健康塾通信

皆様がより健康であるための情報やご家庭でお手軽にできる健康法をお伝えいたします。

五感の癒し≪嗅覚≫

2010年05月05日 08時03分39秒 | Weblog
風薫5月、この連休はこれまでのジグザグ気温を一掃、初夏のさわやかな風が吹き
昼間は紫外線が降り注ぐ暑い日が続いています。

この心地よい風と共に、新緑のさわやかな香りや色鮮やかな花々の甘い香りを
運んでくれています。


嗅覚は五感の中では脳の原始的な部分と言われていますが、人間の進化の過程で
水中で物に触れて感じる匂いの感覚というのが、生命が誕生してから最初に持った
感覚だったといわれます。

そしてそのあとから視覚と聴覚が進化してきました。

嗅覚は味覚と共に、身を守る役割がありますが、身近ではワンちゃんや猫ちゃんが
まずは匂いで安全をかぎ分けようとしている姿をよく見かけます。


香りは個々に好き嫌いがあると思いますが、花や果物や香水など
香りには大切な働きがあります。


私達がストレスを受けると副腎皮質からコルチゾールという
抗ストレスホルモンが出ますが、
これは免疫力を低下してしまうため肌にニキビなどができてしまいます。

しかし、このような身体の崩れを回復してくれるのが「香り」の働きです。



香りの効果は
★ストレスを軽減して心身をリラックスさせてくれ、体調不良なども改善してくれます。

★美容効果としても、体内の老廃物を排出して酸素や栄養を取り込むため肌に潤いを
与えてくれます。



嗅覚は鼻腔の奥にある嗅細胞で、空気中の化学物質など揮発性のさまざまな情報を
神経活動情報に変換して、脳で処理するという仕組みになっています。


鼻の刺激としてはアロマテラピーなど、芳香療法や生け花やガーデニングなどによって
眼(視覚)には 色彩、鼻(嗅覚)には 芳香、そして手作業の相乗効果で脳を活性化し、
更にはストレスを和らげ免疫力を回復してくれます。

この週末は「母の日」でカーネーションのお花が届く方も多いかと思います。

また花屋さんの店先にはカラフルなサフィニアなども出てきましたので、
植え替えや寄せ植えなどをしたり、
やすらぎの時をお過ごしになるのも良いかと思います。


急な真夏日よりで衣類のお手入れなどお忙しくなりそうですが、ちょっと小休止して
コーヒーや紅茶、ハーブティーなどで香りを楽しんでください。


では次回は五感の最後のひとつ、「味覚」をお伝えいたします。