こげの耳に★ねんぶつ★

たわいない日々の思うことと愛犬こげと花が咲いていたら花の写真など

教えてもらう

2013-10-18 05:30:00 | 我が家
きのう、おばあちゃんが編み物を教えてもらいに妹の住む三尾川に連れて行ってというので一緒に

行ってきました。昨日の朝は一気に気温がさがった日で、さぞかし奥地の三尾川も寒いだろうと

思ったけど、着くころには日差しもまばゆく「ぬくいな」より「暑いな」という感じでした。

おじいちゃんを家に残すので、お昼までには帰って来なくてはなりません。

おばあちゃんの妹(私のおばさん)は、編み物が上手で人に教えたり、頼まれて編んだりできるほ

どの腕前です。うちのおばあちゃんも一通り編めるけどもう編み物の本を見ても、編み方がわから

なくなってきたようです。それでもだいたいできあがりかけているけど どうも納得できない箇所

があるため 教えてもらうのです。私も、この母親に編み方を習って若い頃はせっせと編みました

マフラーにべストにセーター。裁縫より編み物のほうが好きですが、どうもその日によって編む

力が違うので、袖の大きさが違って編み直すことも何度もありました。自分で編んだものを

自分の子供に着せたことはありません。昔と違い、手編みのセーターなど着た子供は誰もいません

でした。私が子供の頃は みんな毛糸のセーター、チョッキ、毛糸のパンツ・・・着てたのに。

簡単に洗濯、保存、繕いができる服のほうが多く出回るようになって、編み物をする母親の姿と

いうシーンのドラマもありません。


             左、おばさん 右がおばあちゃん

妹だけど、この場面では先生ですが、二人の会話を聞いているとどうしても長姉と次妹という形か

ら抜けきれていません。おまけに生徒であるおばあちゃんは性格がきっちりするほうなので、

編んでいる途中のゴマカシなど、認めません。先生が「本どおりに編まなくても、こうして別の

やりかたもあるんやで」とプロの隠し技を教えても、「いや、でも・・」と文句をいいたそう。

二人は編み物に集中しながらも、漫才のような会話をし続け横で聞いている私は持っていった数独

も解けません。かといって、会話に入ると手が止まってしまうので時々外の風景を見ていました。

   
              玄関上がり口から見た庭の柿の木

我が家の柿の木は、もう実を落して終えたけどおばさんちの柿の木は(富有柿)、一人で食べられ

ないほど、たわわに実がついています。山鳥とかこないのかついばみかけたものもなく青から

濃い柿色まであってきれいです。

   
             針で突くとぴゅ~と汁が出そうです

裏の庭に行くとヒオウギの種が、黒くピカピカ光っています。
   

おばあちゃんがおばさんにあげたシュウメイギクの花が家で咲くよりきれいに咲いていました。
   

外から見た柿の木
   

近くの光泉寺の大イチョウはと、見てみるとまだまだ葉っぱは青い。
   

最近、他府県ナンバーで大挙してお寺に来るらしく道を尋ねられることもしばしばらしく、

この間も「イチョウの木は?」と聞かれて「そこに見えている」と言っても黄色く色づいてないの

で「わからん」って。気温が下がって黄色くなることを知らないのか?イチョウは年がら年中、

黄色くなっていると、そんな知識らしい・・・。理科離れもこうなると辛いものです・・・。


コーヒーを出してもらってひと息ついたとき、おばあちゃんが脱いだ上着を見て、ぎょーてん!

「マチ針ついてる」「どこに?」「脱いだ上着のすそに」「え?あ、ほんまや・・・。思い出した

わ」という私達の会話におばさんが「なんとまぁ、マチ針つけたまま車に乗ってきたってか。お尻

に突き刺さらんくらい硬いお尻ということやね」「失礼な!」とそこで少しマジになるおばあちゃ

んです。「この上着、仕舞っておいた箱から出したらネズミにかじられていたから、その箇所を

切ってすそを短くするつもりで印のマチ針を打って、それから忘れていたんや」「ドサッと座った

ら突き刺したね」全くそんな危ないことにならずにすんだからよかったけど。おばさんまで

「この座布団も古毛糸で編み直したんやけど。この色はお父ちゃんのセーターほどいた糸、この色

はT子の小さい時の、これはS子のほどいた糸で。どこかに突っこんでおいて出してきたら、ネズミ

か虫に切られていたんや」とこちらも数ヶ所毛糸が食われていた。

   

   

おばさんの編んだ小さいモチーフはちゃんと同じ大きさで綴じています。私にはこの同じ大きさに

編み揃えるのが苦手なことです。なのでパッチワーク状の編み物は人の数倍時間がかかります。

久しぶりに毛糸を触ると、「編み物をしたいな」と一瞬思ったけど、もう自分にはその根気もない

ような気がします。なんとか おばあちゃんが解からなかったところも先生のおかげでクリアした

ところでもう11時半を過ぎていたので、帰ることに。外に出たら 秋晴れの青空です。



三人で見上げていたらおばあちゃんが「あ、変わった雲や。見たことない雲や。これは地震が起き

るまえぶれかもしれん」と怖がります。おばさんも「見たことない雲やの。」というので、私は

「地震が起きるかわからんけど起きた時の証拠に写しておくわ」とパチリ。おばあちゃんは、よく

雲の形がへんや、地震雲かもしれんと言うことが多くなりました。変な番組の見過ぎだと思うし

そんなこと言うおばあちゃんがすごくぶりっこぶりぶりしているように私には思えるのです。

そうではなく、歳をとるというのはそんなことに敏感になるのか 逆に小さい子供のような恐怖感

が先走るということなのかと思います。が、帰宅後こげの散歩をしていて見上げた空に、雲に虹が

かかったようなもの≪彩雲≫をみつけました。カメラを持っていなくて写せなかったけど悪い

事が起こるのか?と不安になったけど、どうやら昔から吉兆のしるしとか言われているそうで、

なにかいいことでも起こるのか?ならば くじ運をもたらしてくだされ!!運気を年末まで伸ばし

てくだされ~!と願ったのでありました。





   
コメント
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