時代

2020年01月28日 | Weblog

昨日は、フルートの発表会があって、すべて終わるのに打ち上げ会まで含めて夜までかかりました。
私が通っているフルート教室はのほかに、歴史や文学、ギター、少林寺拳法やらなにやら、いろいろな教室を開いています。

発表したのは総勢で三十数名になります。 一番上手な人は最後の頃に演奏するのですが、それはまあすごい腕です。
それにしても、やっぱり子供あるいは中高生の頃からやっていないと、ものすごいスピードのややこしい曲は演奏できるようになならないでしょうね。

 

私など主に男の人たちは、特に私の年齢に近い人たちは、少年の頃は習い事など考えもしないことだった時代でした。
野球のグローブさえ買ってくれとも言えませんでした。何せ戦後ですからね。
音楽の授業も歌うだけで、和音などくらいは教えてもらいましたが、いま習っているようなことは教えてもらえない時代でした。

今の若い人たちはすごいなーと思います。ですが、羨ましいとまでは思わないですがね。
私たちの親の時代はもっとチャンスはなかったでしょうし。
それより、戦争の時代ですからね。いつ何時、召集令状が来るかという時代でしたから。

 

ところで、私のような男の人たちは、習い始めるのが殆どが退職後ですから、私と同じようなものです。

中には職場やその関係で、多少チャンスがあった人もいるでしょうが。
うまくなる程度は個人差があるでしょうが、その差は 
    熱の入れ方、練習できる条件下による体の具合、老化速度の個人差、
などによるでしょうね。

 

私が飽きずにやっているのは、先生には申し訳ないですが、早い話が脳トレのためも含んでいます。
音楽は好きで、何か楽器をある程度まで演奏出来たらという希望と、老化の速度を少しでも遅くできればと思っていたりして、複数の目的があります。欲張りですが。
先生は、上手にはなれないと知っているでしょうが、ある程度までは上達するとも思っているでしょう。
音楽の知識も演奏法も手を抜かずに教えてくれます。そのたびに、「そうだったんだ」と思うことが多くあります。

               

話は変わって、昨日・今日とちょっとローマに関することに接したことがありました。それで、ある本を思い出しましたので、その話をしたいと思います。
『ローマ人の物語』という本です。
大変長い話ですが、文庫本で43巻あります。しばらく前に全巻読んでみたのですが、とても面白しく楽しめました。
タイトルが「ローマ史」と言う堅苦しい名前ではなく「物語」とした通りに、本当に物語を読むように、歴史に関しては素人の私には読みやすかったです。
あまりデータめいたことが書いてなかったせいもあるかと思います。

内容は大部分忘れたてしまいましたが、ローマが滅びたというのは、何を条件に滅びたことにしたのかとか、ベネチア(ベニス)と言う名前の町がどうしてあのような場所に作られたかということが書いてありました。
「なるほど~。そうだったんだ。」と、その経緯(いきさつ)がわかると愉快なものです。
なるほどそうだった、という所は忘れなければ明日お話したいと思います。