年金問題と首相の対応―情報隠蔽の自民党政府

今や 年金問題は かまびすしい。
民主党は 年初から 年金問題を取り上げていた。
首相は 当初、“不安を煽るような言動は止めて欲しい”と口止め、逃げ切りを図った。
そして いよいよ逃げ切れなくなってきて 今度は 責任の所在について “菅さん じゃぁありませんか！！”と絶叫し、責任転嫁を図った。
首相にとっては 年金問題は自分の問題ではないのである。だから 問題の真相を隠そうとしている。
柳沢大臣は 社保庁の役人に緘口令を布いているらしい。
これまでの 政府対応と何ら変化、反省は無い。
本当に 信頼して 欲しいなら 徹底した情報公開が必要だ。
年金の原資は一体いくらあるのか、年金資金の全体像すら見せようとしていない。

政府首脳は “寄らしむべし、知らしむべからず”の封建政策から一歩も出ていない。
若い首相が江戸時代の発想だ。その精神は 封建的アナクロ。そうか 武士道精神か？
向社会性は 民主的政府に最も要求されるべき 特性である。

今日のサンプロでの 自民党大村氏の説明は 民主党長妻氏への発言妨害が目立った。
言い逃れ的 糊塗する発言、相手を 喋りすぎだと言う不毛な発言で 真相を隠そうとしている。情報を持っている与党なのに 質問に正確に答えずに、野党側に質問してどうする。貴重な時間の無駄遣い。
若いのに　やり口は旧弊だ。
大村氏は 民主党と 政策を比べて欲しいと言っていたが、比べたらいい加減なのは自民党だ。

強行採決された 法案の中に、年金のPR活動に 年金資金を使ってよい、という条項が入っているらしい。
自民党は“改革”と声高に言いつつ、有害物質を巧みに盛り込んでいる。
懲りずに 無駄遣いしようとする官僚に 擦り寄った法案だ。
事実を隠蔽しつつ、“改革法案”を 強行採決する 自民党が信じられるのか。

私も そろそろ 社会保険事務所へ行こう！！！
本当は 行かずとも 手紙で知らせて来るのが 筋だと思うが・・・そうはしないのが 自民党政府のやることダ。
“その時 行かなかったアンタが悪い” と後の祭りとするのだろう。

“寄らしむべし、知らしむべからず”、は主権者軽視の政策だ。
向社会性は 現代の政府に最も要求されるべき特性である。
信頼されるには 情報公開は 非常に重要だ。

そして 品質保証とは “いかに信頼されるか” がキィ・ワード。
今の 自民党政府の品質保証は 最悪だ！！
今の首相には　そんな意識は無い。