健康塾通信

皆様がより健康であるための情報やご家庭でお手軽にできる健康法をお伝えいたします。

『目は心の窓』①疲れを癒して大切に

2008年09月23日 13時22分59秒 | Weblog
久しぶりの青空です。
季節はすっかり秋、健康塾通信の更新を待ち望んでいた皆様大変お待たせいたしました。
これまでの記事に大変多くの皆様がアクセスしていただきありがとうございました。まずは心より御礼申し上げます。

さて、「暑さ寒さも彼岸まで」まさにきょうはお彼岸です。
我が家のジジは、夏の間お気に入りの洗面ボールの中で身体を冷やしご満悦な姿も見納めになるころです。
家の外ではせみ時雨から秋の虫たちの合唱に変わり、季節の変わり目で夏の疲れも出ている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

『目は心の窓』今回は夏の紫外線などによる目へのダメージを受けている方や日ごろの酷使によって疲れを感じている方々、あるいは目には自信ありという方も大切な目をいたわるための目の健康法をお伝えしてまいります。

今日はまず疲れ目度のチェックや日常生活の工夫からお伝えいたします。

まず疲れ目は、一晩寝て翌朝には回復しているという程度ですが、その蓄積による「眼精疲労」は単純に疲労が回復せず、目の乾きや充血、痛み、かすみ、頭痛などの症状が出てきますので重症にならないうちに対処が必要です。

私の体験からですが、リンパ浮腫の治療に集中し始めた頃、患者さんの施術は素肌直接なので、冬などは室温も高くしていて私自身目の乾きを実感するようになっていました。
そして一番手っ取り早い市販の目薬を常用するようになり、しかも点した直後は目の充血も取れすっきりするタイプでした。
しかし、ここに大きな落とし穴が待っていました。まさに・・・の不養生です。

防腐剤が入っている市販目薬を常用というより多用しているうちに、(具体的には一日5~6回以上)いつの間にか充血も乾きも治まらず、気が付いたときはいつもうさぎのような赤眼になっていました。
その後症状はなかなか治まらず、その時から5年経過した今、赤眼の症状は薄れましたが明らかに眼の粘膜はストレスを受けやすくなりました。

それではここで疲れ目度をチェックしてみてください。
該当する項目の数の合計はいくつでしょうか?

● 目が重い
● 目が乾く
● 目がショボショボする
● 目が乾いた感じがする
● 目が痛い
● わけもなく涙が出ることがある
● 目が充血している
● 目の疲れと共に頭痛もする
● 肩こりがひどい
● イライラすることが多い
● 最近寝不足だ
● パソコンを長時間使っている


チェックの判定結果

0個~2個 ・・疲れ目度 小 ・・あまり疲れていないようです

3個~9個・・疲れ目度 中・・ 疲れ気味です。早めにケアして疲れ目を解消しましょう

10個以上・・疲れ目度 大・・ かなり疲れています。早急な対応が必要です

さあご自分の疲労度は確認できましたか?

今や家庭や企業などOA危機による眼の酷使によって、ドライアイ(テクノストレス眼症)の患者さんは1,000万人くらいいるといわれます。

ドライアイの患者さんは「目が乾く」ということより、「目が疲れやすい、目に不快感がある、目が赤い」という症状を感じるといいます。

日常生活で気をつけることを心掛けてください。

①風に注意・・エアコンや扇風機の風が直接目に当たると、涙の蒸発を促しますので風向きに気をつけましょう。
 
②瞬きと休憩・・瞬きは目の表面を涙でうるおしますので、パソコンやテレビゲームなど長時間集中せず、意識して瞬きしたり、休憩をこまめに取りましょう。

③乾燥・・特に冬場は暖房などにより、目が乾きやすくなりますので加湿器などで室内の乾燥を防ぎましょう。

④テレビは低く・・涙の蒸発を防ぐ為に大きく目を開かないためには、テレビなど目線より下に設置することで大きく目を開かずにすみます。

⑤コンタクトによる乾燥・・コンタクトレンズを装着していると涙の分泌が不足しますので、装着中でも使用可能な目薬を点眼して涙を補充しましょう。

ドライアイ対策としては、アメリカ式の休憩法、「20/20/20のルール」というのはご存知でしょうか?
パソコン作業20分ごとに、20フィート(約6m)遠方を、20秒間眺めるという方法です。
とにかく私も含め、つい夢中になりやすい方、ご参考までに私が行っている方法ですが40分か50分の音楽をかけて作業し、音楽終了後必ず小休止して、目の周りのツボを刺激したり、首の運動や椅子から立ち上がって腰や背中、腕などのストレッチを15分くらいおこなっています。

『 燈火親しむ秋』で秋の夜長を楽しみたくなる時期が到来しましたが、目の機能は、夜と日中では夜のほうが涙の分泌量が減るといわれています。
夜間の目の使いすぎは疲労度も増しますから疲れたと感じる前に休むことにしましょう。 

では次回はツボなどを具体的にお伝えいたします。