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10月に鑑賞した映画の紹介

“力による現状変更は許さない。”これは米国の中国に対する警告の強い台詞だ。
だが、実はイスラエル国家は“力による現状変更”なしには建国は終始ありえなかった。そのイスラエルを米国は全面的に支持・支援している。米国のダブル・スタンダードに他ならない。ダブル・スタンダードは容易に変更できるスタンダードだと十分に考えられる。だから米国の中国に対する警告“力による現状変更は許さない。”も常にそうだとは言い切れないではないか。
難民キャンプ だろうが何だろうが、殲滅させるというホロコーストがイスラエル政府の究極の目標なのだ。これはナチズム以外の何物でもない。折り合うポイントなどあり得ないのだ。おそらくできれば核攻撃も辞さない姿勢ではないのか。
それでも“まぁまぁ、双方落ち着いて”と言っていられる事態ではあるまい。
ガザ住民の基本的人権など埒外なのだ。このSDGsの時代にだ!悪魔の所業なのだ!

李克強の謀殺!とうとう習近平もプーチン流になってきた。
これで、共産主義青年団(共青団)は大きな後ろ盾を失い、習近平も後顧の憂いなく実権を揮える。だが経済は最悪の状態。国滅びて習近平の独裁が残る・・・そんなことはあり得ない!?



さて、またまた月が替わった。早いものだ。この積み重ねで10年否、生涯も“光陰矢の如し”となるのだろうか。ここで先月見た映画の紹介としたい。残念だが、先月は16本しか見切れていない。PCが壊れてそれどころではなかったのが、大きな要因だ。PCの復旧は未だ完璧ではない中でのNHKのBSシネマが10本、レンタル・ビデオが6本だ。

いつものように先ずは、BSシネマ10本の紹介から始めたい。

①10月2日“ベンジャミン・バトン 数奇な人生 The Curious Case of Benjamin Button”2008年・米・監督:デヴィッド・フィンチャー
出演:ブラッド・ピット、ケイト・ブランシェット、ティルダ・スウィントン、ジェイソン・フレミング、イライアス・コティーズ、ジュリア・オーモンド、エル・ファニング、タラジ・P・ヘンソン、フォーン・A・チェンバーズ、ジョーアンナ・セイラー、マハーシャラ・アリ、ジャレッド・ハリス、デヴィッド・ジェンセン、テッド・マンソン、トム・エヴェレット、フィリス・サマーヴィル、ドン・クリーチ、ジョシュア・デローシュ、リッチモンド・アークエット、ジョシュ・スチュワート、イリア・ヴォロック、ジョエル・ビソネット、チャールズ・ヘンリー・ワイソン、マディセン・ベイティ
BSシネマで2度目。内容はうる覚えだったが、今回はしっかり見れた。
ベンジャミンはいつも死と向き合って生きていたような気がする。老人ホームが人生の出発点だったからか。だから彼の人生は緊張感に満ちたものだった。本当は普通の人の人生もそうなんだが・・・。そして折に触れて出る台詞が“いつも永遠につづくもはない”だった。そうなんだ!!
川のタグボートでムルマンスクなど世界を経めぐった。海軍に徴用されて日本軍とも戦った。そして、実父のボタン会社を引き継いで経営者もやった。デイジーとも甘い生活の内に娘も出来た。だが若返り続けて子供になる自分には父親はとても務まらないと考えたベンジャミンは姿を消す。だが、認知症で意識のない状態でデイジーの許に戻され、そしてついに赤ん坊になって一瞬意識が戻るが、そのまま静かに息をひきとった。

②10月4日“マディソン郡の橋 The Bridges of Madison County”1995年・米・監督:クリント・イーストウッド
出演:クリント・イーストウッド、メリル・ストリープ、アニー・コーリー、ヴィクター・スレザック、 ジム・ヘイニー、デブラ・モンク、リチャード・レイジ、ミシェル・ベネス
見たいと思っていたが今まで見れなかった。主役・クリント・イーストウッドというのが一般的かもしれないが、実はメリル・ストリープが主役で、クリントは脇役であろう。燃え上がる直前のメリルが最も美しかった。たった4日の恋。それで、子供たちの人生への考え方が変わった。原題Bridgesはどうして複数形なのか。

③10月9日“クライ・マッチョ Cry Macho”2021年・米・監督:クリント・イーストウッド
出演:クリント・イーストウッド、エドゥアルド・ミネット、ナタリア・トラヴェン、ドワイト・ヨアカム、フェルナンダ・ウレホラ、オラシオ・ガルシア・ロハス
イーストウッドが91歳で発表したヒューマン・ドラマだという。良い話だったが、現在でもメキシコはあんなにいい加減なのだろうか?車は適当に簡単に調達できるし、警察もいい加減で袖の下が利く。マイクは幸せになったかもしれないが、ラフォは果たして?

