goo

6月に鑑賞した映画の紹介―“シャーロック・ホームズの冒険”から“名探偵ポアロ”へ

プリゴジンの反乱、あっさり平定!?
今後はワグネルの無力化、というか完全国防省麾下になるかが焦点になる?
ワグネルを始末すれば次はカディロフツィー?これは軍閥国家?否、ヤクザ国家?だからワグネルは囚人を兵士にした!闇の深い・・・マフィア国家!このような民間軍事組織が40近くあるという。
国防相のショイグも私兵を持っている?国家予算がそんな所に流れているのか?どこかの御仲間国家と同じで、甘い汁を吸っている連中が国家の中枢に大勢巣くっているのか?それがオリガルヒ!
これら私兵組織、本来は非合法。これを機に一様に国防省麾下になるのか?ショイグが私兵の“パトリオット”をあっさり」手放すとは到底思えない。やっぱり!ロシアは深い闇のマフィア国家だったのだ!
そんな国がウクライナに勝てるのか?

だが、そのウクライナもマフィアの楽園だった?戦争を機にゼレンスキー大統領はウクライナのマフィアを一掃できる、できているのか?当初、東部マリウポリでロシア軍に徹底抗戦を続けたあの有名なアゾフ連隊はその私兵組織が元だった?
戦争でゼレンスキー大統領は国外、国内の2正面戦争を戦っているのか?ウクライナ人はこの苛烈な戦争によく耐えているものだ。歴史の大義に耐えているのか。かつてのベトナム人もそうだったのだが・・・・。



さて、今回はマタもや月初めの投稿となるので、6月に鑑賞した映画の紹介となる。6月はあっさりBSシネマ11本とレンタル・ビデオ28本の全39本。40本にはわずかに及ばず。ネット経由やTV録画のソースからは見ることがなかった。
当月は結果として、非常に特徴的になってしまった。というのはレンタル・ビデオ28本中22本がシャーロック・ホームズ・シリーズだったからだ。英・グラナダ・テレビ版の“シャーロック・ホームズの冒険”全41本のうちの大半22本を見た訳である。このシリーズは前月から見始めたのだが、何だか中毒のようになってしまい、最後まで見てしまった次第だ。まぁ、これでネット経由の映画への参加登録しなかったことになる。
最終日は新たなシリーズ“名探偵ポアロ”をスタートさせた。これは、ロンドン・ウィークエンド・テレビ(London Weekend Television)が主体となって制作したものである。7月は恐らくこれで満たされるのであろう。

では、個別の紹介、先ずはBSシネマ11本の紹介から。

①6月5日“アポロ13号 Apollo 13”1995年・米・監督:ロン・ハワード
出演:トム・ハンクス、ケヴィン・ベーコン、ビル・パクストン、ゲイリー・シニーズ、エド・ハリス、キャスリーン・クインラン
BSシネマで2度目。酸素タンクの爆発のシーンを前回は見逃したので、しっかり見ようと思ったが、今回も見逃しかけた。同じように頭がボーっとしてしまった。爆発の原因は2年前から使われていた酸素タンク内のコイルが問題だったと映画中で説明していたように思うが、コイルがなんおために使われたのかと思ったが、ネットではタンクの絶縁自体が問題だったように書かれていた。

②6月21日“アラバマ物語 To Kill a Mockingbird”1962年・米・監督:ロバート・マリガン
出演:グレゴリー・ペック、メアリー・バダム、フィリップ・アルフォード、ブロック・ピーターズ、ロバート・デュヴァル
黒人差別問題。ターゲットになった黒人は死んで、救いのない物語になりかけたが、ハロウィンで弁護士の子供達が黒人に罪を擦り付けた人物ユーエルに襲われるが、謎の隣人ブーに助けられ、ユーエルは死ぬ。保安官はユーエルは悪いことをした見せしめの事故だとして話は終わる。子供の目を通しての社会観察にもなっている。

