CB250エクスポート

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CB250エクスポート 「派遣会社」制度の問題を推測する

2014-11-08 20:09:20 | 推測学原論

推測学は私が勝手に名づけた学名です。世の中には存在しません。
大した資料もなしに、生意気に結論を出してしまいます。
間違えても、平気な面をしている度胸が必要です。
が、明らかに間違えてしまったときは、瞬時に訂正し、議論はしま
せん。

小泉さんが始めたこの制度は、日本人が世界の状況を知らない時に
外国では普通に行われている制度だから、安心だから、として開始
されました。
一番心配されたことは、神聖なものとして、守られなければならな
い「労働力」を、「商品」として扱われはしないか、と言うことで
した。

扱われてしまいました。派遣会社が乱立し、価格競争が行われてい
ます。
なぜ価格競争ができるのかと言うと、派遣会社に対しての「リスク」
を課せなかったからです。

課せなければならない「リスク」とは?、外国の派遣会社に課せられ
たリスクとは?。
簡単なことなのです。
それは「派遣会社自身が労働者を正社員として雇う」ことなのです。
そして「自社の社員」を派遣するわけです。

こんなに簡単なことを黙っていたのです。
ですから派遣先との契約が終了する前に、次の派遣先を必死に探さな
ければなりません。
次の派遣先が見つかるまでの間は、たとえば6掛けの給料を保証しなけ
ればならないのです。これが「派遣会社のリスク」です。
能力の無い者が、安易に会社を興すことは出来ないのです。

勿論、労働者側にだってリスクはあります。
スペシャリスト的能力や、オールマイティーな能力を必死になって習得
しなければ不利になります。
派遣会社は、「労働の価格」ではなく、「派遣社員の能力」で競争する
からです。

日本にも過去に、これに似た制度がありました。
「テハイシ」と言われていました。彼らは、けっして価格競争はしませ
んでした。そればかりか大学新卒の1日換算の日当よりも、ずっと高給
を支払っていました。
かと言って無競争なわけではありません。彼ら独特の方法で競争をして
いました。
派遣労働者が重大なミスを犯した場合は、当日中に現金にて弁償されま
す。
けっしてノーリスクではありませんでした。

 

 

コメント
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