こげの耳に★ねんぶつ★

たわいない日々の思うことと愛犬こげと花が咲いていたら花の写真など

台風が

2011-09-05 05:30:30 | 和歌山県
日曜日、お昼1時半朝刊が届きました。国道もストップの所があったのでしょう、でもこ

こまで遅れるということはなかったと思います。今回の台風は本当に紀伊半島の和歌山県

と奈良県、三重県に甚大な被害をもたらしました。降り続く雨に暴風、車で買い物にでる

にも怖いと思うくらいで結局金曜・土曜と家にこもっていました。

串本町でも台風接近と同時に公民館や避難場所に避難をする人が出はじめたころ、くしも

と大橋が通行止め、JRも運休というニュースに家の前の川が溢れたらどうしよう、避難す

るにしても津波の時の避難場所と同じ、小高い平見しかありません。雨をしのげる建物も

ないし雨の時はつらいね・・と思いました。夜になって近隣が見えなくて、風の音がすご

くてお風呂に入りながら「この時、山が崩れたら恥ずかしな」と思いながら早々と出た

り。

夜中の二時に♪♪♪と携帯が鳴ったので、目をこすりながら読むと和歌山県からの緊急エ

リアメールです。古座川が氾濫したので一雨(いちぶり)から宇津木の住民は情報をみて

行動するように。そうなんや・・古座川流域に避難指示が出ているという内容は夜が明け

てから読んだのですが。それからは目がさえ眠れなくなり、窓から川が溢れてないかと目

をこらしてみるけど、暴風雨のなかの街灯しか見えずチラリと目を移した時に母屋の前の

たんぼにこげのかげが。「なんで門の外に濡れながらいるの?」と一瞬思ったのだけど、

そんなことがあるはずはない。雨が風で流れて行く中にたんぼに黒く動く姿が見える・・

あれはイノシシだ!お隣のたんぼをうちの右隣のおじいさんが借りてサトイモを植えたん

だけど思いのほか水気の多いたんぼでサトイモが思うように作れず、ほったらかしにして

とうとうイノシシが来てしまった。夜が明けてどれだけ荒らされているか見なくちゃと台

風とイノシシが押し寄せてきたような夜中に、一人ドキドキ。お隣の休耕田は毎晩毎晩イ

ノシシがきて草丈一メートルの雑草が きれいに掘り返され、整えば畑になりそうに耕し

ていた。そのイノシシが、こげがいるから近寄らないと思っていた母屋の前のたんぼに入

ったんだ。

イノシシも台風なら人も出てこないとおもったのかもしれないな。まさかこんな台風の中

懐中電灯を振りまわしてみる人はいないやろ~と思い、外には出なかった。


朝のニュースで 姉の住む新宮市が大変な状況だと知りました。ただその時も市内のどこ

が避難しているのかも調べず「あの人(姉)は三月の大津波警報の時は避難しなかったか

ら今度も家にいるやろ」とタカをくくっていたんだけど、午後になって近くの小学校に

避難し、朝方戻ったと聞きました。道路より少し高くしているのですぐには水はのってこ

ないけど、家を建て直すまでは台風のたび市田川が溢れ浸水していた地域なので今度も

道を挟んだ家は浸水したといいます。市内全域冠水状態なんだ。次々と新宮や田辺、奈良

県、三重県の大雨洪水の被害が映し出されだんだん怖くなってきた。雨がやみ買い物にで

たらお店で明神に住む亡くなった姉の主人夫婦が来ていて、話を聞くと自宅裏の親戚宅に

避難しているという。明神の森林組合の二階まで水が来たというからゾッとしました。

近くに潜水橋があったんじゃないかな、川はすぐ裏になる。家に帰っておばあちゃんに言

うと、ぼたん荘や神保旅館も浸かったという情報を持っていた。あの古座川が氾濫するの

は七川ダムの放流もあったのかもしれない。いっこうに古座川の被害状況が入ってこない

ので知らずにいたのが申し訳ない気がする、いや知ってもどうしようもないんだけど。

お昼のニュースで 新屋農園という看板の家の前で軽トラックが横倒しになっているのを

みて、新屋農園って柚子酢販売をしているお店やん!観光物産にも大きな損害がでるのは

目に見えている。雨が一時間でも早くやんでほしいのに、結局夜7時近くまで降った。

昼間に学生時代の寮生だった友人から大丈夫かとメールが来た。友人も田辺市内に実家が

あり被害は庭の大きな木が倒れたと書いていたけど、舞鶴に住む別の寮生も私が大丈夫か

と心配していると書き添えていて、アドレスがわからないので後日手紙を書こうと思った

上富田川の増水もニュースで知って、高校時代の友人にメールを送ると返事には

「朝起きたら前のたんぼに車が落ちていたし、土石流が発生するかもという放送で慌てて

着替えとお金を持って田辺に出てブラブラしていたけど、家が心配で戻ってきた」とあり

お互い今のところ無事でよかったと安堵したわけだ。台風には慣れていても今回のような

多くの人命にかかわるような災害にはあったことがなく、アタフタしてしまう。夜になっ

て「昼間に懐中電灯の準備しとけばよかった」と言ったんだけど、雨がやんだら自身の

緊張感がフッと抜けてしまって、これではあかんな・・とつくづく思った。きょう雨が降

っていなければ、家の周りを片付けて、やることはたくさんありそうだ。もしかしてこれ

からこんな災害が続くのかもしれない。地震や津波以外でも・・・年寄りを二人連れて自

分とこげしかいない昼間、しっかりしなくちゃ・・・。一にも二にも避難やな。


それにしても那智勝浦の鉄橋が流されたのや那智大社に向かう道路での那智川の氾濫の様

は、ふだん見慣れた場所なのでとても残念に思うし命を落とされた人も多くやりきれない

ここ数年、台風も直撃ということが少なく軽く通過していたのも安心感としてあったとは

思いたくはないけど、やはり災害は忘れた頃にやってくるのだと思い知りました。

 私のブログを読んでくださっている皆さん、大丈夫でしたか?被害にあわれたかたには

心よりお見舞い申し上げます。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 台風でも | トップ | 台風後 »

コメントを投稿

和歌山県」カテゴリの最新記事