健康塾通信

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ネバネバ成分コンドロイチン

2009年02月08日 20時40分25秒 | Weblog
立春を過ぎ、陽射しの暖かさは春を感じますがこの時期になると花粉の飛来が
気になりますね。

さて、機能性成分のコラーゲンと共に体内の結合組織に重要な成分がコンドロイチンです。
たんぱく質と結合して皮膚や軟骨の中に含まれていて、体内では成長期には盛んに
合成されていますが加齢と共に減少していきます。

今回は「コンドロイチン」ギリシャ語のコンドロス(軟骨)に由来する成分を取り上げました。

コンドロイチンのみでは、とても不安定で変化しやすい成分といわれていますが、
硫酸と結合することによって安定化して、自然界にはコンドロイチン硫酸として存在します。
 
体の中のネバネバ成分(ムコ多糖類)なのです。

*具体的に多い場所
①軟骨(関節の軟骨の構成成分、約 27 ~ 43%を占めています)
②靭帯
③角膜
④皮膚
結合組織には重要なのでやはりコラーゲンと一緒ですね。

*働きや効果
①水分を保持し弾力性を維持する働き
→お肌の潤いとハリを与え肌荒れ予防と改善

②抗炎症作用
→変形性関節症や関節炎の予防と改善

③細胞の新陳代謝を活性化

④老廃物の排泄などを促進する効果


*含まれる食品

(動物性のもの)
フカヒレ
スッポン
ナマコ
ウナギ
ドジョウ
すじ肉

(植物性のもの)
納豆
山芋
里芋
オクラ
なめこ
海藻

このようにネバネバ食品に含まれ、動物性の方が吸収力が良いといわれますが
残念ながら大量に食べ物に入っていないのが実態なので持続して食べることが大切です。

コンドロイチンはカルシウム代謝にかかわりますので不足すると骨粗しょう症
になりやすいということなので、要注意成分のひとつですね。

提案ですが、コンドロイチンもコラーゲンも同時に摂れるチキンスープをストックして冷凍で2週間、冷蔵で1週間目安にいろいろなお料理に応用してみてください。
そして、コンドロイチンは水に溶けるということを知っていると煮て食べる調理法が効率的ということもお忘れなくどうぞ。

ケチャップ同好会のブログにコラーゲン料理が載りましたのでご参考にアクセスしてみてください。
http://homepage2.nifty.com/t-catsup/index.html