正月も三が日が過ぎ、今日は四日目となりました。出勤し始めている人もいることと思います。
正月中はさまざまな禁忌事項は続いています。日本の社会は比較的この禁忌(~してはダメ)ということが多い国だと言われています。
もう、このモミジは散ってしまいましたが・・・
例えば、私は冬中にしなければならない裏山の草刈りと枯葉の運び出しの仕事があるのですが、これは正月中は行っては駄目なのだそうです。
おおよそのことが解禁になるのが15日以降と言うことは心得ているのですが、これも地域により違いがあるようです。
寒いですが、晴れました。
運動不足なので、今日は歩きました。およそ6kmで14,000歩です。ゆっくりなので、たいして体には負担が来ないかなと思います。
NHKで12月に放送した、空旅中国「万里の長城」の録画を2~3日かけて、ゆっくり 見ました。
万里の長城は現存の長さだけで およそ6,200km以上あるそうです。東は海辺からはじまります。西からの夷狄(いてき:蛮族)の侵入に備えて作られたもので、秦の始皇帝から始まったとされているそうですが、それ以前から作られてはいたそうです。
空から撮った場面が多かったのですが、中国の国土のその広さと歴史の長さをつくづく感じさせられて感動しました。
いろいろな王朝が立っては滅びしながらも、延々と作られ続けたそうです。日本にはない、時間と空間の創造をぜっする場面が見られて感動しました。
さまざまなエピソードが紹介されましたが、その中でも長城建設に駆り出された夫を探して妻が訪ねて行くと、夫はどうやら過酷な労働のために已に亡くなっていたとか。そして彼女は苦労に苦労を重ねてやっと夫の遺骨を掘りだした話が伝わっているとか。今は女性たちに信仰されているそうです。
比べれば、私が時々出かけて行く陸前浜街道の旅などは、庭先をちょこっと歩いたほどもない距離だな~と思います。
しかし、彼の大を知り我の小を知るのも、一つの大事なことではあります。
コタツに入りながら6,000kmの旅を見るのが駄目だという事にはならないはずです。
まあ、一つの勉強でしょうかね。それにしても、ただただ感動の連続でした。
冒頭の禁忌事項のことですが、これは厄介なこと、庶民を苦しめること、と言うようなとらえ方は間違いだと思います。
正月で、歳神様をお迎えしていながら、そっちのけにして畑仕事にいそしんでいたりするのは失礼であるという考えもあったでしょうが、働きづくめではなく働いてはいけないという期間を設けて、体のためにも切迫した気持をほどき緩めて休むが良かろうという意味があると思います。
そのために、さまざまな理由をくっつけてタブーにしてしまい、働くのをとめることが考えられて来たものと思われます。
ですので、盆や正月は休めということかなと考えます。