③6月12日“アレキサンダー大王 Alexander the Great”1956年・米・監督:ロバート・ロッセン
出演:リチャード・バートン、フレドリック・マーチ、クレア・ブルーム、ダニエル・ダリュー、ハリー・アンドリュース、ピーター・カッシング、スタンリー・ベイカー、フリードリッヒ・フォン・レデブール、バリー・ジョーンズ
重要な部分があっさり流れている印象で、予備知識なく見ていると人間関係が分かり難い。アテネとの確執も脈絡なく出現して、実は分からないまま終わった。後半はペルシア制服。ダレイオスは大兵で臨んだが、アレキサンダーに本軍を急襲されあっさり敗れ、部下に裏切られて殺された。

④6月14日“インビクタス/負けざる者たち Invictus”2009年・米・監督:クリント・イーストウッド
出演:モーガン・フリーマン、マット・デイモン、トニー・キゴロギ、パトリック・モフォケン、マット・スターン、マルグリット・ウィートリー、パトリック・リスター、ペニー・ダウニー
BSシネマで2度目。監督をクリント・イーストウッドがやり、制作総指揮もモーガン・フリーマンもやったらしい。競技場の真上上空を大型旅客機で通過し、応援したというエピソードもあったようだ。マディバはアパルトヘイトの象徴のようなラグビーが国民精神統合の切っ掛けになると読んだ。

⑤6月19日“ザ・ファーム The Firm”1993年・米・監督:シドニー・ポラック
出演:トム・クルーズ、ジーン・トリプルホーン、ジーン・ハックマン、エド・ハリス、ホリー・ハンター、ハル・ホルブルック、デヴィッド・ストラザーン、ウィルフォード・ブリムリー、ゲイリー・ビジー
好条件で就職したが、それはマフィアの法律事務所。主人公がそこから監視の目をかいくぐり、抜け出すのにどうするのか。ハラハラドキドキで大変面白い。やっぱり普通に生きるのが良いのか!

⑥6月8日“サイコ Psycho”1960年・米・監督:アルフレッド・ヒッチコック
出演:アンソニー・パーキンス、ヴェラ・マイルズ、ジョン・ギャヴィン、マーティン・バルサム、ジョン・マッキンタイア、ジャネット・リー
BSシネマで2~3度目。20分ほど経って途中から見た。母親と一人息子の感情の入れ替わり。それが母親は10年前に亡くなっていたという変で恐ろしい話。

⑦6月15日“シェルブールの雨傘 Les Parapluies de Cherbourg 英題:The Umbrellas of Cherbourg”1964年・仏・西独・監督:ジャック・ドゥミ
出演:カトリーヌ・ドヌーヴ、ニーノ・カステルヌオーヴォ、アンヌ・ヴェルノン、ミレーユ・ペレー、マルク・ミシェル、エレン・ファルナー
どの場面を切り取っても“おしゃれ”な映画。この映画も登場人物に悪い人はいない。人生はその時々の選択の結果であり、過去を引きずり、こだわっても仕方ない。

⑧6月26日“ツレがうつになりまして。”2011年・日本・監督:佐々部清、原作:細川貂々
出演:宮﨑あおい、堺雅人、吹越満、津田寛治、犬塚弘、梅沢富美男、田山涼成、大杉漣、余貴美子
髙“はしごダカ”、という言葉初めて知った。イグアナに演技させるんだ!?梅沢富美男に何か哀愁があって良かった。この社会、みんな寂し~ぃんだ!ハルちゃんのおかぁさん余貴美子も良かった。

⑨6月28日“遠い空の向こうに October Sky”1999年・米・監督:ジョー・ジョンストン
出演:ジェイク・ギレンホール、クリス・クーパー、クリス・オーウェン、ウィリアム・リー・スコット、チャド・リンドバーグ、ナタリー・キャナディ、スコット・マイルズ、エリヤ・バスキン、ランディ・ストリップリング
実話の由。地味な配役のためか、ヴェルナー・フォン・ブラウンも登場している、とあるが元々名前だけしか知らなかったので残念だが映画では分からず。炭鉱のエキスパートの父親との葛藤・和解が中心。米の田舎では親の仕事を子供に押しつけるのが普通なのか。

⑩6月20日“バーニング・オーシャン Deepwater Horizon”2016年・米・監督:ピーター・バーグ
出演:マーク・ウォールバーグ、カート・ラッセル、ジョン・マルコヴィッチ、ジーナ・ロドリゲス、ディラン・オブライエン、ケイト・ハドソン
2010年にメキシコ湾沖起きたBPの海底油田爆発事故を映画化。掘削の根元のセメントの封止試験をきちんとしなかったのが原因。これで11万8,000ドルの費用と12時間の時間を節約ししたとされる。だが自然破壊の損害は計り知れない。“ディープウォーター・ホライズン”とは自走式リグで韓国・ヒュンダイ製の由。

