健康塾通信

皆様がより健康であるための情報やご家庭でお手軽にできる健康法をお伝えいたします。

アルツの危険因子

2010年02月10日 19時37分23秒 | Weblog
皆さま、連日の気温の変化について行ってますか?

昨日のぽかぽか陽気から今日は一変、
くれぐれも体調管理に気を配らないといけませんね。

ところで写真のウサギさんは友人のご家族「華菜 ハナ」ちゃんです。
最近、ウサギさんがブームでちまたには「ウサギカフェ」なども
できているようです。

何とも愛らしい癒し系ですね。


さて、今回は「アルツハイマー病」の危険因子をもう一度振り返りながら
更に関係するといわれる危険因子などを追加してお伝えいたします。


①意識を失うほどの頭部外傷 を負ったことがある。

→たとえば「ボクサー脳症」といって過去にボクサーをしていた人が
頭を強打したことによりアルツハイマー病にかかりやすいといわれています。
くれぐれも頭の怪我には気をつけましょうね。

②長く続けている趣味が無いこと。

③中年以降、散歩など運動をしない事が多い。

④新聞や本を読むことがほとんどない。

→②③④これらの項目については次のような活動が
予防効果ありという調査報告があります。

・トランプやチエス(将棋、囲碁)などのゲームをする。
・楽器演奏をする。
・小説や新聞を読む。
・ダンスをする。

などですが趣味を持つことや文字を読むこと、運動することの大切さを
再認識することができます。 

⑤総入れ歯か歯が半分以上ないこと。

→よく噛んで食べることは脳を刺激して、血流も増えるので
より脳を活性化するといわれています。

「8020運動・・80歳まで20本の歯を残し、なんでもよく噛める快適な状態に保とう」
ということですが、歯の治療は早めにして抜歯は避けなければいけませんね。


⑥女性は男性より1.5~2倍かかりやすいという特徴があります。

→これは女性の卵巣で作られる「エストロゲン」という女性ホルモンが関係します。

女性はこのホルモンによって守られ閉経前は生活習慣病などが少ないのですが
閉経後の50代になると急増します。

ちなみに「エストロゲン」の効果は

・更年期障害や骨粗しょう症に対する改善効果

・乳ガンの予防

・動脈硬化の予防

・骨密度低下の抑制

・尿疾禁の予防

・アルツハイマー病の予防

など脳や身体の重要な健康効果に関係しています。


その他の危険因子として最近分かったこと

⑦動脈硬化が起きると脳への血流が減少して、酸素欠乏を生じてアルツハイマー病を促進します。

⑧循環器(心臓など)の機能低下は認知症と関係があるということ。

⑨体内で発生する有害な活性酸素(フリーラジカル)が老化や痴呆と関係していること。

⑩高コレステロール血症はアルツハイマー病の危険因子であること。


これらの危険因子を考慮して、アルツハイマー病は
予防できたり、その進行を遅らせたり出来る可能性があることが分かってきました。


更にアルツハイマー病予防ワクチンの開発も期待されているということです。

有り難いワクチンも大切ですがまずは自分で予防できることもあるはずです。

本日お伝えした危険因子の中に生活改善の答えがありますね。

では次回
私たちにもできるアルツを予防する食物などをお伝えいたします。

さあ、身体も脳も喜ぶ明日でありますように・・・。