しばらく北海道からはなれます。4輪の話をします。
4輪のシフトアップは2輪とは違うという人がほとんどです。実は同じなのです。
7000回転で2ミリ、スロットルを戻す、ノークラでOKだよ。
そうです、2輪の醍醐味ですよね。4輪はトルク変動が大きいので、さすがにノークラは
無理だが、全く同じにシフトアップが出来ます。
でもほとんどの人が出来ないのが事実です。それはまず、クラッチです。
クラッチペダルの奥のアソビに気づいていないのです。つまりペダルをイッパイに踏んで、
つないで行くとタコメーターの針がふれる所、そこがクラッチが完全に切れたポイントです。
それ以上は踏む必要がないわけです。ここにストッパーを置きます。
次はスロットルです。これはかなり遊びがあります、これをゼロにするわけです。
つまり無駄にクラッチぺダルとスロットルを、ふんでいるわけです。
バイクのシフトアップをイメージしてみましょう。
クラッチを切りながらギアを入れながらスロットルを開けます。
もう一度、クラッチをつなぎながらギアを入れながら、スロットルをあけます。
ここではスロットルの5ミリの遊びは、往復で1センチになります。
これがタイミングをずらせます。次にスロットルペダルの遊びをゼロにします。
実はこれが一番難しいのです。ゼロにするとアイドリングが上がってしまいます。
構造的にそうなってしまいます。車両によって異なりますので、必死に工夫してください。
では試してみましょう。1速でフルスロットルです。クラッチペダルを蹴飛ばします。
そうです0、1秒の世界です、ギアも同時に抜いて2速に入れます。
クラッチペダルはストッパーにぶつかってゼロ秒でツナガリます。
これに遅れないようにスロットルを蹴飛ばします。なれるまでは、このスロットルが遅れ
てしまい、がっくんとなってしまいます。
ウーン、グックンとなったらスロットルが遅れています。ウーン、ウーウンとなったらクラッ
チが遅れて滑っています。
ブーン、ブーン、ブーンと、バイクと同じになったら、あなたは一流です。たぶんイニシャル
Dの86より、いい音をかなでているはずです。