⑪6月29日“レジェンド・オブ・フォール Legends of the Fall”1994年・米・監督:エドワード・ズウィック
出演:ブラッド・ピット、アンソニー・ホプキンス、エイダン・クイン、ジュリア・オーモンド、ヘンリー・トーマス、カリーナ・ロンバード、クリスティナ・ピックルズ、
久しぶりの大河ドラマ。桁外れな男トリスタンを巡っての愛憎劇。アルフレッドがどういう気持ちでラストを飾ったのか、難しい!妻や実父に愛されなかったのを理解したためか?


次は、レンタル・ビデオ中の英・グラナダ・テレビ版の“シャーロック・ホームズの冒険”全41本のうちの大半22本の紹介としたい。

⑫6月1日“シャーロック・ホームズの帰還・6つのナポレオン The Six Napoleons”1986年・英・監督:デーヴィッド・カールソン
出演:ジェレミー・ブレット、エドワード・ハードウィック、コーリン・ジェヴォンズ、ジェラルド・カンピオン、エリック・サイクス、エミル・ウォルク、ミシェル・ローガン、ジェフェリー・ガーディナー、ヴィンセンゾ・ニッコリ、マリーナ・サーティス、スティーヴ・プライタス
複雑なので2度見した。それでもベッポと写っていたはずのルクレチアの写真をホームズがどうやって手に入れたのかが不思議。マフィアのパパ・ヴェヌーチに遭っていたことになるからだ?このTVドラマには説明できない変なところがしばしばあるように思うのだが・・・私の鑑賞力の限界か?

⑬6月2日“シャーロック・ホームズの帰還・悪魔の足 The Devil’s Foot”1986年・英・監督:ケン・ハナム
出演:ジェレミー・ブレット、エドワード・ハードウィック、デニス・クイリー、ダミエン・トーマス、マイケル・エイトキン、フレダ・ドゥウィー、ジョーン・サウンダース、フランク・ムーリー
ホームズはコーンウォールへ転地療養に出かけていた時の事件。トリゲネス一家の遺産を巡っての争いによるアフリカの「悪魔の足の根」という毒草の粉末を暖炉やランプにいぶして有毒ガスをはっせいさせ殺人する話。この映画でホームズは麻薬中毒であったが、海岸で薬品と注射器を遺棄した。

⑭6月4日“シャーロック・ホームズの帰還・銀星号事件 Silver Blaze”1988年・英・監督:ブライアン・ミルズ
出演:ジェレミー・ブレット、エドワード・ハードウィック、ロザリー・ウィリアムズ、ピーター・バークワース、バリー・ローウィ、ジョナサン・コイ、マルコルム・ストーリー、マンダ・ジェーン・ベアード、デヴィッド・ジョン、サリー・フォークナー、ラッセル・ハンター
このところホームズは整髪していない、何故か?馬蹄が名馬に蹴られて、死んじゃった!そんな話。チャッカリ、ホームズは競馬で儲けた!

⑮6月5日“シャーロック・ホームズの帰還・ウィステリア荘 Wisteria Lodge”1988年・英・監督:ピーター・ハモンド
出演:ジェレミー・ブレット、エドワード・ハードウィック、フレディ・ジョーンズ、カイカ・マーカム、フランク・グライムズ、ドナルド・チャーチル、バジル・ホスキンス、トレーダー・フォークナー
中米の独裁者の末路?家庭教師が関わるのか?娘たちはどなったのか?

⑯6月7日“シャーロック・ホームズ・4人の署名 The Sign of Four”1987年・英・監督:ピーター・ハモンド
出演:ジェレミー・ブレット、エドワード・ハードウィック、ロザリー・ウィリアムズ、ジェニー・シーグローブ、ロナルド・レイシー、エムリス・ジェームズ、キラン・シャー、ジョン・ソウ
ホームズの整髪が戻った。インドでの財宝の入手経路が複雑。結局、水没?原作ではこれでワトソンはメアリーと結婚するが、グラナダTV版ではそうしなかった、と。怪しい島の原住民トンガ。こんな人種がいたのか?

