かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

日本のお金を作る造幣局って、国営じゃなかったんですね。金塊盗難事件で初めて知った気がします。

2016-06-20 21:48:03 | Weblog
 今日は雲間から熱い日差しが差し込む中、大阪・梅田の茶屋町へ、知り合いの工芸作家さんの展示会を観に行き、帰りに長堀橋で降りて、クリスタ長堀橋にある輸入食品店ジュピターでジャムを買って帰りました。トルコから土産で持ち帰ったチェリーとアプリコットのジャムの味が忘れられず、どこかで手に入らないかと探していたのですが、ようやっとそれらしいものを入手できたので良かったです。もっとも原産国は、チェリーがポーランド、アプリコットがスイスなので、果たしてこれらがトルコのそれと同じ位美味しいかどうかはこれから確認することになります。トルコの美味しかったジャムは残念ながらどう探してもこちらではちょっと購入できそうにないので、この代替品ができれば同じような味であって欲しいと祈るばかりです。

 さて、独立行政法人 造幣局東京支局の博物館で展示されていた時価6380万円の金塊を盗んだ容疑で、54歳の造幣局職員が逮捕されたそうです。今年1月、広報活動などを担当する容疑者が、「仕事で使う」として、金塊を持ち出したまま返さず、6月になって発覚、警察が捜査したとの事ですが、よくもまあ、半年近くも発覚せずにやり過ごせたものです。何故6月になって発覚したのか、不思議に思い造幣局のホームページを見てみましたら、東京支局移転に伴い、博物館がこの6月末で閉館されることになったのだそうで、ひょっとしたらその引っ越し等の作業の中で、金塊が1個足りないことが判明したのではなかろうか、と想像されます。とすると、もし閉館がなかったら、更にずっと発覚は送れたのかもしれません。
 それにしても、本当に仕事で持ちだした後、目の前の金塊に魔が差したのか、はたまた前々から計画的に実行することを目論んだのか、いずれにしても、盗もうと思うからには、のちのちまで発覚しにくい、しない、と容疑者が決断するだけの根拠があったのであろうと思われます。それが容疑者のひとりよがりによる甘々の予想だったにせよ、好機と捉えさせるだけの隙が造幣局側にあったと言うふうにも感じられます。それが、「独立行政法人」なる不思議な組織体制による組織的な問題ではないのか、そもそも、造幣局を国営から独法などにする意味があったのかどうかから疑問ではあります。
 ところで金塊は、「FX取引での損失を補てんするために盗み質屋に売った」とのことで、まず帰ってこないのでしょうね。

コメント
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