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“決断できる日本へ”を読んで

この本・中尾茂夫著“決断できる日本へ―3・11後の政治経済学”は、この夏に読んだ中尾茂夫氏の“入門・世界の経済”の姉妹編だ。読んだ本の順序と、出版の順序は逆で、私が先に読んだ本の方が後から出版されていて新しい。つまり、今回読んだ方が古く、2012年7月の発行であり、“入門・世界の経済”で紹介されていて、そこで現状批判を行っているとあったので読んでみたのだった。 著者は、“3・11で覚醒されたこの国の行方に対する不安、さらに「なぜ日本はこういう国になり下がつたのか?」という断腸の思いと、学者としての自責の念”に駆られて、この連著となったと説明している。確かに、3・11に迫るには、“決断できる日本へ”の方がより直接的ではないか、そこで現代日本を如何に分析し、その方向の付け方に興味があったのだ。 . . . 本文を読む
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