今日の朝刊の記事です。
この記事を見て、「エッ!ウッソー!」と思われる方が、かなり居ると思います。母が新聞を読む前に、そのこと云うと、「エッ!ホント?」と、反応しました。
“体感的”には、殺人事件は増加しているのです。でも、“体感”するのは、隣近所、親戚、友人などの被害からではありません。
この記事では、“体感治安”に影響を与えるのは窃盗事件であり、それも減っているとだけ書かれています。でも、しかし、誰しもが“世の中物騒になった”と感じているのです。
普通の人は、世の中の出来事は、新聞、テレビ、週刊誌等の、マスコミ報道で知るのです。マスコミが報道しなければ、その出来事は世の中で発生しなかった事になるのです。
特にテレビの影響が大きいと思います。テレビは視覚に訴え、考えることもなく、映像を眺めているだけで、本人の自覚が無いまま、頭に入り込んでしまうのです。
テレビを眺めていると、殺人事件の報道が“ヤタラ・メッタラ”流れているのです。ワイドショーでは、同じ事件を、毎日、毎日、繰り返し報道するし、番組の中では、同じ映像を、何度も何度も繰り返し流しています。
87歳の母は、新聞の事件報道の繰り返し、テレビの事件報道の繰り返し、週刊誌の新聞広告、その後の裁判開始の報道も、判決の報道も、控訴の報道も、みなん、ゴチャゴチャで、すべて別々の犯罪と、勘違いする事もあるのです。
あるところで、ある方の話では、日本のマスコミの殺人事件報道は異常に多いとの事でした。
外国の殺人事件の発生件数をチョット調べたてみたら、
殺人 強姦 強盗
日 本 0.50 1.78 4.07
アメリカ 4.55 32.05 147.36
イギリス 1.61 16.23 179.73
ド イ ツ 1.17 9.12 72.28
イタリア 1.29 4.05 65.38
フランス 1.78 14.36 41.26
ロシア 19.80 4.78 90.68
※2000年国連統計 件数/10万人
発生率は少ないのです。
報道、特にテレビのワイドショーの影響が大きいと思います。それと、報道番組までがワイドショーと同じように、隣近所のおじさん、おばさんに、事件の感想を聞いたり、犯人や被害者の、隣近所での評判を聞いたり、生い立ちを調べたり、視聴者の欲望な反映なのか、“そこまでやるかァ”と思うのです。
これって、やっぱり、殺人事件は視聴率が取れるからなのでしょうねェ。私の母も、困ったものだと云いながら、殺人報道をよく見ています。
やるから見るのか? 見るからやるのか? まぁ、どっちも、どっちで、イタチごっこ? いや、鶏か卵ですか?
皆さん、殺人事件が好きなの? いや、殺人関連報道が好き?
でも、何と云っても、やはり、殺人事件は究極のドラマなので、興味をそそられるのです。でも、見続けると、“体感治安の悪化”と云う、“副作用”を伴います。
テレビと新聞が、相互に報道姿勢を批判できると、また、それなりに、緊張関係が生まれ、報道もそれなりに変わり、風通しも良くなり、とても良いと思うのですが、現在は、テレビと新聞は、資本系列でしっかりと、堅く結ばれていますから、なかなか難しいのです。
民主党の選挙マニアルに、同一の資本が、テレビと新聞を所有する事を、禁止する法案の提出が書かれていたと?思います。
この辺は、テレビも新聞も採り上げないのようです。記者会見の“開放”も、大手マスコミは“惚けて”いましたが、が少しずつ進んでいるようですから、次は、ここらへんで頑張って貰いたいと思うのです。
でも、これは、かなり、難しいでしょう。でも、すべてを決めるのは世論です。選挙民の支持次第です。でも、世論を作るのは新聞とテレビ、ここら辺も“イタチ”か“鶏”なのです。
それでは、また来週。
この記事を見て、「エッ!ウッソー!」と思われる方が、かなり居ると思います。母が新聞を読む前に、そのこと云うと、「エッ!ホント?」と、反応しました。
“体感的”には、殺人事件は増加しているのです。でも、“体感”するのは、隣近所、親戚、友人などの被害からではありません。
この記事では、“体感治安”に影響を与えるのは窃盗事件であり、それも減っているとだけ書かれています。でも、しかし、誰しもが“世の中物騒になった”と感じているのです。
普通の人は、世の中の出来事は、新聞、テレビ、週刊誌等の、マスコミ報道で知るのです。マスコミが報道しなければ、その出来事は世の中で発生しなかった事になるのです。
特にテレビの影響が大きいと思います。テレビは視覚に訴え、考えることもなく、映像を眺めているだけで、本人の自覚が無いまま、頭に入り込んでしまうのです。
テレビを眺めていると、殺人事件の報道が“ヤタラ・メッタラ”流れているのです。ワイドショーでは、同じ事件を、毎日、毎日、繰り返し報道するし、番組の中では、同じ映像を、何度も何度も繰り返し流しています。
87歳の母は、新聞の事件報道の繰り返し、テレビの事件報道の繰り返し、週刊誌の新聞広告、その後の裁判開始の報道も、判決の報道も、控訴の報道も、みなん、ゴチャゴチャで、すべて別々の犯罪と、勘違いする事もあるのです。
あるところで、ある方の話では、日本のマスコミの殺人事件報道は異常に多いとの事でした。
外国の殺人事件の発生件数をチョット調べたてみたら、
殺人 強姦 強盗
日 本 0.50 1.78 4.07
アメリカ 4.55 32.05 147.36
イギリス 1.61 16.23 179.73
ド イ ツ 1.17 9.12 72.28
イタリア 1.29 4.05 65.38
フランス 1.78 14.36 41.26
ロシア 19.80 4.78 90.68
※2000年国連統計 件数/10万人
発生率は少ないのです。
報道、特にテレビのワイドショーの影響が大きいと思います。それと、報道番組までがワイドショーと同じように、隣近所のおじさん、おばさんに、事件の感想を聞いたり、犯人や被害者の、隣近所での評判を聞いたり、生い立ちを調べたり、視聴者の欲望な反映なのか、“そこまでやるかァ”と思うのです。
これって、やっぱり、殺人事件は視聴率が取れるからなのでしょうねェ。私の母も、困ったものだと云いながら、殺人報道をよく見ています。
やるから見るのか? 見るからやるのか? まぁ、どっちも、どっちで、イタチごっこ? いや、鶏か卵ですか?
皆さん、殺人事件が好きなの? いや、殺人関連報道が好き?
でも、何と云っても、やはり、殺人事件は究極のドラマなので、興味をそそられるのです。でも、見続けると、“体感治安の悪化”と云う、“副作用”を伴います。
テレビと新聞が、相互に報道姿勢を批判できると、また、それなりに、緊張関係が生まれ、報道もそれなりに変わり、風通しも良くなり、とても良いと思うのですが、現在は、テレビと新聞は、資本系列でしっかりと、堅く結ばれていますから、なかなか難しいのです。
民主党の選挙マニアルに、同一の資本が、テレビと新聞を所有する事を、禁止する法案の提出が書かれていたと?思います。
この辺は、テレビも新聞も採り上げないのようです。記者会見の“開放”も、大手マスコミは“惚けて”いましたが、が少しずつ進んでいるようですから、次は、ここらへんで頑張って貰いたいと思うのです。
でも、これは、かなり、難しいでしょう。でも、すべてを決めるのは世論です。選挙民の支持次第です。でも、世論を作るのは新聞とテレビ、ここら辺も“イタチ”か“鶏”なのです。
それでは、また来週。