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オバマ氏の大統領当選

“変化”それは希望への道程だという。そして それは自分たちに出来ることだ!Yes! We can!と言っている。
恐れを捨てて希望に向かおうと言うオバマ氏が 米国の次期大統領に決まった。
人は 迷った時、原点に立ち返るべきだという。アメリカは その原点に立ち返り将来を見据えたオバマ氏を選んだ。
原点とはいっても、それは古色蒼然のものではない。勿論、時代の要求に応える深化した原点だ。

日本には その立ち返り深化させるべき原点はあるのか。
立ち返る原点が無ければ 人々の合意する 将来を見据えた方向を見出すことはできない。
将来を見据えた方向が見出せなければ、国家的大戦略などは作り出せない。
国家的大戦略が無ければ、いつまで経っても 日本は自分の将来を選び取れないのだ。
常に 他国の事情に振り回されることになる。それで良いのか。

日本では立ち返るべき原点が 定まっていない。
だから いつまで経っても アナクロ的事実誤認を信念としている あの空幕長のような公職者が、忘れた頃に登場する。そして、その都度 オタオタする羽目になる。
いつまで経っても 変わらない日本の姿が ここにあると言えないか。
そうだからと言って、くだらないことを 原点にしてはならない。
そう考えてみると果たして何が 日本人の発想の原点なのか。日本人が合意する原点が不明確ではないか、と思えてくる。“武士道”だという人がいるが、それも曖昧で 実は 体系的思索としての実態が明確ではないし、そんな時代遅れのものを 現代にそのまま持ち込まれてもはなはだ迷惑な気がする。それに、そこには50年前の未曾有の体験とその教訓は不可欠だ。
そうなると、日本には 現代に耐える深化された共通認識に足る原点は無いのではないか。
しっかりした アイデンティティを持てない日本人。人々は そのことすら自覚していないのではないか。

振り返って見て、本当は その原点がしっかりしていなければ、CSR報告書などいくら制作しても ホンモノは出来ないと思い知るべきだ。軸がブレては Integrityは無く、そらぞらしいものにしかならない。そのことを 十分 認識し、覚悟するべきではないか。一時しのぎの エーカッコシーの流行のためだけに制作するのなら 止めた方が良い。
第三者意見を 述べる人も 少なくともそうした軸や覚悟を持った人でなければならない。評価される側からの 少しばかりの謝礼で 無責任な見解は述べるべきではあるまい。

このように原点の無い日本は いつまで経っても 変わらない。変われないのだ。それで良いのか。
世界は ドンドン変化している。
しっかりしない日本。変わらない日本を見て 世界は Japan Nothing!と思い始めているのではないか。
日本は ミツグ君でさえあれば良い!?・・・・金を出すだけの国に 存在感はあるまい。
世界中から利用されるだけの国。こんな、日本に将来があると言えるのか。
将来の無い国には 投資価値も無いのだ。やがて、日本は 国際的ミツグ君の立場さえ失い、朽ち果てるのか。


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