猛暑や夏日に翻弄された夏も、ようやく朝晩はひんやりとした秋風に
癒されるようになってまいりました。
夕方は雲が多い空でも、まばゆい太陽の光を見ることが出来ました。
しかし、それもつかの間、空は瞬く間に暗い雲に覆われ、時折小さな雨粒が落ちてきました。
きょう29日は十五夜、中秋の名月は見られないかとほぼあきらめていましたが
19時前に雲間から明るい満月が顔を出しました。
月は潮の満ち引きとも関係すると言われますが、29.5日周期の満ち欠けは
いのちを刻むかのように繰り返されています。
また、陰陽説では月は陰、太陽は陽、人間では女性は陰、男性は陽と万物が陰陽で分けられています。
そして、以前のブログで紹介しましたが(2013.8.8 「痔にはこんなことを?」)
それは満月の日にすり鉢をかぶり、百会に灸をすると痔に効くという奇妙な言い伝えの方法でした。
確かにあるお寺で焙烙灸(ほうろくきゅう)というのをしていると聴きました。
ほうろくと呼ばれる素焼きの皿を頭に乗せて、その上にもぐさの灸で温めるものです。
頭のてっぺんにあるツボが百会ですが、養生のツボでもあり
両耳の先端を頭上に結んだ延長線とからだの正中線が交わったところで
ほぼ頭のてっぺんで少しくぼんだ所にあります。
お灸は難しくても指圧などで、いた気持ちの良い場所を探して
刺激してみましょう。
百会は、不眠や自律神経の調整、頭痛、のぼせ、ストレス、痔など
多くの症状の緩和に効く万能のツボでもありますので
きっと夏の疲れを癒してくれるはずです。
それでは、皆様良い休日を、お過ごしください。