⑰6月10日“シャーロック・ホームズの帰還・ブルース・パーティントン設計書 The Bruce-Partington Plans”1988年・英・監督:ジョン・ゴリー
出演:ジェレミー・ブレット、エドワード・ハードウィック、ロザリー・ウィリアムズ、チャールズ・グレイ、デニス・リル、ジョナサン・ニュース、ジェフリー・ベイルドン、セバスチャン・ストライド、アマンダ・ワーリング、デレク・ワーレイ
潜水艦の重要な部品の設計図が盗まれた。何とかスパイの大物と図面を取り返したホームズ達は牡蛎料理で祝杯を上げたことになっているが、原作ではホームズは褒美にウィンザー城に招かれ、「さる高貴な女性」から見事なエメラルドのタイピンを贈られたことになっている由。

⑱6月11日“シャーロック・ホームズの事件簿・レディー・フランシスの失踪 The Disappearance of Lady Frances Carfax”1991年・英・監督:ジョン・マッデン
出演:ジェレミー・ブレット、エドワード・ハードウィック、ロザリー・ウィリアムズ、シェリル・キャンベル、ジュリアン・カリー、ジャック・クラフ、マイケル・ジェイストン
宗教を使った詐欺、現代的な問題でもあるのか。グリーンは何故結婚できなかったのか、フランシスに嫌われていたのか?その点がよく分からない。

⑲6月12日“シャーロック・ホームズ・バスカルビル家の犬 The Hound of The Baskervilles”1988年・英・監督:ブライアン・ミルズ
出演:ジェレミー・ブレット、エドワード・ハードウィック、クリストファー・タボーリ、ロナルド・ピカップ、ジェームズ・フォークナー、ニール・ダンカン、フィオナ・ギリーズ、ローズマリー・マクフェイル、エリザベス・スペンダー
セルデンという囚人がダマシ的に使われていて、少々ややこしい。ステイプルトンがバスカヴィル一族で財産を狙っていたのもややこしさに輪をかけている。だが、それが本筋、結局、勝手に沼に溺れ死ぬ。チャールズ卿もステイプルトンの犬による殺害なのかはっきりしない。ローラ・りオンズもステイプルトンの仕掛けに乗ったのかは白状している。犬が特定の人を襲うものなのか。

⑳6月13日“シャーロック・ホームズの事件簿・ボスコム渓谷の惨劇 The Boscombe Valley Mystery”1991年・英・監督:ジューン・ハウソン
出演:ジェレミー・ブレット、エドワード・ハードウィック、ジョナサン・バーロウ、ジェリー・スコフィールド、ジョアンナ・ロス、ジェイムズ・ピュアホイ、ピーター・ボーン
オーストラリアで酷いことをやって金儲けして、本国の英国に戻って安穏に暮らした人は結構いたのか。それを又脅す奴もいたのか。金儲けの舞台がインドであればどうだったのか?同じことだったのか?

㉑6月14日“シャーロック・ホームズの事件簿・ショスコム荘 Shoscombe Old Place”1991年・英・監督:パトリック・ラウ
出演:ジェレミー・ブレット、エドワード・ハードウィック、ロザリー・ウィリアムズ、ロビン・エリス、フランク・グライムズ、エリザベス・ウィーバー、ジュド・ロウ、ジェームズ・コイル
サー・ロバートは競馬チャンピオン・ステークスに勝って債務は完済、結局、事件にはならず。

㉒6月14日“シャーロック・ホームズの事件簿・ソア橋のなぞ The Problem of Thor Bridge”1991年・英・監督:マイケル・シンプスン
出演:ジェレミー・ブレット、エドワード・ハードウィック、アンドリュー・ワイルド、ダニエル・マッセーィ、セリア・グレゴリー、キャサリーン・ラッセル、フィリップ・ブレザートン、ステファン・マクドナルド、ディーン・マグリ
米金鉱王のニール・ギブソンの自動車が初めて登場。米国帰りを強調?結局、巧妙な自殺だったか。だが、あんなに簡単に証拠が上るか?

