徒然日記

街の小児科医のつれづれ日記です。

沖縄、ウクライナ・・・パワハラは至る所に存在する。

2023年10月05日 09時49分14秒 | 日記
人間は権力を持つとそれを振りかざす傾向があります。
度が過ぎると「パワハラ」と呼ばれ、非難の対象となります。

昨日、国と沖縄による米軍の飛行場移設問題の続報がニュースで流れました。
紆余曲折はありますが、国の論理と住民の論理にギャップがあり、
そこを埋めることは難しい印象があります。

これを国が押し切れば「パワハラ」という見方も出てきそうです。

そこで連想されるのが、ウクライナ侵攻。
ロシアの国の論理が、ウクライナ住民の感覚と乖離し、
それをプーチンが強引に押し通そうとしているようにみえます。
まあ、パワハラですね。

二つの勢力が拮抗すると、その争いの究極の形は“戦争”です。

戦争では、倫理的な正義は存在しにくい異常事態です。
人を殺すことが正義、
人を殺さなければ自分が殺される・・・

チャップリンは「独裁者」という映画の中で、
ナチスのヒトラーを揶揄し、
「一人殺せば殺人犯だが、
 10万人殺せば英雄だ」
という台詞を残しました。

戦争は、勝ち残った方が“正義”を主張します。
負けて消えた民族は、
たとえ倫理的に正しかったとしても、何も言えません。


辺野古承認に沖縄知事「困難」 政府、5日にも代執行向け提訴
 沖縄県の玉城デニー知事は4日、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設を巡り、軟弱地盤改良工事の設計変更に関する政府の承認指示に対し「期限までの承認は困難」と回答したと記者団に明らかにした。政府が定めた承認期限は4日で、承認を事実上拒んだ形だ。政府は知事に代わり承認する「代執行」に向けて、5日にも福岡高裁那覇支部に提訴。勝訴すれば工事に着手できるため、移設反対の姿勢を貫いた知事の判断が工事阻止につながるかは見通せない。
 政府は、9月4日の最高裁判決で承認義務を負った知事が応じないため、代執行の最初の手続きとして同19日に承認を勧告。「期限までの承認は困難」と知事が回答したことを受け、同28日、より強い「指示」に踏み切っていた。
 関係者によると、最高裁判決を受け、複数の県幹部が知事に「司法の最終判断には従うべきだ」と進言した。ただ知事を支える地方議員や市民団体から「承認すべきではない」との意見が続出。知事は工事の承認はできないと決断した。




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