こげの耳に★ねんぶつ★

たわいない日々の思うことと愛犬こげと花が咲いていたら花の写真など

三尾川 光泉寺

2010-12-06 05:30:30 | 和歌山県

ここ数年、毎年のようにやって来る三尾川の光泉寺。ここは大イチョウが有名なお寺。もちろん

おばあちゃんが子供のころから慣れ親しんだお寺でもあるし、私のおばさん、つまりおばあちゃ

の妹も近所で暮らしている。朝、出発したときより曇ってきました。いつもは和深から入って

くるんだけど、きょうは一枚岩からまわって来たので逆です。前にぼんくらさんがたどった道で

はないかと思うのですが・・・。

     

なんと驚いたことに、お寺の下にある駐車場がいっぱいです、満車状態!こんなことは目にした

ことがない。毎年この時期に行われる『いちょう祭り』の日にはこんな状態だと聞いたことがあ

るけど、それも数日前に終わってるし・・・。すっかりここも有名になったのか?いや、おばあ

ちゃんと来る時は平日が多いから、観光客も少ないだけなのかも。土・日となるとこうなるのか

もね。



ぼんくらさんが今年は訪れる事ができたので、興味はないでしょうけど、その時よりは色づいて

いるのでしょうか?紅葉もイチョウも空が青くないとあまり冴えません。

        
         ※ぼんくらさんも思うだろうけど、この電柱は イラナイね。



大イチョウの気根も昨年と変わりなく、元気です。境内にあがるとなんと駐車場にあった車の

持ち主だらけ。小さい子供連れで、イチョウの落ち葉を抱えては放り投げ雪のように舞い散らせ

ています。そしてそれを父親がビデオで母親がデジカメや携帯で撮影中で、私達は進むにも進め

ません(オラオラ、子供の管理はちゃんとしてくれよ~ったく、今どきの親は周りに迷惑をかけ

ていることがわからない、わからないふりをするのか、待っている私達にすみませんの一言もな

いし、逆に撮影シーンに割り込んできたバカヤローたちのように目が見てます)。家に帰って

一度だけ写した映像を見るだけなんやけどね・・・。



おばあちゃんがお墓のほうに行きたくてうずうずしているので、カメラがとまった瞬間にいまや

っと促したら、急に手を合わせました。「知り合い?」と聞くと「同級生や」と・・・。

お寺の住職さんの奥さんだったのか、それともお寺出身なのか?



境内には一面のイチョウの葉。黄色いじゅうたんです。今年は色づきが遅いとか言うけど、色づ

きが悪いのではないのかなぁ。あんまり黄色くないと思いました。

     

本堂のガラス戸が開いています!こんなことは初めて。今年からお寺のストラップとか販売を

はじめた・・という記事を読んだから「それでかぁ」と理解したけど、そこに置かれた「ご自由

にお持ちください」と書かれたお地蔵様のメモ帳は一冊もなく、販売用のものだけ残っていまし

た。タダなら持ち帰る・・まことに日本人らしい!!ひとつ前の写真に写っているおばあさんも

「戸が開いているなんて、今までになかった。毎年やってきてイチョウを拝ませてもらうけど

人も多いし、雰囲気が違う」と残念がっていました。私もそう思う。なんか、有名になって寂し

い気がしました。わぉ~んわぉ~んとお寺の下の民家で飼われている猟犬が鳴いていました。

数日後、テレビニュースでも光泉寺の大イチョウが見ごろを迎えた・・・と放送してたけど、そ

の時も、この犬たちの鳴き声が入っていました。きっと 犬も迷惑してんだろうね・・・。
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古座川 滝の拝

2010-12-03 05:30:30 | 和歌山県


やっと滝の拝まで戻ってきました。ほんとうにクマが出てもおかしいないわぁ~というくら

いの山の中の道で、あんな奥地に住むのはできないやん・・・というのが本心です。

滝の拝には数人の紅葉見物らしき人もいて、ここから先に行くのかどうか興味があります。

どうやら紅葉モードで撮影しなかったのか、あまり赤が映えていません。紅葉の下には

祠があってその下が初夏にトントン釣りをする岩の上です。いまは水量が少なく雨期の醍醐

味はありません。それを残念に言いながら橋を渡ると、そこにはそこそこの紅葉風景があり

ました。



滝が落ちている場所はテレビで見たアユやエビやウナギの幼魚が、うんしょうんしょと跳ね

上がりながら、またはアリの行列のようにのぼりながら、クネクネ体をくねらしながら上流

に向かう道のとこでしょうね。

     