④10月10日“西の魔女が死んだ The Witch of the West Is Dead”2008年・日本・監督:長崎俊一
出演:高橋真悠、サチ・パーカー、りょう、木村祐一、高橋克実、大森南朋
サチ・パーカーは、サチコ・パーカーでシャーリー・マックレーンの実娘。自然の中の生活で魂を癒し社会復帰という安易な設定と思ったが、魔女の登場で様子が変わった。“ニシノマジョカラ ヒガシノマジョヘ オバアチャンノ タマシイ ダッシュツニ ダイセイコウ”

⑤10月11日“ロミオ&ジュリエット Romeo + Juliet”1996年・米・監督:バズ・ラーマン
出演: レオナルド・ディカプリオ、クレア・デインズ、ジョン・レグイザモ、ハロルド・ペリノー、ピート・ポスルスウェイト、ヴォンディ・カーティス=ホール
現代のニュー・ヨークを舞台にとおもったら、架空のヴェローナ・ビーチだったようだ。それにしても現代ではどこでも、警察署長が勝手に刑罰を決めることはできまいが、それをやっている。そうしなければ物語は成立しないのか。クレア・デインズ、美人じゃないけど可愛かった。

⑥10月13日“胸に輝く星 The Tin Star”1957年・米・監督:アンソニー・マン
出演:ヘンリー・フォンダ、アンソニー・パーキンス、ベッツィ・パーマー、マイケル・レイ、メアリー・ウェブスター、ジョン・マッキンタイア、ネヴィル・ブランド、リー・ヴァン・クリーフ、ピーター・ボールドウィン
BSシネマで2度目?賞金稼ぎしか仕方のないヒックマンが若いオーエンスにピストルの扱いや町の保安官の心得などを教えて育て上げる話。胸に輝く星は保安官バッジのこと。ネイティブ・アメリカンの混血が絡む話でもあるが、話は偏見を打ち消すものである。

⑦10月16日“フラッシュダンス Flashdance”1983年・米・監督:エイドリアン・ライン
出演:ジェニファー・ビールス、マイケル・ヌーリー、シンシア・ローズ、リリア・スカラ
公開数年後にレンタルで見ているハズだが記憶にない。例によって眠ったのか。
ダンス好きの女の子。バイトで酒場で踊っったり工事現場で溶接作業をしていたが、ダンス学校への願書を出すのに逡巡し続ける。決心してオーディションを受けるまでの話。
そんなに素晴らしい内容でもなく、何故ヒットしたのか分からない。踊りと歌が良かったのか。ピッツバーグが舞台でジェニファー・ビールスはイェール大学に入学したばかりだったという。

⑧10月17日“地下室のメロディー Mélodie en sous-sol”1963年・仏・監督:アンリ・ヴェルヌイユ
出演:アラン・ドロン、ジャン・ギャバン、ヴィヴィアーヌ・ロマンス、モーリス・ビロー、ジャン・カルメ、カルラ・マルリエ、クロード・セバール
現金入りのバッグを何故持ち出してプールに放り込んだ?水にはつかるし面倒なことになる。人目に付かないように、持ち出すならまだしも・・・。

⑨10月20日“マーベリックの黄金 Catlow”1971年・米・監督:サム・ワナメイカー
出演:ユル・ブリンナー、リチャード・クレンナ、ダリア・ラヴィ、レナード・ニモイ、ジェフ・コーリイ、ジョー・アン・フラッグ、マイケル・デラノ、ベッシー・ラヴ
ユル・ブリンナーって、あんなに普通の顔で普通に喋れるんだ!?牧場主たちが選んだガンマンのミラーはこの映画後にスポック副長に変身。とにかくネイティブアメリカンも絡んでややこしく、逆転していく展開。キャット・ロウのリーダーシップが凄く、お勉強になる!フェミニストからすると女性がペットのようになっているとの酷評だが・・・。

⑩10月31日“イエスマン“YES”は人生のパスワード Yes Man”2008年・米・英・監督:ペイトン・リード
出演:ジム・キャリー、ゾーイー・デシャネル、ブラッドリー・クーパー、テレンス・スタンプ、リス・ダービー、モーリー・シムズ
本作は、コメディ映画。ユーモア作家ダニー・ウォレスの同名の回顧録が原作の由。ジム・キャリーは韓国語とギターをお勉強とのことだが、バーで振り向きざまにウェイトレスに衝突して仰向けに倒れるシーンで予想以上に強く床に倒れ、肋骨を3本折ったとのこと。確かに映画でもすぐに立ち上がっていなかった。ラストシーンもちょっとヤバい道路の滑走だった。

