かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

お餅は恐ろしい凶器なはずなのに、どうしてこんにゃくゼリーのように安全対策に力を入れないんでしょうね

2011-01-03 21:05:01 | Weblog
 正月といえばお餅、なのですが、今年は胃の具合も気になって、元旦に雑煮で1個食べただけで、ほとんど口にしておりません。なかなかこういう年も珍しいのですが、ようやく胃の方も普段は気にならなくなってきて、薬をのむのをつい忘れがちになるくらいまで回復してきておりますから、この際きっちり直るまで餅は控えるつもりでいます。
 それはそうと、今年も随分餅を喉に詰めて救急車を呼んだり、死んでしまったりしたニュースが後を絶ちません。ほとんどはお年寄りですが、病院に担ぎ込まれたヒトには40台のヒトも居るとかで、まだ高齢者とは言えない、という年でも、危ないこともあるようです。それでも危ないのは高齢者が圧倒的で、それも餅のリスクは他の食品よりもダントツに高くなっているのが目立ちます。
 私は餅はおかきのようにかなり焼き上げてかりかりになったのが好きなせいか、餅で喉を詰める、という状況が今ひとつピンと来ないのですが、雑煮などにいれた大きな餅をすするようにして飲み込んだりしたら危なそうだな、と想像するくらいは可能です。そういう料理には、餅も一口大に切るとかすればいいのに、と思うのですが、お年寄りには、お餅は大きく無いと美味しくない、というイメージでもあるのでしょうか。
 そんな危険物ではありますが、昔から食べていた、というただそれ一点で、消費者庁もこんにゃくゼリー同様に取り上げようとはしませんし、マスコミも『餅にも規制を!』なんて叫びだしたりはしません。これが発がん性とかだったら、到底リスクとは言えないような低濃度・低毒性だったとしても大騒ぎしてやまないというのに、毎年確実にヒトの生命を奪っている食品に対してとやかく言わないというのも不思議な話です。ひょっとして、万一規制ができて餅が安全になったりしたら、正月の大事なニュースソースがひとつなくなってしまうのが惜しくて、マスコミも放置しているんじゃないか、などと邪推の一つもしてみたくなります。
 まあ大上段に構えて規制する、しない、など話をするよりも、まずは安全な食べ方を指導・普及すれば良いはずで、それはこんにゃくゼリーとかでも全く同じはずだったと思うのですが、とにかくお餅に関しても、こんにゃくゼリーを規制した時以上の熱意と実行力を持って、安全啓発に力をいれるべきです。例えば何センチ角位にすればお年寄りにも安全に食べられるのかというようなデータをとって公表すれば、お餅を売るメーカーの方でもそれにあわせた商品開発位すぐにやるんじゃないでしょうか?

コメント
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