きょうは大寒、二十四節気の最終節です。
今年はお正月が暖かい日が続いたこともあり一層肌寒さが感じられます。
昨年12月、「リンパ浮腫」の投稿をしましたが本日は治療法である「複合的治療」について
お伝えいたします。
標準化された複合的治療は以下の4つの内容があります。
- スキンケア
- MLD(マニュアルリンパドレナージ)
- 弾性着衣(弾性ストッキング・スリーブ)・多層包帯法による圧迫
- 運動療法(圧迫下によるもの)
まず初めに
- スキンケアについて
以前にもご紹介していますので重複しますが日々の大切な習慣として
更に冬の乾燥時期でもありますので追記いたします。
スキンケアの目的は四肢の清潔保持と保湿によって皮膚の状態を良好に保つこと
また、損傷から皮膚を守ることを基本としてセルフケアとして指導しています。
使用する保湿剤については統一されていませんが、乳液タイプやクリーミーで
皮膚に塗りやすく香料など刺激の強い物は避けた方が良いと思います。
皮膚軟化薬で手指や足の指の間など隣接した部分も丁寧にケアします。
また,皮膚の損傷(切傷、火傷、虫刺され、ひび割れなど)を避けることや、
紫外線から守るために患肢の露出をしないなど日常生活で皮膚を守ることが大切です。
そして日々のスキンケアは、直接ご自身で四肢に起きた異変(傷・発疹・熱感)を早期に
見つけることも出来ます。
次回はMLDについてお伝えいたします。
それでは、きょうも健やかにお過ごしください。