昨日の続きです。
昨日は、報国寺の話が、「リンリン・ランラン・リュウエン」に行ってしまいました。今日は間違いなく報国寺で一本勝負です。
それも、“向拝の彫り物”で一本勝負です。この地の、この寺に、素晴らしい彫り物があったのです。
作品を鑑賞する前に、先ずは寺の紹介を致します。
正式名称は“亀岡山 豊田院 報国寺 ”と云い、宗派は“浄土宗”で、開基は弘安4年(1281年)で、開祖は“阿良忠上人”です。
今から727年前に開かれたお寺です。現在の本堂は、幕末から明治の混乱期に(1865~1868年)に再建されたそうで、平成7年から9年にかけて解体修理がなされています。
寺の紹介はこの位にして、先ずは銅版本葺きの重厚な本堂に参拝します。
思わず“南無妙法蓮華経”と、唱えてしまいました。ここは浄土宗ですから“南無阿弥陀仏”でした。
あらためて“ナンマンダブ、ナンマンダブ、ナンマンダブ”を三回唱えてお参り致しました。勿論、お賽銭をあげてからです。
お参りを済ませ、正面を見ると重厚な「大扉」です。色と云い、艶と云い、「欅」と思われます。平成の解体修理で造られたものでしょう。
欅の大扉から、視線を上に移動して行くと、向拝の彫り物が眼に入りました。
正面には“龍”
左右に一対の“獅子”
迫力があります!
獅子の隣には“貘”
動きがあります!
一つ一つの彫り物が、丁寧な仕事で、ダイナミックで、バランスがよく、呼吸しています。生きています。
こちらは“波”
“後藤ぬい之助”と云う方が彫られたそうです。本殿が慶応年間ですから、この彫り物も同時代のものでしょう。
報国寺向拝の、龍、獅子、貘の彫り物に感動しました。いい物を見させて頂きました。
数日前に降った雪が、陽射しをうけてもまだ溶けずに残っています。本堂から眺める境内、参道の風景もなかなかです。
報国寺の境内にはまだ何かありそうです。
それでは、また来週。
昨日は、報国寺の話が、「リンリン・ランラン・リュウエン」に行ってしまいました。今日は間違いなく報国寺で一本勝負です。
それも、“向拝の彫り物”で一本勝負です。この地の、この寺に、素晴らしい彫り物があったのです。
作品を鑑賞する前に、先ずは寺の紹介を致します。
正式名称は“亀岡山 豊田院 報国寺 ”と云い、宗派は“浄土宗”で、開基は弘安4年(1281年)で、開祖は“阿良忠上人”です。
今から727年前に開かれたお寺です。現在の本堂は、幕末から明治の混乱期に(1865~1868年)に再建されたそうで、平成7年から9年にかけて解体修理がなされています。
寺の紹介はこの位にして、先ずは銅版本葺きの重厚な本堂に参拝します。
思わず“南無妙法蓮華経”と、唱えてしまいました。ここは浄土宗ですから“南無阿弥陀仏”でした。
あらためて“ナンマンダブ、ナンマンダブ、ナンマンダブ”を三回唱えてお参り致しました。勿論、お賽銭をあげてからです。
お参りを済ませ、正面を見ると重厚な「大扉」です。色と云い、艶と云い、「欅」と思われます。平成の解体修理で造られたものでしょう。
欅の大扉から、視線を上に移動して行くと、向拝の彫り物が眼に入りました。
正面には“龍”
左右に一対の“獅子”
迫力があります!
獅子の隣には“貘”
動きがあります!
一つ一つの彫り物が、丁寧な仕事で、ダイナミックで、バランスがよく、呼吸しています。生きています。
こちらは“波”
“後藤ぬい之助”と云う方が彫られたそうです。本殿が慶応年間ですから、この彫り物も同時代のものでしょう。
報国寺向拝の、龍、獅子、貘の彫り物に感動しました。いい物を見させて頂きました。
数日前に降った雪が、陽射しをうけてもまだ溶けずに残っています。本堂から眺める境内、参道の風景もなかなかです。
報国寺の境内にはまだ何かありそうです。
それでは、また来週。