歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

水海道“二水会館”で八つ当たり!?

2008年02月20日 | 水海道の風景
昨日の続きです。

街の情報を仕入れようと、くねくね道を辿り常総図書館に向かいました。入り口付近には、図書館の「定番的飾り物」のブロンズ像がお出迎え。


庭先に眼をやると「クラシックな西洋建築」が佇んでいます。事前に調べていた「あの建物」のようです。


「あの建物」は知っていたのですが、何処にあるのか迄は知りませんでした。まぁ、その程度の事前調査でした。

いつもそうなのですが、事前調査をやりすぎると、初めて見る感動が薄れてしまい、だからと云ってまったく下調べ無しで行くと、大事なものを見落としてしまったり、このさじ加減が微妙なのです。

先ずは、西洋風建築から見学します。


外壁のパステルカラー、背景の青い空、童話の挿し絵の様な可愛い建物です。堅い役場の面影はありません。94歳にしては“お若く”見えます。

大正2年(1913年)に役場庁舎として建てられ、昭和35年まで水海道役場として使われ、その後は公民館となり、昭和59年に現役を引退し、現在の場所に移築されたそうです。

現在の「二水会館」の名称は、市内を流れる鬼怒川・小貝川にちなんで移築された時に付けられたそうです。水運で栄えた水海道に因んでの命名なのです。


建物お話はこの解説板に書かれていたのですが、この「二水会館」の名称をわざわざ付けた意味が、いまいち理解できないのです。


単に、“旧水海道町役場”とした方が、建物の歴史を一番分かり易く表現して、いいと思うのです。敢えて「二水会館」とした意図が分かりません。


市民会館として使用された時期の名称が「二水会館」だと、それなりに理解できるのですが・・・・・・、まぁ、よそ者が何と云おうと「二水会館」何のです。

名称の件はここらで終わりにして、この建物の話なんですが、建物の周りを一回りして、ポーチに立て上を見上げると、こんな細工がしてありました。


この板の斜めにした組み合わせ、床の間の天上に使われる様式に似ています。洋風建築には見かけない?やり方です。

このあたりが、“ちょっと見洋風”、“じっと見和風”の「擬洋風建築」と云ったところでしょうか。

二水会館の見学を終わり、図書館に向かったのですが、入り口にこの貼り紙です。


図書館を利用するのは、これまでの人生において、片手で数えられる程度です。

金曜日の午前休館、午後開館は、私が知らないだけで、全国的な“図書館標準”なのでしょうか?

この日、「ガイドパンフ」を探し彷徨い、市役所で裏切られ、駅で裏切られ、そして、図書館でも。

そんな、裏切られ続けた気持ちは、男の裸像では癒されません。


面白くも、美しくも、力強くも・・・・・・、何も感じないのですよ、このブロンズ像からは! 


タイトルが「流想」とあります。何のコッチャ? そんな日本語は無いぞ!

その時は、そう感じたのです。ブロンズ像に八つ当たりしてしていました。

兎に角、「行き当たりバッタリ方式」を貫き通す覚悟を新たに、図書館を後にしました。


それでは、また明日。


コメント
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