたちを

手の届く範囲に置いてもらうにも

人の手がいる。

 

ひとりでは 進まぬことや

できないことの多さに・・・

パパへ

仕事を休んで 来てくれて

ありがとう。

お誕生日、おめでとう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第4159話 お墓参り

2024年08月14日 10時00分00秒 | Weblog

「墓参りって

1回、2セットになるのね・・・」

折々に訪ね、

故人と会話するのはいいのだが、

飾った生花が枯れた頃、

回収にもう1回。

自宅とお墓が近くないと難しい問題。

 

あ、枯れているなと思ったら

この 後日プラス1回を

管理業者が行ってくださったら ww

 

我が家のお墓は 昔ながらの

お墓(和型)タイプではなく、

といって完全な洋型でもなく、

和洋折衷?型。

花立ては 左右にふたつ ではなく、

仏花も 洋花も似合うよう ひとつ。

(といっても、主人は仏花にこだわり、

洋花は まだ一度も飾ったことはない

けれど、お花が好きだったお義母さんに

喜んでいただけているだろうか?)

 

石の総面積ではなく、材質と

手入れの楽さ にこだわった

我が家の墓(の形)。

完成まで 色々(第3731話・第3786話)

あっただけに いつ参っても、

いいお墓だな。(自画自賛)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第4158話 八月の御所グラウンド

2024年08月13日 10時00分00秒 | 読む(小説・物語)

なあ、俺たち、ちゃんと生きてるか?

万城目 学著「八月の御所グラウンド」

(他作品)映画化で出会っていたが、

活字としては 初・万城目。

 

軽快にサクサク、明るく読み進んだ

先にある衝撃の事実。

(以降、ネタバレ?)

これ って、あなたの知らない世界?

 

登場人物たちは、みんな いい人。

だから、怖がっちゃいけないんだけれど、

実体があって 抱き合えるのも、

キャッチボールできるのも

ゾクゾクしゃって。(寒気が)

 

それ(華麗なる共演)だけではなく、

史実に、

時代の波に飲み込まれた不本意に

わき上がってくるものもあって。

読後、熱いのか寒いのか

寒暖の差激しい心理状態に陥る。

 

所収の「十二月の都大路上下る(カケル)」

なぜか、私は(コトが起こる前)早い段階

で落涙。(駅伝ものに弱い ww)

こちらの作品が 先にあるので

御所Gにある程度の予測がついてしまう

のだが、それを上回る 平和への願い。

 

フィクションで 平和を訴えることの

できる作家っていいな と心から思う。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第4157話 夏目友人帳

2024年08月12日 10時00分00秒 | 読む(漫画)

長期連載中の作品。

人気の秘密を探るべく

漫画「夏目友人帳」。

 

持つ者に名を呼ばれれば、

けして逆らうことのできない

妖怪たちを統(す)べる契約書

「友人帳」を祖母・レイコから

遺品として受け継いだ夏目貴志と

妖(あやかし)たちとの日々。

 

身寄りなくタライ回しの過去と、

見えないものが 見える 孤独。

さみしさ  とか、やさしさ  とか。

心にしんしんと降り積もっていく

ような 淡く あたたかい(話)。

 

この作品は 一気に読むというより

少しずつがいいような気がして・・・

この続きは「それでも信じたい」時に!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする