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先週のこと、四月になったその日、私は朝から歯医者さんに行く予定があり そのあとはおばあちゃんに頼まれた買い物、
JAで亡くなったおじいちゃんの農業者年金の手続きをしに行かなくちゃならないし、そのあとは
化粧品屋さんに寄って時間があればおていれをしてもらおうとタイムスケジュールを組み、出かけたのでした。
歯医者さんは無事に差し歯を入れてもらい、次回の予約をとり、串本駅前のドラッグストアで諸々の買い物を・・と
車を進めたところ一台の車を停めるスペースがありません。それどころか一瞬のすきを狙って停めようとする車が
通路に停まっています。「なんで?あぁそうかきょうはついたち。お店の特売日だわ~」これじゃ じかんがもったいないわ・・
と私は次にどこに行こうかとメモした紙をみると「JA」と書いています。JAに行ってこよう・・・手続きの説明も家に回って
くるOさんから聞いたけど、貰った書類はミスしたらいけないようなので窓口で確認してもらいながら記入しよう、それから
それを役場に持って行けばいいんだな・・と、いまだにおじいちゃん関連の手続きが終わらずにいたところに、義父が
急逝してそっちに行っているときに役場から連絡があり、それはおばあちゃんが聞いたので直接私が電話を取っていないから
次にJAのOさんが家に来たときに聞こう・・と楽観していたら、Oさんが持ち場が替わって我が家のほうから串本地区になった
と言われてしまい「ひぇ~」となったのです。なかなか性格のいい子で、子と書いては失礼だけどうちの長男君と同い年、
彼は田辺市に近い山奥に近いところが出身で、妹さんは次男君と同い年、めっちゃ親近感がわいて、おまけにこげも
よくなついていたのだ。おじいちゃんが亡くなった時のJA関係は書類の説明など、本当にわかりやすく、ずっと
集金に回ってきてほしいと思っていたのだ。おじいちゃんが倒れたときの担当のかたも親切でいたけどすぐそのあと
串本地区の担当になってしまった。なかなか こげの見てくれが見てくれなので、犬が苦手な集金担当のかたが来たら
こげをわかってもらうのに 最低半年はかかってしまいます。Oさんは最初から「お~、犬や~。僕、犬は大丈夫ですよ」
と言ってくれていたのに・・。窓口に行って説明をしたら職員さんが担当のかたを呼んでくれました。が、「え?Aコープ
にいる人やん」と思ったのです。聞けば 四月一日からこちらのほうに回ってこういう書類は初めてなんで また調べてから
お家のほうに連絡します」ということになり、書類を預け 少しはドラッグストアも空いただろうと戻るとさっきより
待機の車が増えています。それで、頼まれた食パンを買いにAコープへ行ったら売り切れています。仕方ない、作っている
パン屋さんに行こうか・・・でも、おじいちゃんが元気な時に行っていたお店なので、立ち寄るたびに「おとうさん、どうです?」
と気にかけてくれるのがありがたい反面、元気になろうにもおじいちゃんの容体は快復するものではなく 次第次第に衰え、枯れて
いく自然のなりゆきなものだから 私としては言葉に困るようになっていた。でもお店の奥さんは「自分もそうだったから 親を
看るあなたとおかあさんが心配なのよ」と気づかってくれるので、それがまた重くのしかかっていたのも事実で。「いえ、私たちは
もう限界を迎えて おじいちゃんを施設に入れたんです」と「自分たちは何もしていない、施設の職員さんたちにあの問題児みたいな
おじいちゃんの世話をしてもらっているんです」と、行くたびに自己嫌悪に陥っていた。だからできるだけ 同じ食パンを買うのでも
Aコープに出したものをずっと買って、申し訳ないけどお店には行かないようにしていた。でもおじいちゃんが亡くなって、町の
広報紙に亡くなった人名簿に記載されたから、知っているだろうと行ったらレジに奥さんがいて「おとうさん、どうです?」と
