すずめさん、どうぞ。

2007年06月06日 | Weblog


 朝は静かですね。新聞配達のバイクが一時あっちこっちで聞こえるくらいです。夕方も静かです。そう言えば昼間も静かですね。ウグイスとか、時折コジュケイが激しく鳴くくらいです。何だ、それなら「一日中静かだ」と言えば良いじゃないかと言われそうです。気づきました。

 畑仕事をしていると、遠くの方でかすかにコーというような音がするなと気づくことがあり、そらを見上げると薄く空の色に溶けそうな感じで、ジャンボ機が羽田か成田をめざして飛んでいるのが見えます。手を振ろうかなと思うことがあるんですが、このごろおかしいねと言われそうなので、ふたたび雑草と対峙します。雑草を退治ですね。ジャンボと雑草。天と地と。作家は虫歯療太郎なんてね。ちょっと変かな。

 手を振ると言えば、ときどき前を走っている車の中で、子供が後の窓から外を見ていることがありますね。「あー、こどもだなー。」と思わせる光景です。大人はやりませんね。大人がやったら気持ち悪い。もっとも、女性なら良いですね。見目麗しき有江ないさんのような女性が後の窓から、うるんだような目でじっとこちらをみ見め、、、、。あー、もう止そう。考えただけで追突事故を起こしそう。 

 それで、その子供(たち)に手を振ってやると喜びます。 こんな仕草とか、 こんなのとか、 こんなの。それから、鼻に人差し指をあてて豚の鼻なんか作ってやると、もう大喜びです。運転している親は「おや、何だろう。」なんてやっている様子が見えます。ちょっとしたコミュニケーションです。「なんだ、くそガキか。」てな顔をしている大人が多いですからね。こどもは国の宝です。

                

  

 育たないスイカがあります。あ、雑草だ抜いてやろうと思ったら、これは台木から葉っぱが出てきた図です。こっちに栄養が盗られてしまいます。さっそく爪でちぎってしまいました。何の台木を使っているのか。夕顔とかそういうものでしょうか。こんなこともある世の中なんですね。ちょっと大げさ。

  

 ちょっと荒っぽい雰囲気の作物なんですが、荒っぽいだけに元気なのか、ズッキーニが次々できている見たいです。初めて作るものですから、大いに楽しみです。強くなった太陽の光を浴びて、本当に健康そうな野菜です。チョイ悪オヤジのイタリアン・ジゴロ向きの野菜なのかも知れません。


  

 写真を大きくしても分かりにくいかも知れませんが、これは小麦をすっぽりとオレンジ色の防鳥ネットで囲ったところの図です。小麦が実ったわけではありません。ラッキーなことに9mx18mのネットで根本まで覆い切れました。今年は少ししか作りませんでしたからね。昨年はこのネットを3枚使いました。

 スズメが来て、食べたあとがあったものですから、さっそくやってしまいました。これくらいだと、棒を立てて横木を作り、その上にネットを乗せるというようなことをしなくても良くて、ただ被せて、裾をちょっと棒で留めるだけなので、仕事は超楽チンです。

 隣にばらまきした小麦があり、その畝間に山芋を植えてあるのですが、それはスズメに食べてもらうことにしています。少しはやってもいいでしょう。なにか、スズメの恩返しなんてあるかも知れませんね。お礼に大きなつづらをくれたりして、中にたくさんのトイレットペーパーなんか入っていたりしたらどうしよう。

 今年はゆとりがありますよ。「スズメめー。すんずめー。」なんて怒鳴るなんて気持ちにはなりません。「スズメさん、どうぞどうぞ。」の気分ですから。