こげの耳に★ねんぶつ★

たわいない日々の思うことと愛犬こげと花が咲いていたら花の写真など

多忙ゆえの本音

2021-09-03 05:30:00 | 我が家

私は 障子洗いと障子張りを一日で済ます予定でいた。予備日は確保していた

けど、ほかにもいろいろとすることが山積状態であるからで 土曜日に法事を

する前日の金曜日は お寺にお布施やらお供えを持って行かなくちゃな

らない。それを午後から行くとして 午前中はこげさんを獣医さんに連れて

行かないとならない。最近こげの話題は私が怠けてもいるのだけど、老犬に

なって きれいな目も薄っすら濁ってきたし、耳は遠く足腰も弱ってきてる。

でも食欲は 途中夏バテで落ちながらも食べてはくれる。家で食べなくても

散歩で立ち寄る近所のおじさんに家から持って行ったフードを、バケツに入れ

てもらうと飢えたように食べきる。こげの楽しみはこのおじさんに可愛がって

もらうことだけど、おじさんの楽しみもこげに会うことだとおばさんが毎度

言ってくれる。最近 耳がカイカイ(痒い)になって 数回獣医さんに通って

いて 耳は治ってきたのだけどお腹のほうにカイカイが移ったのか 自分で

舐めて舐めて舐めきって周囲の毛がなくなって つるつるてん になっていた

細菌性とかではないと先生はいうけど 痒くて自分の後ろ足で掻こうとしても

もう足が届かず 相変わらずエア掻きをする。かわいそうなくらい バタバタ

と動かす。それが外でも室内でもそうで あちこちにこげの毛が溜まっている(笑)

