歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

亀戸線の踏切に“謎の構造物”

2008年06月19日 | 東京の風景
昨日の続きです。

蔵前橋通りを東に向かって歩いています。位置を確認する為、地図を開きました。この先で“丸八通り”と交差し、丸八通りを北方向に上ると、東あずま駅に辿り着くようです。

地図で見るのと、現実の交差点はかなりイメージが異なり、あれェ、何これェ、どうなっての?でした。

“蔵前橋通り”が“亀戸線”を越える為に高架になっており、“丸八通り”は“北十間川”を渡る為に高架になっており、高架の丸八通りの上を高架の蔵前橋通りが越えて行く、三重の立体交差になっているのです。

丸八通りを目指し、蔵前橋通りの立体交差の手前から測道に入った処で、周囲の景観とはかなり異なる民家を発見。


かなり自由に枝を伸ばした木と、かなり自由に生い茂った雑草達に囲まれた家です。

何だこりャ? ガラス戸に何故か白い矢印。


矢印を辿った先は“郵便受け”でした。


外に出ないで、郵便物や新聞を受け取る為の「工夫」なのでしょう。構造上からガラス戸の上にしか、取り付け場所はなさそうです。

高さ的にはかなりキツイ位置ですが、止むを得ない苦渋の選択と理解しました。それにしても、一番下の矢印は要らない気がします。

複雑な立体交差の下、高架を見上げ、辺りウロキョロしながら、丸八通り方向に向かって、狭く薄暗い高架下の道を歩きます。

亀戸線の踏切に出ました。


ここでも、何じゃこりャ?です。


コンクリートの石柱と云うか?、台座と云うか? 何なんだこりャ? 何かを撤去した跡の様にも見えます。


鉄橋の向こうにも“何じゃこりャ”が見えます。


踏切を渡り、その先にある橋を渡って対岸の踏切に行って見ました。


ここで、そうか!、そう言う事か! 謎が解けました。川の堤防と“何じゃこりャ”と高さが同一なのです。

そうなんです! 川が増水した時、“何じゃこりャ”の溝に、仕切板を差し込み堤防が繋がるのです。

本来であれば、予算があれば、堤防の上を亀戸線が通過すれば、こんな苦肉の策は必要ないのです。

こういう状況で、改修工事するとしたら、何処の責任でやるのでしょうか? 東京都? それとも墨田区? それとも東武鉄道?

何となく、亀戸線の開通後に地盤沈下が起こり、こんな状況になった様な気がします。すると、都か区の責任でやる?

まぁ、そんな事、私が考えても仕方無い事です。兎に角、東京の下町には、いろいろな事があるのです。

「何じゃこりャ」の謎が解けて、ヨカッタ、ヨカッタと歩いていると、第三の「何じゃこりャ」です。


両手に釣り竿を持つ少年。


ガラス玉に、松ボックリに、網に、小鳥に、コヒーの空き缶。


奥には、自販機が据え付けられています。自販機のランプは点灯していました。

この怪しい佇まいの中を分け入り、缶コーヒーを買う人は“相当普通でない人”です。

何故か私、この時、「相当普通でない人」になってしまいました。自販機のコーヒーは、まったく普通のコヒーでした。

コーヒーを飲み干し、踏切を後にしました。



振り返ると、北十間川は坂の上を流れていました。

さぁ、もうすぐ“東あずま駅”です。

丸八通りをウロキョロ歩いて行きます。


それでは、また明日。


コメント
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