160kmの試乗に行ってきました。
やっぱり前期方は旅バイクには適さないね、
片側20リットルの大型サイドバッグを取り付けると、さらに左右に
5㎝づつ広くなり、全幅は70㎝になってしまう。
ちょうどハンドルと同じ幅になる。いわゆる「箱車」のようになっ
てしまう。… 意外といいかも?ね。(笑)
燃料コックにはリザーブが無い。そこでメーターの目安の説明をし
ます。
写真は、帰りに満タンにして67㎞走行したときの針の位置です。
そして朝スタートしたときの針の位置は、針の左側にある線の1㎜
右側にありました。
そこから85㎞走って、殆ど空の状態で満タンに給油して3.4ℓ入り
ました。もう100から200㏄は入ったかも。
タンクの容量は3.7ℓとありますから、本当に空の状態で給油したわ
けです。
この説明ではメーターの真ん中が、どの辺かは判断できませんね。
もう一度説明すると、針がメーターの右から2番目の線の1mm右
辺りにあれば、85㎞は走れることになります。
そして67㎞走ると写真の位置になるということです。
次にレッドゾーンの説明をします。レッドゾーンまで、あと1mm
のときに先ほどのスタンドを通過したんです。目的地が10㎞先な
ので、帰りにここで給油すればOKと軽く見ていました。ところが、
なんと10km先の目的地でメーターの針は完全に左端まで来てし
まったんです。
予備を1ℓ持っているので、こんなことが出来ましたが、真似をしな
いでください。
結論。メーターの針が赤に差し掛かったら、10km以内に給油し
ましょう。
さて、やっと試乗です。すみません。
ミッションは踏込で4速。とてもスムーズです。
シフトアップもダウンも、あたかもCBをクラッチを使わずに乗って
いるかのようです。
トップギアで完全に停止した場合だけ、前に踏み込むとニュートラル
になる仕組みです。
が、それほど便利でもありません。信号が直前で赤になってしまった
ときのように、長く停止する時だけに有効な気がします。
と言うのは、普通リヤブレーキを踏んだままで、左足を着いて停止し
ますよね。それから今度は右足を地面に着いて、左足でシフトペダル
を前に踏んでニュートラルにします。
CBと同じように回転を合わせれば、スムーズにシフトダウンできま
すから、ゆっくりしシフトダウンをしながら停止した方が楽な気がし
ます。例えば一時停止のようなときは、1速で止まった方が楽ですよ
ね。
走行性能ですがたいしたものです。70㎞でのクルージングはCBや
ハスラーよりも滑らかです。グリップの振動は微細で、気になりませ
ん。耐久性を気にしなければ、80㎞でもCBより楽な気がします。
多分手のひらはシンバルにはならないと思います。
パワーですが、殆どの坂は3速で登れます。
下道を500㎞走るのでしたら、CBに勝てますね。
20年の差に驚きました。浦島太郎ですよ。まったく。
でも、ワクワク度は殆どありませんけどね。だから疲れないんですね。