草を刈り、、、、

2007年06月19日 | Weblog

 きのうは あけみ蝶さんの所では雨だったそうです。とすると、こちらは今日が雨になるかもしれないと言ったら、そうではないみたいですね。今日は予報では一日じゅう曇のようです。今朝はぼわーっとしている感じです。私の頭もぼわーっとしています。どうやら自発的に天気に合わせるみたいです。

 いまは、ほぼ午前4時半なのですが、もうすっかり明るくて、今朝はスズメとかヒバリの声がします。ウグイスの声は遠いです。静かな朝です。みんなの頭も今朝はぼわーっとしているのかも知れませんね。一日中そうだと平和でいられるのに。

 いま、外に出てみたら薄く雲はあるようですが、青空が見えました。雲はレースのカーテンくらいでしたね。ですので、この分だと晴れてしまうかも知れません。

               ~

 きのうは大汗をかきました。草刈り機が使えるのは平らな所です。ところが山、つまり林、の中は使えないこともないですが、木の伐採したあとの根っこ、これをこの地域では ボック といいますが、それがあちこちにあって草で見えないものですから、それにぶつかり機械を壊してしまう可能性があります。

 その点では小回りの利く、刈り払い機が便利です。しかしこれは草が深いと体力を要します。

   

 これは背丈くらいの高さのクヌギの木にはいあがったクズです。木が全然見えないでしょう。こうなると重さと日陰のせいで枯れてしまいます。こうなったものを刈り払い機で前後左右上下と刃を移動させながら、しかもクヌギの本体を切らないように刈るのですから、神経を使います。

   

 なんとか、こんな具合に刈り進んでいきました。白いのはクズの葉っぱです。蔓がすぐに回転軸にからまって回転軸を締めてしまって、刃の回転がとまってしまうので、そうならないように注意しながら進めます。

   

 しかし、一列刈り進んだところで林のほうを見ると、ごらんの通りにまたまた次の層が待っているのです。ドヒャーっと絶句ですね。これを見ると汗が粟のように噴き出し、滝になって流れますね。これを粟滝といいます。世界遺産にも匹敵するような名瀑です。水戸のアワタキ? 聞いたことネーな。なんて言われそう。そりゃそうでしょう。私だけが知るのみ。

  草を刈り またくさをかり くさ残る     残 草

  刈っても刈っても草があり 気がくさる    山頭蚊

  東海の林の中のつる草に
          われ汗ぬれて 刈り払い機直す

                        焚 木(たくぼく)


                


 ここで考えてみました。これだから日本には多少の例外や高山を除いて、幸いなことに、はげ山は無いんですよ。日本は夏は熱帯雨林になってしまうんです。雨は多いし、暑くなりますから、山道などは人が通らないと、いつの間にか無くなってしまうんです。いや、平地だってそうです。近所でも、昔は通っていたけど、今はほとんど人が通らないなんていう小道は、もうどこを通って良いかわからないくらい面影が無くなってしまいますからね。

 これは、誠にありがたいことですね。自然の恵みですよ。恵をいただくのは野菜ばかりではありません。こんなに無造作に刈り取ったって、また何事もなかったように草だらけになって、自然が復活するんですから。ほったらかしをしておいたら、日本中がジャングルになりますね。