㉓6月15日“シャーロック・ホームズの事件簿・高名の依頼人 The Illustrious Client”1991年・英・監督:ティム・サリヴァン
出演:ジェレミー・ブレット、エドワード・ハードウィック、ロザリー・ウィリアムズ、デビッド・ラングトン、アビゲイル・クルッテンデン、キム・トムスン、アンソニー・バレンタイン
女性に対する数々の悪事(傷害・殺害等)を働いたオーストリアの男爵にだまされて婚約した貴族の娘に婚約を諦めさせる話。ホームズも襲われて重傷を負う。高名の依頼者は当時の英国王エドワード7世であるとするのが定説の由。

㉔6月16日“シャーロック・ホームズの事件簿・這う人 The Creeping Man”1991年・英・監督:ティム・サリヴァン
出演:ジェレミー・ブレット、エドワード・ハードウィック、チャールズ・ケイ、エイドリアン・ルキス、サラ・ウッドワード、コリン・ジェボンズ、アンナ・マゾッティ、ピーター・エリオット
霊長類研究家のプレスベリー教授は61歳だが、若い女性とアリス・モーフィーと婚約していた。これが事件の発端。霊長類たちの血清を注射して若返ろうとしてお猿Creeping Manになってしまった。飼い犬のロイはお猿の教授を襲った。そんなことがあるのだろうか・・・そこがお話。

㉕6月17日“シャーロック・ホームズ・犯人は2人 The Master Blackmailer”1992年・英・監督:ピーター・ハモンド
出演:ジェレミー・ブレット、エドワード・ハードウィック、ロザリー・ウィリアムズ、ロバート・ハーディ、ノーマ・ウェスト、コリン・ジェボンズ、セリーナ・ゴードン、デビッド・マリンソン、サラ・マクヴィカー、ブライアン・ミッチェル、アラン・ロスウェル
貴族たちのスキャンダルをネタに脅迫を生業にして来たミルバートンを相手に、結婚前の若い女性エヴァを救おうとするが、手段がなくミルバートン邸に忍び込んだ。ところが恨みを持つ別の女性にミルバートンは射殺されてしまうという、お粗末。

㉖6月18日“シャーロック・ホームズ・サセックスの吸血鬼 The Last Vampire”1993年・英・監督:ティム・サリバン
出演:ジェレミー・ブレット、エドワード・ハードウィック、ロイ・マースデン、ヨランダ・バスケス、キース・バロン、モーリス・デナム、リチャード・デンプシー、ジュリエット・オーブリー、エリザベス・スプリッグス
どうやら原作の“サセックス吸血鬼The Sussex Vampire”にはストックトンなる作家・南米研究家は登場せず、ストーリはファーガソン家のジャックと後妻の関係で展開しているようだ。複雑化したシナリオのグラナダ・テレビ版の方が面白いように思う。

㉗6月19日“シャーロック・ホームズの回顧録・三破風館 The Three Gables”1994年・英・監督:ピーター・ハモンド
出演:ジェレミー・ブレット、エドワード・ハードウィック、ロザリー・ウィリアムズ、ピーター・ウィンガルド、スティーブ・トゥーサン、クロディーヌ・オージェ、ゲイリー・キャディ、メアリーエリス、マイケル・グラハム、ベン・プーレン
暴露本の原稿の最後の1頁が暴露本の内容全体にそんなに大きく影響するものなのか?それに第1部の原稿は既に出版社に渡っている。イサドらは金で出版社を買収できないのか?不自然な点がこのストーリーには残る。

㉘6月21日“シャーロック・ホームズの回顧録・瀕死の探偵 The Dying Detective”1994年・英・監督:サラ・ヘリングス
出演:ジェレミー・ブレット、エドワード・ハードウィック、ロザリー・ウィリアムズ、ジョナサン・ハイド、スザンナ・ハーカー、ヒュー・ボンネヴィル、ロイ・ハッド、レイチェル・ライス
熱病に感染させて、死なせ、遺産を独占的に相続しようとした、熱病研究者の話。ホームズは感染したように見せかけて、種明かしさせる。ワトソンは結婚してホームズと別居して2年?どうやら原作では阿片窟は出て来ず、原作の方が筋立ては良く分かり易い?