心臓からの咳は 小康状態。長毛ゆえ気温が高いと暑くてたまらずクーラーと

扇風機で機嫌よく眠っていても 外に出ていきたがり 庭に出しても今度は

中に入れろ その繰り返しが毎日で、人間の介護と同じようなことをしている

こげは 口で言えないぶん 昔と変わらず甘えてくる。自身が自分の老いから

くる状態をわかっているかはわからないけど 夏を乗り切って涼しくなったら

カイカイも収まるのを待とう…。金曜日はおとうさんが年休をとってくれて

朝から田辺へ行って帰ってから果物やお供えを持ってお寺に行く予定をたて

そこに行きつくまでに 障子張りやお墓掃除などを私とおばあちゃんでやりき

らねばならない。法事二週間前からのタイムスケジュールを書き 抜かりなく

やっていくつもりが おばあちゃんが「洗った障子は一晩乾かしてか障子紙を

張るものや」と言い出したので内心「え~、そんなぁ」と思ったけど 洗うだ

けで汗だくになっていたので予備日がある・・と譲ったのだ。


きれいに乾いた翌日 いざ障子紙を張りだすとひと月以上前にカットした寸法

が合っているのか合っていないのか、障子横幅1m30cm近くあるのに

障子紙の全幅は94cmしかなく足らない分はそれだけ付け足しというふうに

前回も張っていた。その通りに張ろうしたけど のりをつけて障子紙を広げて

いくと押さえておかないと障子の桟が乾きすぎて のりが桟に吸収され紙が

ぺろっとはがれてくる。おばあちゃんはこれは足らない分を94センチに先に

張り付けておいて 巻物状態で横に張っていくしかないというので従うことに

した。それはわかっていたけど 何から何まで私一人でやってきてるので

カットした時点でもう あとはしらん・・とこの時から脳みそ爆発していたの

だ。おばあちゃんと張るのをやめて障子紙をカットしながら私がブツブツ文句

を言っていたら「おじいちゃんも一人で障子紙を怒りながら測って切っていた

よ」と言い出した。その時の様子を私も知っていたけど おじいちゃんは

自分がやらないとほかの人がやっても気に入らないという性分で 、そのくせ

そう器用でもなかったのか失敗しては「ええぃくッそぅ!」と声を出し、そん

なときに声をかけたりしたら 不機嫌な応答しかなくそれは子供の時から

父親の顔色を見ながら育ってきた。障子紙しかり神棚のお神酒に挿す紙も

自分一人でやっていた。そういうことは家の男子がするものだとおばあちゃん

は言う。けれど 男子が生まれなかったから年がいってからも父親がやって

いたわけだ。神棚の紙は孫である私の息子たちに仕込んではいたけど、孫も

よそで暮らしているから 結局私がやらねばならない。おとうさんは そんな

事の体験もなく育っているので 自分がやってあげる・・なんて気は思いつか

ないようだ。仕方ないことだと思う、おとうさんの父親もそういうことを

一人でやっていたようだ。昭和一桁生まれの男子は そういうものなんだろう

で、私も父親の血が流れているので 汗だくになって障子紙を測って切って

いたら無性に「なんでこんなこと私一人でしなくちゃあかんのだ!」と腹が

立ってきて「こんなことせずに済む姉ちゃんはほんまに結構な身分だ」とか

「自分が放棄して楽な生活して、実家の草の心配もせず好きなことに費やす

なんて考えられん」「何もかも人におしつけて」とそばに母親が聞いていて

どれだけ胸が痛いのかわかってはいても 私の気持ちの吐き出し口がそこしか

無いような感じで吐き出す吐き出す、姉には姉の言い分があろう、幼少期から

祖母に「この家の跡取りやから」と耳だこで言われ、そりゃもうお姫様だった

らしく次姉と私は目も、たぶん声も掛けられなかった。次姉は体が弱く 母親

に目をかけてはもらえたけど、健康優良児な私は幼少の記憶は子守さんか祖父

といる姿しか出てこない。親も家も周りも長女が継ぐと思い込んでいたものを

裏切るかたちになったときは父親がまさに怒髪天で憤懣ぶちまけ 何気ない

一言でもブチ切れて、次姉も継がないといい、仕方なくこういう家の中が

殺伐とした状況が私のせいでもないのにいやだったから 普通の喜怒哀楽くら

いの生活をしたいから じゃ跡を持つわ・・って、くだらない自己犠牲だった

と思う。くだらないといったら おとうさんに失礼なのだが、まぁ姉たちが

近くにいるから 何かと協力、指導して助けてくれる・・・んなことあるもの

か。次姉は 私が結婚した翌年他界し 長姉はそうそう自分から協力を申し出

ることはないので、だから私がこの小さい肩に 何もかも乗せきってよろよろ

してるのだ。障子の張り替えも 母親が嫁いできたころは表具師さんがきて

張り替えていたそうだ。そのあと 父親が自分で張るようになって 障子紙を

しこたま買い込み あと三十年は数年に一度張り替えても余るくらいある(笑

それも私への嫌がらせに思えてくる。私はいま 書いていてもなんて一方的な

書き込みなんだと思いながらも、でも誰も汲んでもくれないし 手伝っても

くれない、なんやかんやゲロゲロな状況で何十回目かの脳みそ大噴火なのだ

障子の張り替えだけでなく 草刈りも家の片付けも 最後は汗と文句で自分に

「仕方ない」で終わるしかない感じで無理くりにかたをつけて そうしてまた

草刈りの時が来て 障子張りの時が来て また脳みそが煮えたぎってきて・・

死ぬまでそんな繰り返しなんだろうな・・・それもこれも 多忙と 分身の術

を使えない体にあきらめを言い聞かすしかないのだなトホホ・・・



右側の障子が 左側を張る間に乾いてきた。霧吹きでびしょびしょに霧をふき

糊の乾燥を待つ。次の日の朝確認したら 一か所糊が薄く はがれていて

そこは再度糊付けしてきれいになった。障子張りってのは 自分の気持ちが

見え隠れする試験紙みたいなものなのか?
  
溜まっていたものを一方的に吐き出し私はすっきりした。聞かされたおばあ

ちゃんには胸が詰まるような思いをしただろうけど 心配するなかれ。

世の中は巡り巡っているもので 私も子供たちに老いてから同じことを言われ

続けるのだよ。







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2 コメント

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こんばんは。 (間諜X72)
2021-09-05 19:08:51
>※無事に法要を終えました。

お疲れ様でした。

>こげの楽しみはこのおじさんに可愛がってもらうことだけど、おじさんの楽しみもこげに会うことだとおばさんが毎度言ってくれる。

こげちゃん可愛がってもらっていいですね

>障子張りってのは 自分の気持ちが見え隠れする試験紙みたいなものなのか?

そうかも知れません。

>サザエさんにそんなおもしろい話があったんですね

サザエさんだけでなく家族も案外天然ボケの部分があるのでしょう
「あぐり」の次にアンコール放送されるのは「マー姉ちゃん」だそうです 「サザエさん」の原作者のお姉さんが主人公
https://www.youtube.com/watch?v=2b0PItmPzsU

>高嶋政伸さんからの展開、どうでしょうか・・・・

あぐりの人生のとってプラスになるといいのですが
返信する
マー姉ちゃん ()
2021-09-06 20:59:43
え?長谷川町子さんがマー姉ちゃんじゃないの?恥ずかしながら 何十年も町子さんのドラマだと思っていました(笑) 熊谷真実さんですね やはり朝ドラは 元気な内容がいいです
返信する

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