庵ならべむ

2021年02月23日 | Weblog


晴れですが、冷たい風が強い日です。幸い畑の土は先日の雨で落ち着いているので、土埃は
舞い上がらずに景色は遠くまで見渡せます。
気温は14℃です。予報では寒いということでしたので、的中でしょうね。風さえ強くなければ、
もうちょっと寒さは緩く感じるかなと思います。

 

長年使ってきたコンパクト・デジカメが、とうとう動かなくなったので、新しく買ったのですが、
選んだ製品はあいにくハズレだったのか、写そうと思うと「バッテリーに充電してください」と
言うメッセージが出て、電源が切れてしまいます。
つい、二日ほど前に充電をし、それから2~3枚しか撮っていないのに。それが数回続いたので、
今日は買った店に持っていきました。

 

店員さんは、時間をかけてあちこち動き回って電話などをしていたようですが、私と同じ
ような現象が生じて、持ってきた人がいたそうです。と言うことは、この製品の欠陥??

一応、預かってくれて、メーカーに連絡をして詳しく調べてもらうそうです。小さな店では
ないので、店員さんは多く、私おなじ前例のそのカメラを扱った訳では無いのでしょうが、
よく調べてくれて対処してくれているなと思いました。とりあえず扱ってもらいました。

 

それにしても、やっぱり休日。客の多いこと。国道を挟んで向こう側にはホームセンターが
ありますが、あちらも客が多いのでしょうね。ホームセンターから電気店に来る車が多く、
またその逆も多いようです。大きな店が並んでいると、店にとっては相乗効果があると言う
ことかなと思いました。

 
 高い所は楽しいようです

そういえば、飲み屋街などは、そういう感じがしますね。商店街は、特にモール街などは
そうですね。例外もあるようですが。
人は、一人になりたいときは多々ありますが、概ね複数の人の中にいると安心できるのかも
知れません。それが家族などの少人数が気楽でしょうが、沢山の人の賑わいの中に自分を
置くのも楽しいのでしょうね。ワクワク感が起きて、「おまえもかこっちの人も?お互いに
やってるねー」と言う環境の中にも居たいと思うのでしょう。

 
  チャイコフスキー 交響曲第6番 「 悲 愴 」


誰もが同じというわけではないでしょうが。
私は、何十年もの間、仕事は大人数の中でしてきたものですから、退職した時には
あの独特の賑わいが無くなってしまって、ちょっと寂しかったですね。
からと言って、寂しくてしかたがない。という気持ちにはならないものです。

  寂しさに耐えたる人のまたもあれな
           庵(いおり)並べむ冬の山里
(寂しさに耐えている人がいると良いな。もし居たら軒を並べて住みたいものだ。)

と言う和歌があります。西行の作だそうです。この歌は、そのちょっとした寂しさを
お互いに紛らわすことができたら、という気持ちを上手く歌っているなと思います。
西行も一人で旅をしていて、とても寂しく思ったことがあるのでしょうか。
旅は旅でも人生の旅という旅がありますね。
カメラの修理を依頼しにいって、いろいろと感じてしまいました。