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歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

“愛のままで・・・” を、もう一度

2009年01月08日 | その他
昨日の続きのようなものです。

今日は、少し、いろいろと、“愛のままで・・・”を、しつこく“こねくり回す”ことにします。

この曲、メロディーと云い、詞と云い、歌い方と云い、声質と云い、いつか?何処か?で流れていた?・・・・・・そんな気がするのです。

まぁ、それだけ、自然に聴く人を“その気に”させる曲なのです。この様な曲がヒットするのです。

先ずは、昨日に引き続き聴いてみましょう。今回はフルコーラスです。

では、どうぞォー!

愛のままで・・・ / 秋元順子


どうでした?


作詞、作曲“花岡優平”です。

  「小鳥たちは 何を騒ぐの  
  甘い果実が欲しいのですか?」

窓辺に佇み、梢の小鳥の囀りに、若き日に想いを巡らしているのでしょうか? 物質的な欲望から解き放たれたいま・・・・・・。

それにしても、「甘い」箇所を、実に「あっま~~い」歌い方になっています。ホントに甘そうです。


  「だれかとくらべる 幸せなんて いらない
  あなたの視線が 愛しくあれば」

比べる事に、疲れ、そして、愚かさに気づき、愛の眼差しだけで幸せを感じるいま。

  「あぁこの世に生まれ めぐり逢う奇跡
  すべての偶然が あなたへと続く」

“この世に生まれ めぐり逢う奇跡”何処かで聴いたような詞です。

“すべての偶然が あなたへと続く”この辺が、とてもロマンチックで、女心を鷲掴みです。

“たった一つ偶然”で結ばれた不幸の後で、“いくつもの偶然”が重なりあい、めぐり逢った“奇跡の愛”。一度離婚したのか、それとも不倫なのか?聴く人に想像させるのです。

  「そう生きてる限り ときめきをなげかけて
  愛が愛のままで 終るように

“生きてるかぎり ときめきをなげかけ”られる方も、かける方も、かなり疲れます。それでも、愛が愛で終わるまで頑張るのです。

これは、やっぱり夫婦の関係では無理?

  「過ぎた日々を飾ることより あなたと生きる
  これからの時間(きせつ)
  あとから感じるシアワセよりも 
  今は糸ひくような接吻しましょう」

これまでは、ロマンチックに、美しい言葉で、象徴的な詞が、ここで突然、“あとから感じる幸せよりも”、即物的、動物的、雄雌的、愛欲的、ネッチリ・ネバネバ的に、変化します。

やっぱり、精神的な愛だけでは御不満なのです。まだまだ、身体は元気いっぱい現役なのでしょうか?

詞の中の女性は、何歳ぐらい?それぞれが、それぞれの想いで、聴けるように、歌えるように、年齢や状況は聴く人の想像に任せる余地を残す・・・・・・これがヒット曲のテクニック?

それでも、歌っている秋元順子さんが61歳ですから、目一杯広げて、40代後半から70代半ば位の女性がターゲットでしょうか?

それにしても“糸ひくような接吻”には、吸引力、持続力、気力、精力が必要となり、男も女も70代ではちょっと無理でしょう。

詞は“しましょう”とあるので、現実としては体力の衰えを自覚し、それでも、熱き情熱だけは、いつまでも糸を引く・・・・・・そんな願望の表明? 

「あぁ生きてる意味 求めたりしない
 ただ あなたの愛につつまれながら
 そうキャンドルの灯が いつか消える時まで
 愛が愛のままでつづくように」

生きている意味、愛し合う意味、そんな理屈は後から付いて来るのです。いつまでも、ただ、ただ、生きている限り、命の灯る限り、愛につつまれていたいのです。

ロマンチックです。現実には存在しない状況を夢見る、美しくも哀しい女心・・・・・・、それほど、現実は愛とは無関係に過ぎていくのでしょう。

いくつになっても、男でも、女でも、ひとりでは生きていけない・・・・・・。

誰かを愛し、誰かから愛される・・・・・・、そんな願望を抱きつつ、現実の世の中では、スーパーのチラシに眼を凝らし、一円でも安い品物を探し求めているのです。

そんな日常を忘れさせてくれる、あま~~い、あま~~い、愛の歌です。

秋元順子さん“まだ”61歳です頑張って下さい。

私も“アラカン”で~す。


それでは、また明日。





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