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バッド・ウィル?

週末、サンデープロジェクトに 今注目のグッドウィルの経営責任者が 出演していた。
だが、司会者の質問に 何一つまともに答えられなかった。
せっかくの機会にも かかわらず、釈明にもなっていない。問題点も 全く 見えてこなかった。出てきて ただ、謝っただけだという不毛。
しかし、その出演で 経営者として 当然 行うべきことが できていないらしいことが 見えてきた。
番組のレギュラーの中に かつて商社で同僚だったという人がいたが その人も 呆れていた。

生活苦の中 自衛隊の教育機関で教育を受け、自衛官の任官拒否し、商社へ入社。
その商社で、いろいろ“商売”もやったらしいが、ディスコのジュリアナで成功。
その後 “もうかる事業”を目指して、介護事業に転身。

別の報道によれば、コムスンのマネジメント実態も あまりにも酷すぎるようだ。
営業成績 最優先。従業員は 低賃金にもかかわらず、ご当人は豪華な生活。
これでは、“介護を食いものにしている”し “従業員の志も食いものにしている”と言えるのではないか。
そんなことで、本当の介護事業ができるのか。

軍人として教育され、商社マンであった人に 本当の事業経営ができるのか。
実務経験の 乏しい人には 介護事業など 分かるわけがないだろう。
実務には 実務をやったものにしか分からない 勘のようなものがある。
どんな実務でも いいが 若い時には 地を這うような実務を経験するべきだと思う。
そして、事業経営者には この勘と 想像力が 必要だ。

どうやら かの経営者、最近はビジネスモデルの危機にもかかわらず、介護現場を歩かなかったようだ。
実務を知らない上に、現場を見ない経営者に 何ができると言えるのか。
司会者の全ての質問に まともに答えられなかったのは 事業の現場実態を知らないからだと思った。
その意志が いかに“グッド・ウィル”であったとしても やっていることが酷ければ 悪意と同じだ。

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