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和田秀樹・著『「せん妄」を知らない医者たち』を読んで

今回紹介するのは和田秀樹氏の高齢者用の医療本である。高齢者の入り口に立つ身としての覚悟を立てるためにも、和田秀樹氏の著作は気になっている。今回は『「せん妄」を知らない医者たち』を読んだので紹介したい。 「せん妄」って何?高齢者に起きる症状らしく、“せん妄とは、脱水、感染、炎症、貧血、薬物など、身体的な負担がかかった時に生じる「意識の混乱」です。入院患者さんの2~3割に起こり、高齢者、特に認知症を合併している方はさらに生じやすいと言われています。”ということのようだ。それがどうした? というようなことでこの本を読みだした。結局、“医師ができることは、情報と選択肢の提供まで”であるべき。これが著者の大原則論。だから、高齢者患者自身が薬を飲むと決めるにあたっては、“薬の副作用を理解し、日常生活の活動レベルを落とさないよう最小限にとどめる”必要がある、ということだが、これが難しい。 . . . 本文を読む
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