㉙6月22日“シャーロック・ホームズの回顧録・金縁の鼻眼鏡 The Golden Pince-Nez”1994年・英・監督:ピーター・ハモンド
出演:ジェレミー・ブレット、ロザリー・ウィリアムズ、チャールズ・グレイ、フランク・フィンレイ、ナイジェル・プレーナー、クリストファー・ガード、アンナ・カータレット、ナタリー・モース、パトリシア・ケリガン
ロシア革命絡みか。コーラム教授アンナ夫妻の問題に秘書のスムスが巻き込まれたのだ。コーラム教授は裏切った仲間に殺されたのか。シベリア送りになったアンナの兄は?

㉚6月23日“シャーロック・ホームズの回顧録・赤い輪 The Red Circle”1994年・英・監督:セーラ・ヘリングス
出演:ジェレミー・ブレット、エドワード・ハードウィック、ロザリー・ウィリアムズ、ジョン・ハラム、ソフィア・ディアス、ジェームズ・クームス、ベティ・マースデン、ケネス・コナー、ベティ・マースデン、トム・チャドボン、ジョセフ・ロング、ケリー・シェール
ワトソンがフィルマーニに会っただけで、何故彼が殺されるのかよく分からない。既にワトソンは尾行されていたのか?ならば、ジョルジャーノはウォーレン夫妻の所にルッカ夫妻またはその一人が潜入していることを知っていたのか。話は蛇が尻尾を噛んでいるように矛盾する?!ワトソンとの面談と関係なしに探り当てたのなら問題ないのだが!

㉛6月24日“シャーロック・ホームズ・未婚の貴族 The Eligible Bachelor”1993年・英・監督:ピーター・ハモンド
出演:ジェレミー・ブレット、エドワード・ハードウィック、ロザリー・ウィリアムズ、サイモン・ウイリアムズ、アンナ・カルダー・マーシャル、ジョアンナ・マッカラム、パリス・ジェファースン、ジェフリー・ビーバーズ、メアリー・エリス
何故、ヘレナを活かしておいたのだろうか。気まぐれなのか?その先妻は殺したのに。そしてヘレナ自身も良く生き延びたものだ。それにヘレナは女手一つでどうやって城壁の石組を目立たずに組み替えれたのだろうか。見逃してはならない視点ではないか。実際にはこの話にも若干無理があるような気がするのだが・・・!

㉜6月25日“シャーロック・ホームズの回顧録・マザランの宝石 The Mazarin Stone”1994年・英・監督:ピーター・ハモンド
出演:ジェレミー・ブレット、エドワード・ハードウィック、ロザリー・ウィリアムズ、チャールズ・グレイ、ジョン・フィンチ、フィリス・カルバート、バーバラ・ヒックス、ギャバン・オハーリヒー、リチャード・カルディコット、ヘレン・ライアン、デニス・リル
ジェレミーの容態が悪くなったので、原作を脚色してシャーロックの兄マイクロフトの活躍となった由。一見、関係のないワトスンへの依頼者ガリデブ姉妹と関連が出てくる。マザランの宝石を盗んだシルヴィアス伯爵の手下がガリデブ家に下宿していたのだ。その手下が元部屋の道具を取りに来たのだ。チョット手の込んだ話。

㉝6月27日“シャーロック・ホームズの回顧録・段ボール箱 The Cardboard Box”1994年・英・監督:サラ・ヘリングス
出演:ジェレミー・ブレット、エドワード・ハードウィック、ロザリー・ウィリアムズ、トム・チャドボン、キアラン・ハインズ、ジョアンナ・デイビッド、デボラ・フィンドレー、ルーシー・ホワイブロウ、
グラナダ・テレビ版シャーロック・ホームズの最終回。ジェレミー・ブレットは、この後体調を崩して約1年後の1995年9月12日、惜しくも亡くなった由。今回は三角関係を扱ったシャーロック・ホームズでは珍しい殺人事件。“愛ゆえの罪だから、フランスでは情状酌量もありうるのだが・・・(この愛憎は)人間にとって永遠の謎だ。”これでこのシリーズもとうとう御仕舞。冒頭のベーカー街の様々な型の馬車の往来する光景が19世紀を彷彿とさせ、特にシャーロックが眺める街の様子に2階建ての乗合馬車と思しきのが現われ、あれが今のロンドンの2階建てバスの原型かと。馬車と汽車、電信(電報)そして新聞の社会。