久々に尋ねてきた。「はい、ありがとうございます。一月のお正月に亡くなりました」と言ったら「えッ!」と店内に響く声と、
中から出てきていたのか陳列しかけていたオバサンまで「いやぁ~、うそぅ~」と言っています。おぃおぃ うちのじいさんは
このパン屋さんで一体どんな愛想をふりまいていたのか??「いいおとうさんでしたよ」と奥さんはいつも言うんだけども
「爺さん、家と外では えらいソトヅラ作ってたんやな」と思うことの多いこと(笑)生前のお礼を言って「おかあさんを
大事にね」とまた言われて、ため息を吐きながら私は車に乗り込んだ。このまま ドラッグストアに行くよりも 化粧品屋さんで
お手入れしてもらって時間をつぶそうと行ったら、看板ワンコにエライ喜ばれて、オーナーさんに先日観た玉木宏の番組のことを
話して 11時を回ったころお店を出た。「お腹がすいたな~」と私は家路についたのだ。走りながら「なんか未消化な感じだわ」
と、途中で「あ!ドラッグストアで買い物忘れた!!」おばあちゃんが買ってきてほしいと言っていた缶コーヒーに、味の素に
ハイミー、今なら戻ったら駐車もできるだろう・・と戻ったのです。今度は車を停めることができ買い物をし始めたのですが、
この日は朝から雨風が強くて少しでも早く帰ろうと思いつつも、「この間このお店で買ったシルベーヌのバナナ味のお菓子、
あれ美味しかったな」と探していたところ突然、≪ビョロンビョロン・・・≫と音が鳴りはじめたのです。「誰かの携帯呼び出し音、
やかましいな。この私の前に立っているおっさんの携帯やろ。はっきり鳴ってるやん。嫁さんも鳴ってると言ってるやん・・え?
私の携帯も鳴ってるわ」とそのおっさんと同時に 携帯を見るも何やら文字が出てるけど字が小さい、おっさんも読んでみたものの
意味不明な顔をしている。私は「あぁ 大雨警報が三重県に出たから注意ってくらいか?でもあの音は緊急エリアメールの音かも
しれん。」もういっかい、目をしかめながら画面を見たら「三重県南東沖を震源とする震度4の地震」とあります。地震や、
それも紀伊半島のついそこ、南海トラフや!え!でも揺った?店内は音楽が鳴っているし、客が慌てた様子もないし、お店からの
説明もないやん、それぞれスマホや携帯を見ていても誰も「地震や!津波が来る!」とか言いません。買い物中であります。
ま、何か外で役場からの放送が聞こえてはいるけど中にいれば聞こえない。清算を済ませて外に出たら その聞こうとした放送が
「・・気をつけてください」で終わってしまった、でも駐車場の車が少し減ったのか?サイレンも聞こえてこないし この
緊迫感の無さはどうなん?まぁ、とにかく本当なら・・・あ!きょうはエイプリルフールやん!でもこんな危険なウソは流さない
でしょ・・って、でも お正月にも和歌山県内一斉に大津波警報のガセメール、あとで設定ミスだったとか、それが幾度も
携帯に入って来て「え~、いまおじいちゃん 危篤状態やけど」ってどうすんじゃいということがあったので、
またまた~和歌山県、またやったのか!!とハンドル握りながら思ったのでした。が、なぜか 対向してくる車がスピードを
上げている感じだし、前を走る車もどの車も心持ちスピード出してるな・・で、つられて私も普段より速くなっている。
上浦のバス停まで来たときに「あ、なにしてんの?」そこには路肩に停めて 沖を見る知っているおじさんの車。
「おぉ~ここで 津波の前の潮が引くのを見てるつもりなのか?めっちゃ危ないやん・・」串本町の国道はその98%は
海岸の横を走っている。高台や高層ビルもなく大津波が来ると逃げ場がほとんどない。その時、メールが本当ならば
一刻も海から離れなければ・・・、東日本大震災のときの津波の映像がよぎってくる。帰らなくちゃ、途中で海に変動があれば
国道を山側に、古座川向いて入って逃げよう・・とか、おばあちゃんとこげ 避難してるのかな・・・と。窓を開けて
