今日から七夕(7月7日)頃までの5日間は半夏生、田植えを終えた田園風景も見られる頃です。
ところで、九州地方に大雨をもたらしている梅雨前線が日本列島の太平洋側に長く居座りそうで被害が心配されるところです。
お互いに今後の情報に注意しましょう!
それでは、今月は初夏に旬を迎える身近なお野菜を取り上げたいと思います。
この時期は蒸し暑い日も多く、さっぱりしたものを食べたくなります。
香味野菜と言われるものは、香りや風味を味わうだけでなく、食材の臭みを消す役割もあります。
今日は7月から10月に旬を迎え、香味野菜でもあり和ハーブともいわれている「大葉」、
我が家では旬を問わずよく登場する野菜です。
大葉には、幼いころの恥ずかしい思い出があります。
母親から、「シソを買ってきて!」とはじめてのお使いを頼まれ、ひとりでは行きつけない八百屋さんで
「シソ下さい。」と言ったら「大葉でしょ!」と言われ、違っていたらどうしよう??と思いながらも買って帰ったら、呼び方の違いであると判りました。
些細なことでしょうがあの頃のドキドキ体験のおかげで、私の中では独特の香りと共にしっかりと存在感を保っています。
大葉を選ぶときは、みずみずしく青々とした色、張り、ツヤ、そして香りのあるものを選びたいです。
乾燥を嫌うので、私は洗ってからキッチンペーパーを湿らせたもので包んで、保存袋か容器で冷蔵します。
うちでは使うごとに葉の状態の確認と湿らせたペーパーも時折変えて、
生で刻んで薬味として料理に使う場合は10枚を1週間で使い切ります。
特に細かく刻むと香りや効果が大きいと言われます。
大葉の栄養効果として
*香り成分である「ペリルアルデヒド」にはリラックス効果や食欲増進作用があります。
*β-カロチンを含み、抗酸化作用があります。β-カロチンは脂溶性なので油を使う調理で吸収率がアップします。
また、体内ではビタミンAに変換するので粘膜保護と免疫力もアップします。
*カリウムが含まれることで、むくみを改善したり、過剰な水分と共に
老廃物も排泄してくれることで、デトックス効果もあります。
では、次回は「みょうが」を取り上げます。