かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

衰えてもさすがは大英帝国、EU離脱の一言で世界中を混乱に陥れるとは。

2016-06-25 23:29:14 | Weblog
 今日は月恒例のカラオケ集会の日で、いつもと趣向を変えて、車で1時間ばかりの北の会場に出向きました。やることは同じなのですが、河岸が代わるだけでも少し違った感じがあります。いつも使っているDAMではなくて、今日はJOYSOUNDでしたし。来月は暑気払いも兼ねての会の予定なので、これはこれでまた楽しみです。

 さて、イギリスのEU離脱の国民投票の件、どうも高齢者と若者の世代間対立になっているそうですね。奇しくもつい1年前の5月に、大阪の都構想を巡る住民投票でも若年世代と高齢世代で意見が正反対になり、世代間対立の様相を呈しておりましたが、こういうのは世界的な流れだったりするのでしょうか。ただ、イギリスと大阪の違いは、大阪の高齢者が変化を嫌い現状維持を強く望んだのに対し、イギリスはEU離脱という大変化を高齢者が求めた点です。この辺りは、EU発足時のイギリスの対応の次第や、それ以前のそれこそ大戦前後くらいの大陸とイギリスとの関係、はたまたひょっとしたら数百年単位でそんな歴史をさかのぼった上でないと理解できないような話があるのかもしれませんが、イギリスの年寄りにしたら、EUに対して相当忸怩たる思いを募らせていたのでしょうか? これに対して、国民投票のやり直しを呼びかける署名活動が始まったり、色々アグレッシブな反応が起きているようです。大阪が、都構想否決の後、あまりそれをひっくり返そうというような動きがなかったように感じられるのからしたら、イギリスの若者はよほど行動的に見えます。
 このイギリスのEU離脱は増え続ける難民受け入れを制限したい、という国民的動機からだそうで、移民に職を奪われかねない若者がそれを支持するのだとしたらそれはそれで理解できるのですが、そうではなさそうなのがどうも理解するのが難しいです。他所者の流入を、理性ではなく感情で拒絶している年寄りが多いということなのでしょうか。
 いずれにせよ、その決断で世界経済に大きな波紋を投げかけ、混乱が生じました。日本への影響も少なからず出ているそうとのことで、管官房長官が、「消費税を上げなくて正解だった」とおっしゃるのはあまりに後付けの我田引水ではないかと苦笑しましたが、もし安部首相が千里眼でも発揮して今日あるを予想していたのだとしたらこれはこれで驚きです。ともあれ、政治は結果が大事だそうですから、偶然であれなんであれ、うまくこの影響を抑えることができるのだとしたらそれはそれで喜ばしいことではないでしょうか。

コメント
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