レンタルビデオ6本の内、“名探偵ポアロ”が4本となった。ポアロへの食傷気味症状が少し治まったかのようだ。

⑪10月7日“名探偵ポアロ・複数の時計 The Clocks”2009年・英・監督:チャールズ・パーマー
出演:デビッド・スーシェ、トム・バーク、アンア・スケラーン、ジェイム・ウィンストーン、シニード・キーナン、レスリー・シャープ、アンナ・マッセイ、フィル・ダニエルズ、オリビア・グラント、ビーティー・エドニー、テッサ・ピーク・ジョーンズ、ジェイソン・ワトキンス、スティーブン・ボクサー、アビゲイル・ソー、ガイ・ヘンリー、アンドリュー・フォーブス
スパイ事件と、遺産相続絡みの殺人事件に巻き込まれて、犯人にされてしまう若い女性タイピスト・シーラの話。一体、どっちがメイン?シーラはパーディ教授とは別れて、コリン大尉と一緒になるの?

⑫10月11日“名探偵ポアロ・象は忘れない Elephants Can Remember”2013年・英・監督:ジョン・ストリックランド
出演:デビッド・スーシェ、ゾーイ・ワナメイカー、ヴィンセント・リーガン、ヴィンセント・リーガン、エルザ・モリエン、フェルディナンド・キングスレー、アナベル・モリオン、クレア・コックス、アレクサンドラ・ダウリング、イアン・グレン
ポアロ・シリーズの実質最終作の由。13年前の心中事件をオリヴァ夫人が、老人殺害の事件をポワロが捜査するという話。二つのエピソードは繋がっていた。実は双子が絡むのはよくある手。何故、話の上で像が登場するのか理解できなかったが、話自体は理解しやすかった。

⑬10月12日“名探偵ポアロ・ビッグ・フォー The Big Four”2013年・英・監督:ピーター・ライドン
出演:デヴィッド・スーシェ、ヒュー・フレイザー、ポーリン・モラン、フィリップ・ジャクソン、デヴィッド・イェランド、トム・ブルック、ジェームズ・キャロル・ジョーダン、パトリシア・ホッジイ、ニコラス・デイ、スティーブン・ペイシー、サイモン・ロウイ、サラ・パリッシュイ
2度見。アルゼンチンのヘイスティングス、ミス・レモン、ジャップ警視監の下に、ポアロ追悼の招待状が届くところからスタートする。そして場面は4週間前、ビッグ・フォーが世界をコントロールしていると騒ぐ記者が登場。今までにない珍しい展開。クウェンチンの失恋で起きたでっち上げビッグ・フォー事件だった。

⑭10月31日“名探偵ポアロ・死者のあやまち Dead Man's Folly”2013年・英・監督:トム・ヴォーン
出演:デヴィッド・スーシェ、ゾーイ・ワナメイカー、シネイド・キューザック、ショーン・パートウィー、ステファニー・レオニダス、クリス・ゴードン、リチャード・ディクソン、レベッカ・フロント、フランチェスカ・ズーテヴェレ、ジェームズ・アンダーソン、サム・ケリー、マーティン・ジャービス、ロザリンド・エアーズ、エマ・ハミルトン、ダニエル・ウェイマン、エリオット・バーンズ・ウォレル、トム・エリス、ニコラス・ウッデソン
ハティ、スタッブス卿、フォリアット夫人はグルなのがミソ。それにしてもハティの従兄のエチエンヌ・ド・スーザはどうして黒人なのか?上流階級・お金持ちに黒人が紛れ込むことはしばしばあったのか?
それに、なり替わりがそんなに容易なのか?針の穴のようなトリックだがあり得ないことはないのか?アガサにはこういう非現実な話が多すぎる。

レンタルビデオの残り2本は次の通り。

⑮10月8日“セットアップ Setup”2011年・米・監督:マイク・ガンサー
出演:カーティス“50Cent”ジャクソン、ブルース・ウィリス、ライアン・フィリップ、ジェナ・ディーワン、ショーン・トーブ、ランディ・クートゥア、ジェームズ・レマー
B級だけど久しぶりにおもしろかった。ブルース・ウィリスは結構B級に端役で出ている。米国のチンピラの映画。マフィアのボスも登場するがマフィア同士相打ちで終わる。主人公は巧く逃亡して終わり、ツァンツァン?逃げ切れるものか。

⑯10月19日“SEX FRIEND (+R15)”1999年・日本・監督:坂本礼
出演:沢哲志、さとう樹菜子、柊美瑛、酒井邦幸、伊藤清美、新崎貢治
下手糞の塊のような映画。見るに値しないものを見てしまった。浅田次郎を気取ったつもりかも知れないが、台本がとにかく酷い。俳優の台詞も下手でしかも、変な間があってマノビしている。“将来に漠然と不安を抱きただ単にSEXに明け暮れている男女が、不思議な交流を通し再生していく官能ドラマ。”という触込みだが、あれで人生の再生ができたのか?それなら単純で結構なこと?

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