その後の役場からの放送を聞こうにも 車の音と雨で聞こえない。カーラジオや!え?ラジオなんか聞かないから どこの
ボタン?アンテナ出してないから電波を拾えんやん・・・あれこれ頭に思いながら家にたどり着いたときには あ~よかった。
そのまま母屋に直行して「いったいどれだけ、揺ったのよ?」とおばあちゃんに言ったら おばあちゃんは炬燵で横になって
いて「ず、どん!みたいな。揺れてはないけど、テレビで古座川町で震度4って出てる」串本町も震度3らしい。
「どこにいた?」「エバグリーンで。全然揺れたのは知らないし 他人の携帯が喧しいと思っていたら自分のも鳴っていて」
「わたしはお昼ご飯を食べようと お箸にすくって口に入れる瞬間に防災ラジオと町内放送が重なってしゃべりはじめ、テレビを
つけたら震度4っていうし」と言う、おばあちゃんは一人でさぞ怖かったんじゃないかな。でも揺れを感じなかったから 次に
揺ってくるんじゃ・・と気が気ではなかったらしい。どうやら町内の人は揺れを感じた人が少なかったみたいだけど、おとうさんは
揺れたのを感じ 焦ったらしい。古座川町に住む叔父さんも 「ずずっという感じ」だったというからまぁ 大事に至らずでよかった
んだけど、やはり 危機感は町民に根付いてないのか、避難する人を見かけなかったんだから 自分が揺れを感じないと避難もしない
という結果なんだろう。大阪のほうでは 一斉に車を左に停めていたらしい。その後「安心してください!」という町内放送が
あったのか、聞いた覚えがない。一方的に不安をあおっておいて 大丈夫になったからといっても訂正の放送はしないみたいだね。
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日曜日、僕はフルマラソンに出場。惨敗。その後帰宅。弟が運転する車で従兄弟のお通夜。
月曜日。仕事を休んで告別式。三日七日。
火曜日。仕事に戻る。浦島太郎状態・・・。
>妹さんは次男君と同い年、めっちゃ親近感がわいて
二人を結婚させるのは如何でしょうか?
最近、「あぁなんで私だけ・・」と落ち込むことが多くて、気がつくと喉の奥にこみ上げるものと涙が溜まっているときがある。更年期の一種か?とわざと笑う自分が「なんかやってらんねぇ~
きょうの雨は 甘雨(慈雨)のようです、いまは静かに静かに降っています。
僕も落ち込んでいます。だから、最近コメントを書く精神的な余裕がありませんでした。
>69歳はこれから自由時間と家族と過ごせる時間を持てるころなのに、早すぎませんか?
うちの父方の親戚は「男が早死にが多い」と言われています。まあ、僕も同じでしょう・・・。
新しい朝ドラ、西島秀俊目当てでしたが、今までの眼光鋭い役ではないので、なんか物足らないままお亡くなりに・・・。それにしても向井理のわざとらしい役柄は好きにはなれない。幼少期のよしこは近所の今年高1になった女の子の小さいころにそっくりで観ているのが楽しく、小学生のよしこの目チカラにドキドキします。
そうありたいです。
>従兄弟さん場合は、まだまだこれから、残念です。
斎場。焼き終わるまでの間。従兄弟の妹の旦那Y。僕とは血が繋がっていない。
Yが笑顔で言う。「あんたの家系は男がみんな早死にだねえ。」僕が思わず言う。「ちょっと!やめて下さいよ!」縁起でもない!
告別式があったホールの別の部屋。その日の夕方に三日七日。会食。
Yが僕の左側に座る。Yは僕に話しかける時に、いちいち僕の弁当に顔を近づけて唾を飛ばしながら喋る。汚い
現職時代は地方銀行の支店長だったY。こんな無神経な人がよく勤まったものだと思う。
>西島秀俊目当てでした
北野武監督「Dolls」の演技が秀逸です。
>向井理のわざとらしい役柄
亡くなった兄の家に上がりこんで飯を食う。
>小学生のよしこの目チカラにドキドキします。
眼で演技をする子です。素晴らしい
熊本の大地震、やはり怖いですね。夜が明けてからの映像は 阪神大震災を思い出す光景でこれ以上被害がないことを願います。