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MTシステムはオンライン品質工学か?

05.12.9.
田口博士の品質工学には オンラインオフラインのメソッドがあります。

そして 品質工学の本流は オフラインの解析方法としてのタグチメソッドであると思われているのが一般的印象です。つまり、田口博士の強調する源流管理の 強力な開発のツールであると。
そして、MTシステム(マハラノビス・タグチ・システム)も 源流管理の 強力な開発のツールであると考えられていると、私が 勝手に 誤解していたようです。

MTシステムの最も最初の事例として紹介されているのが、ロバストで信頼性の高い火災報知器システムの開発であったのです。つまり オフラインの開発のツールであったというイメージ、第一印象が強かったのです。

ところが 最近 お勉強して分かったこと。それは 今にして思えば当然ながらMTシステムは パターン認識の方法であり、異常と 普通(正常)の区別を定量的に認識する方法である、ということ。
ならば、例えば 膨大な工程製造記録を元に 単位空間を設定し、マハラノビスの距離を計算し、それをベースに不合格品となる要因を 摘出して 問題の工程条件を修正する。こういうシステムが組めることになる。
現実には どうやらそのように監視システムを組んでいる工場も あるらしいのです。
これは まさしくオンライン監視システムのツールであることを示しています。つまり、MTシステムは 開発の武器というよりは、オンライン品質工学のツールとしての有用性の方が高い ということではないでしょうか。しかし、そのように明確に 書いているテキストは無いように思うのです。

田口博士の周辺の方に米国防省から 9・11事件を回避できるような航空機監視システムの開発依頼があったという噂も耳にしたことがあります。恐らくMTシステムの有効性を期待してのことだろうと容易に想像できるのですが、これも監視のオンラインですヨネ。
ならば、地震の予知も可能なのでしょうか。
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