かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

標的に対して一緒に弾撃った位で「集団的自衛権の行使」だなんて、ちゃんちゃらおかしい気がします。

2012-05-28 20:47:54 | Weblog
 このところ、1日1回はブログに貼りつけた「宇宙戦艦ヤマト2199第2章」のPVを再生しています。もう、この映像は見れば見るほど惹かれて行きますね。ますます本編を観たくなってきました。

 さて、海上自衛隊が憲法違反の恐れ、何だそうですが、去年の7月にハワイで実施された環太平洋合同演習、通称リムパックに参加した海上自衛隊の護衛艦が、アメリカやオーストラリアの艦4隻と艦隊を組み、退役した強襲揚陸艦を利用した標的を砲撃して撃沈していたんだそうです。この行為が、共通の敵対目標に対する武力行使に当たり、憲法の専門家なる御仁から、これは集団的自衛権の行使に抵触するのではないか、との疑義が出されているのだそうな。
 ・・・うーん。相手は敵対目標ではなく、砲撃訓練の標的に過ぎないわけで、その程度のことがイケナイなら、そもそもリムパックに参加すること自体が「集団的自衛権」の行使に抵触するのではないか、と私などには思えるのですが、法律の専門家の頭の中では、軍事関連の世界は、どのように理解されていたりするんでしょうか? まさか、実弾を撃ったから☓、なんて言うような見解なのでしょうか?
 一応、政府見解では、集団的自衛権行使を前提にした訓練は自衛隊には認められていないそうですが、前提しているかどうかをどう判断しているのか、なんとも日本人らしい曖昧なごまかしが見え隠れしているようにも感じられます。
 それにしても、集団的自衛権の行使を禁止している、ということ自体が私には疑問で、我が国の防衛のためにはどう考えてみても無用の長物でしか無いように思えてなりません。これがないと戦争に巻き込まれる、なんていうオハナシもその手の筋から伺うこともありますが、それがあろうがなかろうが戦場にされる時はされるでしょうし、集団的自衛権があるからといってなにも我が国が好戦的になる必要は毛頭ないわけで、集団的自衛権を行使できるからこそ、同盟国に反対したり一定の歯止めをかけたりする意見も対等に言うことが出来るというものでしょう。今のままでは、自分達だけ目を逸らしているだけで、平和にもなんにも寄与できていないんじゃないでしょうか?
 まあ今のところは集団的自衛権の行使の禁止は憲法で決められているのですから、これについては悪法も法なり、と言わざるをえないわけですが、それにしてもこの「事件」が憲法違反になるのかどうかなんて、個人的には鼻で哂いたくなるような、あまり興味がそそられる話題でもありません。それよりも、この間観た映画「バトルシップ」って、モロ集団的自衛権の行使じゃないですか! 法律家の皆さんは、憲法違反の内容の映画が娯楽大作として堂々国内で公開されたことを問題視すべきなのでは? まあ相手は宇宙人だけど(笑)。

コメント
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