こげの耳に★ねんぶつ★

たわいない日々の思うことと愛犬こげと花が咲いていたら花の写真など

取り壊し

2009-12-16 05:52:01 | いろいろ
写真もないのだけど、きのう朝からチェーンソーの音が響いてきました。家より

奥のほうから・・出てみると、もう10年近く無人だった家のあたりで作業する人

ガ見えます。大きなトラックにブルドーザーの小さなやつ。どうやらその家の庭樹

を伐採か・・・。散歩に行く途中近くに行くとその人達、建物自体取り壊しにかか

ったようで、昔はこのあたりの唯一の商店、電球1個からハガキ、切手、野菜の種

に子供の釣り糸セット、パンからたくあん、ちくわにお菓子、たばこ、アイスクリ

ーム、公衆電話もあったし入口からびっしり商品が積み重ねられていたのを覚えて

いる。一昨日までは店先も雨戸で閉められていたけどきのうはそれが、開け放たれ

懐かしい店の中を久しぶりに見た。このままだとテレビの『ビフォー・アフター』

のようだけど、リフォームではなく更地になりそうな感じだ。作業の人は家の中に

残っていたタンスやガラス戸を運び出してトラックに積み込んでいた。このお店の

おじさんは背の低い子ネズミのような感じのおじさん、おばさんは昔の天地真理に

似たおばさんだった。二人とも亡くなって娘さんが最初はお店をやっていたけど

病気でお店を閉め亡くなってしまった。兄弟がここを売ったとか、そんなことも

耳に入ったけど、こうして取り壊されるようになってすごく、懐かしさがこみあげ

てくる。人が住まなくなった家は痛みが早く、ここもいつのまにか野良猫天国みた

いになっていて、こげの散歩には困ったけどいつのまにか野良猫もいなくなった。

私はお店の中しか知らないけど、垣間見たおじさんとおばさんが生活していたであ

ろう座敷に、ガラス戸を外され最後の風が入っているのをみて少しさみしかった。
コメント
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