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核被爆

05.08.09.
毎年、8月になると まず6日の広島の被爆。9日の長崎の被爆。15日の終戦の日。
その敗戦の年の事件をなぞるように 記念行事がなされる。
フト 思ったのですが、そこでは、怒りや 悲しみや 反戦平和が 唱えられる、ただ それだけだなぁ、と。
報道は 特集をやるが、その事件にまつわる話、今に至るまでの苦しみの経過について語られるだけ。それらの話自体は 万人が異を唱えられない 否定しがたい尊い話である。
だが、それだけ ではないのか。毎年 繰り返す それだけの話。
ムードや 気分だけに 流れて終わってしまう。そんなことが この国には多すぎるような気がします。
ムード(空気)で あの戦争を始めたのでは ないのか。

ムードに流れるので、今年は郵政解散一色で “被爆・終戦・平和”も 飛んでしまいそうです。
こんなに 歴史的事実を忘れ去る 国民性は一体 どういうところに 由来するのでしょうか。不思議です。
日本は世界的に 信頼されない国になってきつつあります。バカにされる 日本人。
反戦平和で世界に信頼されるためには、今を どう考えるべきか、イラクを、北朝鮮を、…そういう姿勢が必要ではないのか、と。

原爆ドームを世界遺産に登録するのに反対した国は 2ヶ国あるという。米国と中国だそうです。
非常に 象徴的な話だと 思いました。

簡単に過去を 忘れる。二三歩 歩いて 忘れるのはニワトリです。
だから、ニワトリは 金網を迂回して エサを食べることはできないそうです。
忘れるから 同じ失敗を 何度も繰り返す。米国に 何度も負ける。負けたことも忘れる???
ニワトリ頭脳に、PDCAはムリですね。こういう国民性に ISOマネジメントは なじむのか?
コメント ( 2 ) | Trackback ( )
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コメント
 
 
 
戦争のはじまり方 (ダイコクヤ)
2005-08-09 22:51:02
戦争は多くの人が死ぬし、大変いやなことですが、その始まりには、人智を超えた力が働いているような気がします。知識人が理路整然といろいろ言いますが、何か空々しい気がします。どうも人間の行動は理路整然としないものに圧倒的に支配されているのでしょうね。怖いといえば怖いですが、まあ当たり前といえば当たり前ですね。人間の知性・理性はあまり信用できるものでは、ないと思っています。でも戦争はイヤです。

 
 
 
ニワトリ (磯野及泉)
2005-08-09 23:46:19


日韓関係の悲劇は あまりにも忘れるべきでないことを忘れてしまう日本人と、忘れるべきことを忘れない韓国人が 隣り合ったことだ、とある人は言ったそうですネ。

ある韓国の財閥の大阪駐在事務所を訪ねた時のことですが、その事務所 大阪城を見下ろす場所にありました。駐在員曰く“こうやって毎日、見下ろしているんですヨ”とご満悦でした。・・・・秀吉の恨み?



 
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