こげの耳に★ねんぶつ★

たわいない日々の思うことと愛犬こげと花が咲いていたら花の写真など

死んでいたので・・・

2012-01-25 05:30:30 | いろいろ
この間のこと、おばあちゃんが外出から戻るなり「あそこの空き地に鳥が死んでいるか

ら こげを行かさんように」と言ってきた。「どこに?」と聞くと家から一軒おいた先

の空き地だという。「なんの鳥?なんで死んだん?」と聞いても「なんの鳥かわからん

ハトくらいの大きさや。」と言うので「それは役場に言ったら取りに来てくれるん違う

かなぁ。まえに鳥インフルエンザの時に広報に 鳥の死骸は手で触らず通報して下さい

みたいなこと書いてたような気がする。でも見てこよ」とカメラを手にホイホイと行っ

てきた。

     

 鳥は空き地の真ん中近くで墜落したんか!と思うような格好で横たわっていて、ハト

のようなトンビの子かも?と思うような茶色い羽の色だった。近寄ってみると目が開き

黄色い足は、足先がなんかをつかむように握った状態だった。でもこの模様は

前に見たことあるような気がしてついてきたおばあちゃんに「この鳥、前にうちに飛ん

できたヌエに似てない?」「違うやろ」・・・ヌエともう一つの正式名があったあの鳥

に似てるけど。とにかく役場に電話してみよう・・・と、ここでこのまま置いておくと

カラスに突かれるのは忍びない。家に戻って電話をしてみた。

「あの~、野生の鳥が死んでるんやけど、回収とかは環境衛生課?」と受付のお嬢さん

に尋ねたら、「あ、環境衛生課ですね、ちょっとお待ちください」と電話を回してくれ

た。なかなか串本の役場も愛想いいやん・・・「はいお電話代わりました」と今度は

男性だ。中年くらいか。「あのう、野生の鳥が死んでいるんですけど(野鳥と言えばい

いかな?なんて思いながら喋っていたのだが)」



「えっと、それはどこに死んでいるのですか?」

「空き地!」

「空き地・・・それは私有地ですか?」

「はい(ってうちの土地だが・・)」

「そうしたらですね、それはその持ち主のかたが処理というか処分するということに

なってるんですね」

「へ?役場のほうでは回収してくれないということ?ですか」

「はい!(元気よく言うな!)」

「まえに広報で鳥インフルの時だったか、野生の鳥が死んでいたら通報するようなこと

書いてませんでした?」

「鳥は一匹でしょう?たくさん死んでるんじゃないでしょう?」

「(イラ!)一匹ですが。あ~じゃ自分で処分するように・・ってことやね!」

「はい」

「じゃ処分って、穴掘って埋めるとか?」

「ンー、まぁそうですね、それとかゴミ袋に入れてゴミの日に出していただけたら」

「あの、役場が回収してくれるのはどんな場合の時なんです?(後々のために聞いて

おこう)」

「例えば公共の場所、道路とか町有地ですね。それ以外は保健所でも行かないと思い

ます」

「保健所もですか?(もし鳥インフルが流行っていた時なら、その疑いがあるかもの

死骸は誰が回収するの?と思ったけど、やっぱ役場や!と思いながら)はいはい、ゴミ

の日やね。」

「燃えるごみの日に、赤いゴミ袋に入れて・・・」

「はいわかりました」と受話器を置いたのだ。

 そうか、私有地なら例えば飼っていた鳥が死んで、めんどくさいから処分は役場に

やってもらおう・・と自分の鳥じゃないと虚偽の通報するヤツもいるかもしれへん。

なら、公共の土地に捨ててたら役場が来てくれる・・ということもありか。

 ふ~ん、そんなものか、でも税金でそんなことまでやってられへんというのが本当の

ところで、町民もそんなもの自分で処理せ~よと言いたいような雰囲気の声の人だった

かわいそうな動物たちやな・・・。もしこの一羽が鳥インフルに感染していた鳥だと

したらどうすんでしょう・・・きっと、そんな鳥が死んでたなんて電話はなかったこと

になるんやろな・・どこかの国の政府みたいに。とあれこれ妄想に走りかけたのだが、

おばあちゃんに「役場は個人の土地に死んでたものは所有者が処分せなあかんらしく

来てくれんからゴミ袋に入れてくるわ」と言い残し赤いゴミ袋といくらなんでもそのま

ま袋に入れてあげるのはかわいそうなので、新聞紙にくるみ、素手で触るのもあかん

やろと火箸を持って空き地に戻った。

     
            これってトラ模様やよな・・・

     

役場の対応はそういうきまりなら町民は従うしかありませんが、どうも『愛』のない

雰囲気でした。たまたま昨年から私が役場に電話をしたり出向く用事が環境衛生課だ

ったからだとは思いませんが、スプレー缶の処理も浄化槽の検査料金の二重請求も

そっちでやってくれよといわんばかりでしたからね。ここで文句を垂れていても仕方な

いですね・・。というわけでゴミの日にほかの台所ゴミなどと一緒の袋に入れてしまう

のはあまりにかわいそうなので、この一羽の鳥だけ袋に入れて言われたとおり出しまし

た。そのあとで、「あぁスイセンの花でも入れてあげればよかったな」と自分の気くば

りのなさに腹も立ち、「役場と一緒やな」と反省しました。

 さて、この鳥ですが昨年の2011年1月17日に飛んできたヌエ(トラツグミ)だ

と思うんだけど。

     

きっと大空を飛びまわっていたんだろうな~ 私は次に生まれるならカワセミになろう

と思う(思ってなれるものではないけど)。あんなきれいな羽を持っていてきれいだと

賞賛されてみたいやん!







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2 コメント

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やさしいですね。 (間諜X72)
2012-01-25 08:03:44
この鳥も感謝していますよ。
成仏できたんじゃないですか?
日本人が失いつつある優しさ・思いやりを感じました。
返信する
どうかな (ちのと)
2012-01-25 10:18:49
ただ、ゴミと一緒の袋に入れるのはあんまりかな・・これは私のエゴかもしれないけど。ゴミ収集車に入るとそんなことは関係ないんですよね、そう思うと空き地の隅っこにでも埋めるとよかったかな・・とか、いろいろ思うわけで、どんなことで死んだのかはわからないけど、人間が一番偉いんだって考え方、できないんです。次にカワセミに生まれ変わるためにも(笑)
返信する

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