次は、レンタル・ビデオのその他。但し、内2本は次のシリーズ・アガサ・クリスティーの“名探偵ポアロ”だ。

㉞6月30日“名探偵ポアロ・コックを捜せ The Adventure of the Clapham Cook”1989年・英・監督:エドワード・ベネット
出演:デビッド・スーシェ、ヒュー・フレイザー、フィリップ・ジャクソン、ポーリン・モラン、ブリジット・フォーサイス、ダーモット・クロウリー、フリーダ・ダウィー、アンソニー・キャリック、ケイティ・マーフィー、ダニエル・ウェブ
探偵もの、アーサー・コナン・ドイルからアガサ・クリスティーへの転進。世界は変わって1930年代。馬車は自動車に、電信(電報)は電話に変化。探偵事務所もベーカー街の2階から、アール・デコ様式のホワイトヘブン・マンションへ。ワトスンはヘイスティングス、ハドソン夫人はミス・フェリシティ・レモン。ポアロはフランス人ではなくベルギー人とのこと。話は銀行マンの意外な犯罪であった。

㉟6月30日“名探偵ポアロ・ミューズ街の殺人 Murder in the Mews”1989年・英・監督:エドワード・ベネット
出演:デビッド・スーシェ、ヒュー・フレイザー、フィリップ・ジャクソン、ポーリン・モラン、ジュリエット・モール、デヴィッド・イェランド、ジェームズ・フォークナー、ガブリエル・ブラント、ジョン・コーディング、バリー・クックソン、ニコラス・デルブ
自殺を他殺に見せかけて、冤罪を作ろうとした事件。

㊱6月3日“TOKYO NOIR トウキョーノワール Birthday”2004年・日本・監督:熊澤尚人
出演:吉本多香美、利重剛、光石研、須之内美帆子、中村愛美、塩谷瞬、吉野きみか、関彩、水橋研二、原史奈
35歳の誕生日を前に真理は、公私に無味乾燥な毎日を送っていた。「誕生日には決まって良くないことが起こる」。7歳の誕生日に父親が失踪して以来、彼女はずっとそう思って生きてきた。そして妖しい美容院で娼婦となった。

㊲6月13日“エクスタシー・イコライザーREN 妖艶美女が溺れるキケンな恍惚”2020年・日本・監督:国沢実
出演:栄川乃亜、朝桐光、佐藤良洋、小林敏和、町田政則
エロい?オッパイ放り出してもちっともまぐわってないのがまるわかり!演出も演技も下手。よくも三文役者ばかりこれだけ揃えたもんだ。脚本も酷ければ、マグナムと称する短銃・小道具も酷い、オモチャ感丸出し!それを真剣こいてヤッテいて、おふざけマンガにもならない。借りたのが間違い!シャーロックとは大違い!

㊳6月28日“大阪やくざ戦争 誤爆の代償”2007年・日本・監督:辻裕之
出演:山口祥行、村上竜司、斎藤洋介、加納竜、小沢仁志、嘉門洋子
久しぶりのヤクザ映画で、作りは良いが、山がなく終わった印象で残念。見る人は見ているのか、“昭和61年代なのに平成10年以降の車が映っている”との評あるも、私は気にならなかった。

㊴6月29日“オフ・ザ・メニュー 恋は最高のスパイス Off the Menu”2018年・米・監督:ジェイ・シルバーマン
出演:サンティノ・フォンタナ、ダニア・ラミレス、マケンジー・モス、マリア・コンチータ・アロンゾ、ジェン・リリー、クリステン・ダルトン、イアン・リード・ケスラー、マリオ・クイノネス・ジュニア
チェーン店レストランはこうやって、おいしい店を探し回って、有名でない所からレシピを盗むのだ。そして味を合成する。コストの安い原材料と化学調味料で。結果、化学物質や抗生物質たっぷりの料理を大量に作りだす。それが真相か?


今月は、“名探偵ポアロ”で満たされることになり、これでネット経由の映画への参加登録しなかったことになるのだろう。

コメント ( 0 ) | Trackback ( )
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 蓮華寺と崇導... 大阪南の“上方... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。