この写真はきれいに撮れたので 姪っこや子供たちにハガキにして送りたいのに、なんと

プリンターのインクの青が切れています。もう師走に入り紅葉のハガキは時期外れになって

しまいました。



駐車場に書かれていた看板、小川(こがわ)近隣の滝の名前です。青文字の「瀧」をつけて

読むようです。たとえば「戸矢倉谷の瀧」「桶郷(おけご)の瀧」・・・というふうに。

さあ次は三尾川の光泉寺へ・・・途中、一枚岩の前を通りました、川向うに大きな三角錐の

形の紅葉を発見したので近くに車も行けるとおばあちゃんが言うので寄ることに。



ここは「どんどろの森」と名付けられた小さな公園のようで、ウサギやウマやライオンの形

をしたベンチが置かれ、植え込みの向こうで声がします。たぶんお弁当タイムの家族のよう

です。



おぉ!ここにはムカゴがなっています。なっていますが届きませんし、足元はイノシシが

掘り返したような跡・・・下に落ちても食べられてしまいます。


               車中から写した一枚岩側からの紅葉

車の屋根に届く紅葉でゆっくりと見ていたかったけど、先を急ぐのでしかたありません。



「見てみ、アユ獲りやる」というおとうさんの声に、川面を見たらたしかに男性が川の流れ

にササを立ててじっと水面を見ています。「前にテレビでやってた『笹立て漁』や」と私が

言うと「あ!みの↘ちゃん」おばあちゃんが声をあげました。「みの↘ちゃんて、誰?」と

聞くと「幼馴染で、青年団の運動会で 二人三脚の札を引いたらみの↘ちゃんが相手で、大男

やから、まるで懐にくるまれる格好やって走れんかったんや」と懐かしい話をしてきました

みのもんたのみの↗ちゃんではなく、このみの↘ちゃんは「↘」んだそうです。

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古座川 アバの跡

2010-12-02 05:30:30 | 和歌山県
アバの跡



瀧川寺をあとに滝の拝方向へ戻ります。来る途中に見た『アバの跡』で写真を撮るためです。

『アバ』とは、古座川の木材は川を流して下流の古座川口へと運ばれました。それを「管流

し」といったそうです。「管」は「かん」か「くだ」かはわかりませんが、どこそこの首相も

流してしまえばいいのにと思うこの頃です。昔は広い道路もないので物資の運搬は古座川に頼

るしかないうえ古座川は水量が少なく、筏を組んで木材を運ぶことができず丸太を一本一本

バラで川に流し、それを一定の場所に集め引き上げたりするための施設がアバ(網場)という

わけです。おばあちゃんは古座川下流にあったアバは覚えているそうで、私が「アバだ、アバ

だ」と言っているのを聞いていて「なにそれ?」と言い、説明をしたら「あぁそれはアバのこ

とや」・・・、どうやら発音が違うのです、私の発音はアバ↗、おばあちゃんはアバ↘と、微妙

な発音だったわけですね。このやぐらのようなものに足場を組み上流から流れてきた木材を

引き上げたのでしょうか・・私はここからまた下流に流したと思っているのですが。でないと

当時、道路では無理でしょうね。




アバの上流です、やはり水が少なくここで堰のようなものを造り水かさをあげて流したのか?




石を積み上げセメントで固めたようです。手前の岩の上に太いワイヤーは茶色く錆びたまま

残されています。下流の河内様や真砂、高瀬にもあったそうです。おばあちゃんの記憶のもの

は河内様のことかもしれません。



車を停めていると数台の車がやってきました。県外ナンバーも多く驚いていたら前方から

数人のお年寄りが歩いてきました。どうやら歩いて散歩のようでこの先の西赤木という土地の

人のようでした。ここの山の斜面にはムカゴは無し。瀧川寺の下の茂みではいくつかあったけ

ど・・・最近、山のそばでムカゴ探しに余念がないちのとさんです。
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古座川 瀧川寺③

2010-12-01 05:30:30 | 和歌山県
     

この木は全部が赤くはまだなっていず、みどりに黄みどり、黄色に柿色、赤に朱色とまさに錦

という感じ。来る途中にまるで血の色みたいな紅葉をみかけたけど、あれは好きじゃないな、

黒ずんだ赤、きれいとはいえません・・・が、なかにはこれじゃなきゃ!と思う人もあるから

好き好きでしょう。

  



地元のおばさんたち、最初「イチョウは見てきたの?」というので三尾川の光泉寺だと思い

おばあちゃんが「光泉寺?あとで回ろうと思う」「あそこも色づいてきれいやね」というので

「三尾川出身なんです」と私が教えてあげました。木が大きいのでこうして離れて見るほうが

いいですね。テレビで見たのはもう少し、たぶんたんぼの中から撮影したようなものでしたが

そこはやはりイノシシ除けのメッシュ網が張られ入れません。最近、京都のお寺では中高年の

カメラマンが境内の立ち入り禁止を無視し、庭の苔を三脚で、足で踏みこみ枯らしてしまう事例

が多く、フラッシュ禁止の貼り紙もおかまいなく、お寺側は監視カメラを設置し撮影をはじめた

ら「撮影はだめです」とマイクで放送するといいます。お堂の中ではそんな放送されたら自分っ

てわかってしまうけど、屋外ならみんなカメラや携帯で撮影だからバレナイカと思うんでしょう

ね。しかし、フラッシュでふすま絵が痛むなんて素人はわからんやん、数百年経たぁるから

もつもんやなぁと私なら思うくらいで。それにお寺や神社は心情としてそこの石垣に登ったり、

境内を見おろすように写真は撮りたくないと思っています。深く信仰心はないけど昔の人が大事

に残して来たものを踏みつけるようで嫌いです。若い人は腰くらいの高さの石垣だと台のように

思っているのか躊躇なく飛び乗ったり、腰かけたりしてます。私は「お墓で遊ぶな」と言われて

育ったので、自分ちのお墓はもとよりよそ様のお墓は遊んだりする気もおきません。ずかずかと

土足で上がり込んだような気がしてなりません。
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