かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

どこ行っても危険はあるとはいえ、海外で死んだり怪我したりするのはなんともやるせないです。

2013-02-13 19:18:58 | Weblog
 最近、海外で日本人が事件に巻き込まれる例が増えているんでしょうか? 観光地であるグアムで、一人の男が通りがかったヒトを無差別に殺傷して回る事件が起き、日本人に多数の死傷者が出たのだそうです。この前のアルジェリアは、ある意味危険を覚悟の仕事で被害にあったわけですが、今度のは特に危機感もなく、遊びに行った先でワケもわからないまま殺されたり怪我させられたりした、という、なんとも言えない虚しさを覚える事件でした。とは言うものの、事件そのものとしてはやっぱりアルジェリアの方が怖いかも。なんといっても人の命がかくも軽くあっさりと消されるのをみせつけたという点であのテロ事件は恐怖が倍加しますし、そもそも国内ではありえない、想像を絶する話です。それに対して通り魔事件は、秋葉原の例をはじめ、これまでにも国内において何度か発生している点で、まだしも比較的想像が可能ではあります。このように、事態が想像の範疇にあるか、その埒外にあるかでは受ける印象、募る恐怖感が異なるように感じます。もちろん自分がそんな状況に遭遇したいとはとても思えませんし、遭遇したとしたらどちらであっても全身を締め上げられるような凄まじい恐怖に怯えるに違いないのでしょうが、こうしてまずそのような事件に巻き込まれる可能性がほとんどない安楽な状況で報道されるものを見るだけでは、否応なくその差を感じてしまいます。
 それにしても、これで海外へ出かけて行く人の足が鈍ったりするのでしょうか。円も安くなってきてこれまでほど経済的に出かけることもできなくなりそうですし、死人も出ているのに不謹慎かもしれませんが、これで消費の向かう先が海外から国内に回帰してくるような事があるなら、と期待している向きもあるかもしれません。

 
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