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空海と密教の三密について―読後感報告

今回は久しぶりの“書棚”への投稿。GWでやったことで、既に予告した読書結果である。 ①梅原猛“空海の思想について”(講談社学術文庫) ②松永有慶“密教”(岩波新書) ③梅原猛“最澄と空海―日本人の心のふるさと”(小学館文庫) この投稿表題の“密教の三密”とは、次のことである。 “仏教では、生命現象はすべて身(身体)、口(言葉)、意(心)という三つのはたらきで成り立っていると説いている。顕教では、人間のこれら三つのはたらきは、煩悩に覆われ汚れているということで三業と呼ぶが、密教では、人間の三つのはたらきも大日如来の現れであるから、本質的には人間も大日如来と同じであるとし見ている。ただ、大日如来のはたらきは通常の人間の思考では計り知れないということから、密なるものという意味で「三密」と呼んでいる。” . . . 本文を読む
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