小児アレルギー科医の視線

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2018年シーズンのスギ花粉症予測

2017年10月06日 06時34分51秒 | 花粉症
 早くも2018年シーズンの花粉飛散情報が届きました。

■ 来シーズンの花粉飛散予測は!?天気.jp



 ムムッ、関東地方は160%と多いのですね(T_T)。
 おや?
 こんなニュースも。

■ 来春のスギ花粉は多いか少ないか? 正反対の日本気象協会とウェザーニューズの予想
2017/10/11:J-CASTニュース
来年春のスギ花粉は多いか少ないか。気象予報の民間大手、日本気象協会とウェザーニューズの予想が「まっこうから対立しています」と水卜麻美アナが伝えた。こんなことは初めてだそうだが、どちらにも根拠があるというのだから、花粉症の人は「なんで?」「どちらを信じていいのか」と言いたくもなる。
今月(2017年10月)発表された予想は、日本気象協会が「多い」で、東北から近畿までの広い範囲でスギ花粉が増え、とくに関東地方は前年の2倍になるという。ウェザーニューズは「少ない」で、四国や近畿で減り、とくに関東は半分以下の地域もあると見た。
夏の暑さ、どう評価
根拠は「今年(2017年)7月が全国的に高温のため、花の成長が盛んで、花粉も増えた」(日本気象協会)、「夏前半は猛暑だったが、8月に一転して雨が多かったため、花はさほど成長しなかった」(ウェザーニューズ)という。両社の担当者はそれぞれ「自信がある」「データに基づいている」と強調している。
30年以上スギ花粉を研究している佐橋紀男さんは「たしかに7月の暑さで花は成長したので花粉が多めの傾向はあるが、日本気象協会がいうように東京で2倍まではいかない」と話す。
両社とも年内にもう一度、予想を発表する予定。来年1月には東京都も予想を発表する。


 う〜ん、多いのか少ないのか、予想不能なのですか(^^;)。

 まだ秋なので、現在飛散している花粉はブタクサ、ヨモギ、カナムグラ、それとセイダカアワダチソウです。

■ 花粉症を引き起こす植物と飛散シーズンweathernews

(左からブタクサ、ヨモギ、カナムグラ)




 秋の花粉はスギ/ヒノキの花粉より小さいので、目の結膜や鼻粘膜に付着するだけでなく、期間の奥まで到達しやすいので咳も出やすいとされています。
 毎年この時期になると調子が悪くなる人は、秋の花粉症かもしれません。
 くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目の痒み、咳が2週間以上続く場合は、風邪ではなく花粉症の可能性があります。医療機関にご相談を。
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