今朝の最低気温は0.2℃。最高気温は6.6℃でした。今朝はかなりの冷え込みで、日中も、瞬間最大風速14.4mを記録する強風に煽られて時折雪が舞う寒い一日したが、21時現在、既に気温は氷点下を割り込み、最低気温を更新しています。明日朝の凍て付きは、今冬最も厳しいことになるでしょう。また、夜間も雪の予報が出ており、ひょっとしたら明日朝は白銀の世界を見ることになるかもしれません。とにかく暖かくして家にこもるのが吉の日曜日になりそうです。
さて、そんな日ではありましたが、今日は映画を観に行ってきました。対象は、「君の名は」です。まあ公開から半年近く遅れての鑑賞とは何を今更、という感もありましたが、何より驚きは夏の公開映画が冬休みを超えてまだロードショーを続けていることで、当初あまり観る気のなかった私も、そこまで見せ続けるには何かあるのだろうと、たまたま休日とTOHOシネマズの割引サービスデーが重なった今日、試しに観てみようと思い立ったのでした。
それにしても驚いたのは、上映スクリーンがTOHOシネマズ橿原で2番めに大きなところで、しかもそこそこお客さんが埋まっていたことです。私はてっきり小さい方のスクリーンで観客も下手したら貸切状態かも? などと考えていましたから、この状況には驚きました。もちろん普段1800円の所1100円で観られるというので入りやすい日ではありましたが、超ロングランのロードショーの映画がまだこんなに観客を集めるのか、と驚いた次第です。
さて、それでは映画の方はというと、一口に言えば「うーん・・・」という感じでした。映画を観ている最中ずっと思っていたのですが、この映画、一体何が面白いのだろう? という疑問が尽きませんでした。映像は非常に美しいですし、音楽もよくあっていましたし、演技も特には気になりません。お話自体もまあまあわかりやすい話ですし、そもそも男女入れ替わりなど平安末期のとりかえばや物語の時代よりいわば我が国お家芸の定番話で、それだけ安心して楽しめる安定の面白さが凝縮しています。色々とご都合主義的なところもお話なのだから当然と割り切れるものであり、主人公2人共入れ替わった時に何故カレンダーを見ようとしないのか? ラスト、ヒロインはどうやって父を説得したのか、とか幾つかかなり引っかかったところもありましたが、それはそれとして、流すというやり方もお話としては有りだ、とも思いました。ただ、どうしてもこれほどロングラン上映をして東宝に未曾有の収益をもたらすヒットを飛ばしているのかが、理解できなかったのです。ラストに当たり、ひょっとして、これ位のもので大動員できるほどの感動をよんだのだとしたら、現代人の「感動」とはまた随分安上がりになったものだ、と皮肉っぽく思ったりもしました。
ただ、映画と言うのを一旦忘れて、主題歌を始めその音楽全般を担当したRADWIMPSのプロモーション映像だと思って観ると、これはまた実によくできていたんではないか、と思いました。比較になるかどうかは判りませんが、これは、かつてディズニーがやった「ファンタジア」のごとく、物語のための映画ではなく、音楽のための映画だったんではなかろうか、と思ったのです。それでこの動員があり、感動を呼んだのだとしたら、それは何よりもRADWIMPSの紡いだ音の力であり、それを引き出すための映像を新海誠監督が組み上げたのではなかろうか? と思った次第です。
まあ個人的な戯言ですが、作品に沿って言えば、音楽と映像を見事に織りなした一本の美しい組紐が出来上がった、という感じでしょう。そういう意味では、ちょっと面白いものを観たな、という気がしましたし、もう少し早く観ておけばよかったかな、と陥穽も致しました。
さて、そんな日ではありましたが、今日は映画を観に行ってきました。対象は、「君の名は」です。まあ公開から半年近く遅れての鑑賞とは何を今更、という感もありましたが、何より驚きは夏の公開映画が冬休みを超えてまだロードショーを続けていることで、当初あまり観る気のなかった私も、そこまで見せ続けるには何かあるのだろうと、たまたま休日とTOHOシネマズの割引サービスデーが重なった今日、試しに観てみようと思い立ったのでした。
それにしても驚いたのは、上映スクリーンがTOHOシネマズ橿原で2番めに大きなところで、しかもそこそこお客さんが埋まっていたことです。私はてっきり小さい方のスクリーンで観客も下手したら貸切状態かも? などと考えていましたから、この状況には驚きました。もちろん普段1800円の所1100円で観られるというので入りやすい日ではありましたが、超ロングランのロードショーの映画がまだこんなに観客を集めるのか、と驚いた次第です。
さて、それでは映画の方はというと、一口に言えば「うーん・・・」という感じでした。映画を観ている最中ずっと思っていたのですが、この映画、一体何が面白いのだろう? という疑問が尽きませんでした。映像は非常に美しいですし、音楽もよくあっていましたし、演技も特には気になりません。お話自体もまあまあわかりやすい話ですし、そもそも男女入れ替わりなど平安末期のとりかえばや物語の時代よりいわば我が国お家芸の定番話で、それだけ安心して楽しめる安定の面白さが凝縮しています。色々とご都合主義的なところもお話なのだから当然と割り切れるものであり、主人公2人共入れ替わった時に何故カレンダーを見ようとしないのか? ラスト、ヒロインはどうやって父を説得したのか、とか幾つかかなり引っかかったところもありましたが、それはそれとして、流すというやり方もお話としては有りだ、とも思いました。ただ、どうしてもこれほどロングラン上映をして東宝に未曾有の収益をもたらすヒットを飛ばしているのかが、理解できなかったのです。ラストに当たり、ひょっとして、これ位のもので大動員できるほどの感動をよんだのだとしたら、現代人の「感動」とはまた随分安上がりになったものだ、と皮肉っぽく思ったりもしました。
ただ、映画と言うのを一旦忘れて、主題歌を始めその音楽全般を担当したRADWIMPSのプロモーション映像だと思って観ると、これはまた実によくできていたんではないか、と思いました。比較になるかどうかは判りませんが、これは、かつてディズニーがやった「ファンタジア」のごとく、物語のための映画ではなく、音楽のための映画だったんではなかろうか、と思ったのです。それでこの動員があり、感動を呼んだのだとしたら、それは何よりもRADWIMPSの紡いだ音の力であり、それを引き出すための映像を新海誠監督が組み上げたのではなかろうか? と思った次第です。
まあ個人的な戯言ですが、作品に沿って言えば、音楽と映像を見事に織りなした一本の美しい組紐が出来上がった、という感じでしょう。そういう意味では、ちょっと面白いものを観たな、という気がしましたし、もう少し早く観ておけばよかったかな、と陥穽も致しました。
