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仏教史・ひろさちや・著“はじめての仏教―その成立と発展”を読んで

今週は、ひろさちや・著“はじめての仏教―その成立と発展”を紹介したい。これまで仏教に関し、ひろさちや氏の著作を読み続けて来たが、仏教史全体を示したこの本を読んで、ひろさちや仏教観の全体像を理解して、一応の自分の中での総括としたいという思いで読んだ。文庫本でこれほどコンパクトにまとめられ、要領よく日本に至るまでの仏教史を分かり易く解説した本はないのではないか、と読み終えた今も思っている。 このようにして先ずは、ひろさちや氏の著作を読むことで、概括的にしかも正確な仏教像を把握したかった。“仏教入門”の段階を一通りの知識を得て、改めてその歴史をたどることで整理し、一旦総括したいと思った次第である。そういう意味で、ここで一旦、“ひろさちや仏教”のお勉強は終えることとしたい。今後は仏教については、さらに知識を深めるべく、他の碩学の著作にてお勉強したいと考えている。今後、ひろさちや氏の著作を読むことがあっても、それは碩学の1人として考えてのことだ。また、本書はそうい“けじめ”にふさわしい著作であり期待に応えてくれた本だった。 . . . 本文を読む
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