歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

牛久を歩く “駅前で空を見つめる子供達は?”

2009年01月27日 | 牛久市の風景
昨日の続きのような、そうで無いような、兎に角、牛久を歩いています。

やっと、常磐線牛久駅前に到着しました。こちらは、水戸街道の反対側で、方角的に東口になるのでしょうか。

ありました! 駅前のブロンズ像、よくある子供の像です。しかし、よくある“可愛い子供達”とは、ちょっと違うようです。

女の子と、男の子が二人。女の子と腰掛けている男の子は、どちらが年上なのか判別出来ません。身体の大きさから、同級生の友達のようです。


男の子二人は兄弟で、女の子は、お兄ちゃんと同じクラスの友達かも知れません。

それにしても、この女の子は、左手を腰にあて、右は何かを掴むように相当力が入っています。


そして、3人は空の一点を見つめています。


眼に迷いがありません、3人そろって一つの目標に向かっています、強い意志を抱き、何が何でも成し遂げそうです。

意志の強さは伝わるのですが、意志の中身が見えてきません。この子供達、ボンヤリ眺める事を憚る空気を辺りに漂わせています。

子供だからと侮れません。ホントに、とても、可愛げのまったく無い、特に女の子の立ち姿が異様です。

君達、もっと身体の力を抜いて下さい、見ていると疲れます。こんな緊張した子供達を誰が制作したのでしょうか?

“嫌なガキ”に見えてきたので、素早く立ち去りました。何たって子供は可愛くなくちゃねェ。

すぐ脇にある、誰も居ない広場。ガラスケースの掲示板が壁に並んでいます。


何も貼られていない掲示板。コンクリ打ちっ放しの壁、雨に打たれ、流れ出た鉄骨の錆び、落ち葉、苔むし腰の曲がった老木。


それでも、ここで何かのイベントが開かれると、それなりに華やぐのでしょう。普段は、ひっそり、寂しく、静かに、賑わう時を待っているのです。

静かな駅前を離れ、辺りの様子を探ります。

有りました! “十割そば”


そば粉十割がァ!、そんなに旨いのかァ! 

すいません。つい興奮してしまいました。どうも“十割を売り”にするそば屋を見ると、過去の悪夢が蘇るのです。 

でも、しかし、価格を見て驚きました、十割としては安いのです!

じっくり、落ち着いて眺めてみました。店の外観、店内の様子、どう見ても“立ち食い”の雰囲気。


立ち食い蕎麦、スタンド蕎麦で、“十割”なのです。ホントに?

立ち食いは“早い・安い”がコンセプトです。客は味わいよりも、安く早く、空腹感を満たすことを求めています。

旨い蕎麦を食べたい時は、それなりの店で、それなりの雰囲気で、それなりの料金で、ゆっくり味わうのです。

それなりで無い店で、それなりで無い雰囲気で、それなりで無い料金で、慌てて喰って、どうするの?

まぁ、兎に角、それにしても、十割を看板に掲げる蕎麦屋に旨い店はありません、材料はあくまでも材料、美味しくするのは“加工技術”なのです。

技術で材料をカバーするのは可能ですが、材料で技術をカバーするのは難しいのです。

まぁ、そんな、こんなを考えながら、牛久と云えば、もう! ココ!と、云った場所に向かっています。

それでは、また明日。


コメント
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