やった~!
”レジェンド”葛西がついにやりました。
記念すべき今日は、2014年2月16日。
朝2:30からの放映を5時まで観てしまいました。
先日のノーマルヒルではよいジャンプをしながらも8位入賞に甘んじた葛西。
しかし「自分のジャンプはできている。これならラージヒルはいけるかもしれない」との手応えがあった様子。
その後の練習でも数は飛ばず確認するくらいにとどめ、集中力を高めていたようです。
そしてラージヒル本番を迎えました。
ジャンプ競技は風により飛べる距離が左右されます。
適度な向かい風をうまく捉えると体が浮くので大ジャンプが期待できます。
逆に、追い風では後ろから押されるようにすぐに落ちてしまい飛距離が伸びません。
運不運を補うために、現在は風によりポイント加点/減点が設定されているほどです。
今日も風向きがグルグル変わるジャンプ台に選手達は翻弄されていました。
条件に恵まれたドイツの選手が144mと大ジャンプをする一方で、名選手が追い風で落とされて平凡な記録に悔しがる場面が何回も映し出されました。
いつも風に恵まれない葛西選手の番が近づくにつれ、私は「向かい風よ吹いてくれ~」と祈る気持ちでした。
そして彼のジャンプ。
ほとんど無風の中、体をムササビのように広げる彼独特の飛型で飛びきり、139m!
スキー板が他の誰よりも体の横に並びぶ様に、その昔「カミカゼKasai」と呼ばれた頃を思い出した私。
1回目が終了して2位と好位置につきました。
ドキドキワクワクの2回目。
見るのが怖くて逃げ出したくなりました(笑)が、一番緊張しているのは葛西選手自身、それを見届けなくてどうする、と自分に言い聞かせしっかと目を見開いて見続けました。
ゲートが2つ下げられ、飛び出すときのスピードが1回目より落ちる設定となり皆記録が伸びない中で134mの大ジャンプ。
美しい飛型、テレマーク姿勢も決まり、最後のカミル・ストッフ(ノーマルヒル金メダリスト)の試技を待ちます。
彼も134mと同じ距離でしたが、1回目の貯金が効き、僅差で逃げ切りました。
葛西は金メダルは逃したものの、堂々の銀メダルを、7回目のオリンピックで初めて勝ち取ったのです。
いやあ、よかったよかった。
出場者の中には往年の名選手達の姿もありました。
アダム・マリシュ(36歳):ワールドカップ39勝。
ヤンネ・アホネン(36歳):ワールドカップ36勝。
彼らが不本意なジャンプに終わる中、最年長の葛西は進化を続け栄冠を手にしたのでした。
正に”レジェンド”の呼び名にふさわしい!
※ フィンランドは鳥人ニッカネン(ワールドカップ46勝)→ ニエミネン(ワールドカップ9勝)→ アホネンの系譜があります。
ニッカネンが来日して飛んだとき(30年くらい前?)のことを今でも鮮明に覚えています。
当時日本では八木選手や秋本選手が活躍、いやその一つ後の世代でしょうか。
別次元の飛距離に「鳥人」という異名がふさわしいと感じたものでした。
ただ、頂点を極めたニッカネンのその後の人生は「凋落」という言葉が当てはまる悲しいものでした。
若くして上り詰めると、あとは下るしかないのでしょうか・・・。
”レジェンド”葛西がついにやりました。
記念すべき今日は、2014年2月16日。
朝2:30からの放映を5時まで観てしまいました。
先日のノーマルヒルではよいジャンプをしながらも8位入賞に甘んじた葛西。
しかし「自分のジャンプはできている。これならラージヒルはいけるかもしれない」との手応えがあった様子。
その後の練習でも数は飛ばず確認するくらいにとどめ、集中力を高めていたようです。
そしてラージヒル本番を迎えました。
ジャンプ競技は風により飛べる距離が左右されます。
適度な向かい風をうまく捉えると体が浮くので大ジャンプが期待できます。
逆に、追い風では後ろから押されるようにすぐに落ちてしまい飛距離が伸びません。
運不運を補うために、現在は風によりポイント加点/減点が設定されているほどです。
今日も風向きがグルグル変わるジャンプ台に選手達は翻弄されていました。
条件に恵まれたドイツの選手が144mと大ジャンプをする一方で、名選手が追い風で落とされて平凡な記録に悔しがる場面が何回も映し出されました。
いつも風に恵まれない葛西選手の番が近づくにつれ、私は「向かい風よ吹いてくれ~」と祈る気持ちでした。
そして彼のジャンプ。
ほとんど無風の中、体をムササビのように広げる彼独特の飛型で飛びきり、139m!
スキー板が他の誰よりも体の横に並びぶ様に、その昔「カミカゼKasai」と呼ばれた頃を思い出した私。
1回目が終了して2位と好位置につきました。
ドキドキワクワクの2回目。
見るのが怖くて逃げ出したくなりました(笑)が、一番緊張しているのは葛西選手自身、それを見届けなくてどうする、と自分に言い聞かせしっかと目を見開いて見続けました。
ゲートが2つ下げられ、飛び出すときのスピードが1回目より落ちる設定となり皆記録が伸びない中で134mの大ジャンプ。
美しい飛型、テレマーク姿勢も決まり、最後のカミル・ストッフ(ノーマルヒル金メダリスト)の試技を待ちます。
彼も134mと同じ距離でしたが、1回目の貯金が効き、僅差で逃げ切りました。
葛西は金メダルは逃したものの、堂々の銀メダルを、7回目のオリンピックで初めて勝ち取ったのです。
いやあ、よかったよかった。
出場者の中には往年の名選手達の姿もありました。
アダム・マリシュ(36歳):ワールドカップ39勝。
ヤンネ・アホネン(36歳):ワールドカップ36勝。
彼らが不本意なジャンプに終わる中、最年長の葛西は進化を続け栄冠を手にしたのでした。
正に”レジェンド”の呼び名にふさわしい!
※ フィンランドは鳥人ニッカネン(ワールドカップ46勝)→ ニエミネン(ワールドカップ9勝)→ アホネンの系譜があります。
ニッカネンが来日して飛んだとき(30年くらい前?)のことを今でも鮮明に覚えています。
当時日本では八木選手や秋本選手が活躍、いやその一つ後の世代でしょうか。
別次元の飛距離に「鳥人」という異名がふさわしいと感じたものでした。
ただ、頂点を極めたニッカネンのその後の人生は「凋落」という言葉が当てはまる悲しいものでした。
若くして上り詰めると、あとは下るしかないのでしょうか・・・。