今朝、夜明け前後頃に雪の予報が出ていたので警戒していたのですが、朝、6時に起きて窓の外を見た時、雪の様子は全くなく、道も乾いているように見えたので、雪の心配は杞憂だった、と安心しました。それで、着替えたり朝食を摂ったりなんやかやと出勤の準備を整えて玄関を出た瞬間、目の前の光景に唖然としました。綺麗に、雪景色になっていたからです。幸い、アスファルト上は水たまりになって黒黒としておりましたが、周囲の木々や露出した土の上はすっかり白く覆われて、空からかなり細か目の雪がホロホロと降っています。朝6時過ぎから出発の7時半までの僅かな時間のうちにいつの間にやら雪が降り出し、景色を変えてしまったのでした。まあ道は雪に覆われたり凍りついたりしなかったので大きな障害にはなりませんでしたが、すぐに止むと思った雪は結局1日中降り続き、午後3時過ぎになってようやく上がりました。でも、気温が比較的高かったから凍結は免れたものの、もしこれが今朝の未明からとか、あるいは明日朝とかでしたら、目にした光景はアスファルトまで白く変じたモノトーンの雪世界だったことでしょう。そうなれば車で出ることもかなわず、通勤を諦めざるを得なかったかもしれません。
さて、インフルエンザやノロ対策なのか、携帯型空間除菌剤「ウイルスプロテクター」なる商品が出回っていて、国内で70万個も流通しているそうなのですが、それで幼児が火傷をするなどの事故が発生している、というニュースを読みました。写真では大きさがよく判りませんが、小さいもので名刺サイズくらいでしょうか。そんな大きさの銀色のパウチを紐で首から下げるような形になるようで、そのパウチから塩素ガスを発生させ、周囲の除菌を行う仕掛けなのだそうです、って、塩素ってかつて戦争にも使われた毒ガスなんですが、そんなものを幼児の身体の近くでまき散らすなんて、よくそんなことを平気でできるものだ、とおののいてしまいました。塩素臭はプールの匂いや、昔は水道水が結構園においになることもあったので、知らない人はいないでしょうけれど、全身に浴びたり飲んだりしていた位なので大したことはない、と高をくくっていたのかもしれません。
それに、どれほどの濃度でその空間を満たすことが出来るのか知りませんが、人体に影響のでないレベルの濃度でウイルスを不活性化出来るとは思えません。ノロウイルスの場合、塩素濃度200ppm相当の次亜塩素酸ナトリウム溶液の使用が推奨されていますが、塩素ガスの場合、ヒトは30ppmで呼吸困難に、430ppmで30分、1000ppmで数分以内に死亡します。ガスでウイルスの不活性化は0.1ppmで効果あり、というデータもありますが、密閉容器内の特殊な環境での実験で、生活環境のような複雑で空気も入れ替わりまくりの所での実験結果ではない以上、ガスがウイルスに効果あり、とは言えてもそれが役に立つ、とはとても言えない話です。従って、どう考えても塩素を身にまとってウイルスから身を守ろう、などというのは無謀ですし、百害あって一利なしと言わざるをえないでしょう。昔と違って、今の時代、ネットで少し調べればそれ位すぐに分かるのに、どうしてそんな馬鹿なものが売れたりするのか、全くもって不思議です。いくら理科に弱い国民と言っても、大概限度があるんじゃないか、と思うのですが、特に大事な子供に持たせるならちょっと位調べればいいのに、と思ってしまいます。
さて、インフルエンザやノロ対策なのか、携帯型空間除菌剤「ウイルスプロテクター」なる商品が出回っていて、国内で70万個も流通しているそうなのですが、それで幼児が火傷をするなどの事故が発生している、というニュースを読みました。写真では大きさがよく判りませんが、小さいもので名刺サイズくらいでしょうか。そんな大きさの銀色のパウチを紐で首から下げるような形になるようで、そのパウチから塩素ガスを発生させ、周囲の除菌を行う仕掛けなのだそうです、って、塩素ってかつて戦争にも使われた毒ガスなんですが、そんなものを幼児の身体の近くでまき散らすなんて、よくそんなことを平気でできるものだ、とおののいてしまいました。塩素臭はプールの匂いや、昔は水道水が結構園においになることもあったので、知らない人はいないでしょうけれど、全身に浴びたり飲んだりしていた位なので大したことはない、と高をくくっていたのかもしれません。
それに、どれほどの濃度でその空間を満たすことが出来るのか知りませんが、人体に影響のでないレベルの濃度でウイルスを不活性化出来るとは思えません。ノロウイルスの場合、塩素濃度200ppm相当の次亜塩素酸ナトリウム溶液の使用が推奨されていますが、塩素ガスの場合、ヒトは30ppmで呼吸困難に、430ppmで30分、1000ppmで数分以内に死亡します。ガスでウイルスの不活性化は0.1ppmで効果あり、というデータもありますが、密閉容器内の特殊な環境での実験で、生活環境のような複雑で空気も入れ替わりまくりの所での実験結果ではない以上、ガスがウイルスに効果あり、とは言えてもそれが役に立つ、とはとても言えない話です。従って、どう考えても塩素を身にまとってウイルスから身を守ろう、などというのは無謀ですし、百害あって一利なしと言わざるをえないでしょう。昔と違って、今の時代、ネットで少し調べればそれ位すぐに分かるのに、どうしてそんな馬鹿なものが売れたりするのか、全くもって不思議です。いくら理科に弱い国民と言っても、大概限度があるんじゃないか、と思うのですが、特に大事な子供に持たせるならちょっと位調べればいいのに、と思ってしまいます。